山口県・昭和
Shōwa山口県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
山口県宇部市の渡辺翁記念会館は、実業家渡辺祐策を顕彰し関係七社が建てた重要文化財。村野藤吾の設計で、曲面を描く正面、坑夫を刻んだレリーフ、飛行機型の平面、大理石のロビーで知られる昭和12年竣工の音楽堂です。
JR西岩国駅駅舎は山口県岩国市錦見にある昭和4年(1929年)の木造駅舎で、登録有形文化財。岩徳線開業時の岩国駅として建てられ、玄関車寄せの5連のアーチで錦帯橋を表し、モルタル塗の外壁に半円アーチの上下窓が整然と並ぶ。
下関市水道局内日第2貯水池溢水隧道入口は昭和4年(1929年)の石造アーチの坑口。御影石の切石で馬蹄形アーチを組み、上に「清波」の石額をはめる。貯水池の堰堤を守る放流路としての役割と見どころ、増水時の注意を紹介します。
下関市水道局内日第二貯水池取水塔は昭和4年(1929年)の鉄筋コンクリート造の取水塔。ドーム形の屋根と歩廊の高欄が特徴で、煉瓦の第一取水塔と好対照をなす。資料によって異なる高さの数値と、隣の溢水隧道入口とあわせた見方を紹介します。
下関市水道局水道資料室は昭和4年(1929年)の旧日和山浄水場事務所。窓廻りの曲線模様と庇下の幾何学文様が特徴で、バルトンの功績や水道の歩みを展示する。見学は上下水道局への事前申し込み制で、窓口と行き方も紹介します。
宇部市船木の曹洞宗瑞松庵の表門。間口3.1メートルの一間楼門を茅で葺き、下層は角柱、上層は円柱として縁に禅宗様高欄をめぐらす。昭和12年に蔵重久兵衛を施主として上棟し、令和3年に登録有形文化財となった。
遠石八幡宮祭器庫は、拝殿の右奥に建つ建築面積17平方メートルの収蔵庫です。外側を向いた面は透塀に合わせた連子窓形の板壁とし、境内の輪郭を途切れさせない工夫があります。平成25年に登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮神饌所は、拝殿の左奥に建つ建築面積17平方メートルの建物で、神前に供える米や酒などの食物を調える場です。右奥に建つ祭器庫とまったく同じ姿につくられ、平成25年に国の登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮神門及び袖塀は、拝殿の正面に構える間口4.2メートルの四脚門と、総延長12メートルの袖塀です。屋根はもと檜皮葺で、本柱の上には笈形が付きます。平成25年に1棟として登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮透塀は、拝殿の翼廊の両端から本殿の背後までを囲う総延長58メートルの塀です。連子子は横長六角形の断面をもち、見る角度によって隙間の見え方が変わります。平成25年に登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮手水舎は、神門の手前の参道左手に建つ面積3.1平方メートルの小さな建物です。四脚門と同じ柱配置をとり、花崗岩の水盤には龍をかたどった吐水口を備えます。平成25年に登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮拝殿は山口県周南市に建つ昭和15年の楼拝殿で、入母屋造で3間3戸の楼門に、切妻造の翼廊が左右から取り付きます。床は擬石敷。角南隆が工事設計の顧問を務めた建物で、平成25年に登録有形文化財となりました。
遠石八幡宮幣殿は、本殿と拝殿を直接つないでいる昭和15年の社殿です。床は奥が板張、手前が擬石敷で、その境に2段の木階を置きます。側面の半蔀上戸には磨ガラスが入り、平成25年に登録有形文化財となりました。
山口県周南市の遠石八幡宮本殿は、昭和11年の火災の後、内務省技師の角南隆を顧問として昭和15年に再建された三間社流造の社殿です。庇の側面を囲い、妻飾に虹梁大瓶束と笈形を組みます。平成25年に登録有形文化財となりました。
山口県周防大島町の長尾八幡宮御幸橋は、境内中央の池に架かる昭和12年(1937年)の太鼓橋。防火用貯水池の建設の一環で架けられ、緩やかに反る鉄筋コンクリートの床版に、木瓜状の石板をはめた石の高欄を組む。
山口県宇部市車地の永山本家酒造場事務所(旧二俣瀬村役場庁舎)。昭和天皇の御大典を記念して昭和3年に建てられた木造2階建の洋風庁舎で、1階を役場、2階を議事堂とする形式を残す。現在は純米酒「貴」の蔵元の事務所として使われる。
山口県下関市の日清講和記念館。明治28年の日清講和会議と下関条約を伝えるため、会議の舞台となった春帆楼の隣に昭和12年に開館した帝冠様式の鉄筋コンクリート建築。戦災を免れ、会議で使われた椅子などを展示する。
日本基督教団下関丸山教会の会堂は、山口県下関市丸山町の関門海峡を望む高台に建つ昭和13年築の木造の教会堂で、平成16年に登録有形文化財となった。塔屋を付けた白壁と赤瓦のスパニッシュスタイルの外観をもつ。
山口県下関市阿弥陀寺町の藤原義江記念館(旧リンガー邸)。昭和11年に瓜生商会の支配人子息マイケル・リンガーのため建てられた鉄筋コンクリート造の住宅で、装飾を排した白い外観が特徴。オペラ歌手藤原義江の記念館として予約制で公開。
防府天満宮本殿・幣殿・拝殿は山口県防府市松崎町にある昭和33年(1958年)の複合社殿で、登録有形文化財。入母屋造の本殿と拝殿を両下造の幣殿でつなぎ、組高欄付きの縁を廻らす、繊細優美な近代社殿建築の好例。