山形県・室町
Muromachi山形県 の室町時代(1336 – 1573)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
山形県鶴岡市の羽黒山参道に建つ室町時代初期の五重塔。高さ29メートル余、三間五層の杮葺・素木造で、塔として正規の手法をとる。広島の明王院五重塔と並ぶ室町時代の代表例として、昭和41年に国宝へ指定された。
山形県鶴岡市黒川に伝わる国指定重要文化財の能装束。明代中国の紋紗を狩衣に仕立て、印金の技法で雲上の天宮や日月星辰、飛鶴を金箔で表す。下座の大夫が「翁」を舞う貴重な一領で、地元では光狩衣と呼ばれ親しまれてきた。
白鷹町深山の観音寺観音堂は、深山観音と呼ばれる方三間・宝形造茅葺の仏堂。円柱や舟肘木に平安末期を思わせる古様、内部に禅宗様の虹梁を持つ室町後期の建築で、昭和28年(1953年)に国の重要文化財となった。
山形県鶴岡市水沢の水上八幡神社本殿。室町時代の三間社流造・茅葺の本殿で、流造の完成形式を忠実に伝える。向拝の蟇股や懸魚などの繊細な彫刻から京都の工人の作と推察され、庄内と京文化の関係を示す建物である。
山形県山形市山寺の立石寺三重小塔。奥の院山頂近くの華蔵院の岩屋に納まる高さ2.5メートルの木造三重塔で、相輪の銘から永正16年頃の造立とされる。各重に三手先斗栱を備え、禅宗様を交えた工芸的な小塔である。
山形県山形市山寺の立石寺中堂。貞観2年開山と伝わる天台宗の山寺の本堂で、正平年間の再建と伝える立石寺最古の遺構。5間四方の入母屋造で、密教寺院らしい暗い内陣に秘仏の薬師如来坐像と不滅の法灯を守っている。
山形県天童市山元の若松寺観音堂。縁結びの寺で最上三十三観音第一番札所の若松寺の観音堂で、室町時代後期の建立とされ、慶長16年に最上義光が大改修した。5間四方の入母屋造で、外陣を内陣より広く取る構成をもつ。
山形県鶴岡市の致道博物館が所蔵する色々威胴丸。徳川四天王筆頭・酒井忠次の所用と伝わる室町時代末の重要文化財で、兜・頬当・大袖・籠手をそなえた一具。紫・紅・白の縅糸、阿古陀形の筋兜、銀象嵌で鼻髭を施した頬当が見どころとなる。
山形県米沢市の上杉神社に伝わる色々威腹巻〈兜・壺袖付〉。胴を背面で引き合わせる室町期の鎧で、三色以上の絹紐で小札を綴じ、兜の前立に飯綱権現を頂く。伝上杉謙信所用、昭和34年指定の重要文化財で、稽照殿に収まる。
山形県米沢市の上杉神社に伝わる、長さ約41.5センチの両刃の剣。表に七曜星と梵字、裏にも梵字を金銀で象嵌した室町時代の作で、伝・上杉謙信の禡祭剣とされる。数少ない七星剣の一つで、重要文化財。稽照殿で時期を限り公開される。
上杉神社が所有する絹本著色阿弥陀三尊像は、至大二年(一三〇九)銘をもつ高麗仏画の三幅。各尊が両脇侍を従える珍しい構成で重要文化財に指定されたが、一九八七年に盗難に遭い現在も所在不明である。米沢の見どころと併せて紹介する。