全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
栃木県下野市にある下野国分寺跡は、聖武天皇が天平13年(741年)の詔によって建立した国営寺院の遺跡。東大寺式伽藍配置をとり、推定60メートルを超える七重塔の基壇や金堂跡が残る。1921年に国の史跡に指定された。
栃木県下野市に広がる国指定史跡・下野薬師寺跡は、奈良時代に東大寺・筑紫観世音寺と並ぶ日本三戒壇の一つとして東国仏教の中心を担った古代寺院跡です。復元回廊や歴史館、道鏡ゆかりの史跡など見どころをご紹介します。
栃木県那珂川町に残る奈良から平安時代の郡衙跡。1940年に出土した銅印が、長く「梅曽廃寺跡」と呼ばれた畑の正体を覆した。30棟超の建物跡を四区画に整然と配置した古代那須郡の役所遺構で、昭和51年に国の史跡に指定。
栃木県日光市の山腹に二社一寺が建つ日光山内は、1998年に国の史跡に指定され、翌年「日光の社寺」として世界遺産に登録された。勝道上人が766年に開いた境内には、国宝9棟をふくむ103棟の建造物が点在する。
日光東照宮への参道として植えられた杉並木。松平正綱が20余年かけて植樹し、慶安元年(1648)に寄進した。特別史跡と特別天然記念物の二重指定は全国で唯一で、世界一長い並木道としてギネスにも認定されている。
宇都宮市の姿川右岸の段丘にある縄文時代前期の集落跡。中央の広場に339基の墓壙が並び、これを竪穴住居や全長23メートルの大型建物が環状に囲む。墓から玦状耳飾や玉類が出土し、葬送と儀礼の場だったと考えられている。
奈良県天理市の山裾に広がる「大和古墳群」は、ヤマト王権の黎明期、3世紀後半から4世紀前半に築かれた24基の古墳群です。なかでもノムギ古墳・中山大塚古墳・下池山古墳の3基は、平成26年(2014年)に国の史跡に指定されました。前方後円墳と前方後方墳が混在する特異な構成、特殊器台や大型仿製内行花文鏡など貴重な出土品、そして山の辺の道沿いののどかな景観――古代日本の国家形成の現場を、いまも感じることができる場所です。
奈良県・大峯山系の弥山と八経ヶ岳の鞍部に広がるオオヤマレンゲ自生地は、1928年に国の天然記念物に指定されました。標高約1,800mの原生林の中で、6月下旬から7月中旬の梅雨に芳しい白花を咲かせ、「天女花」とも呼ばれる日本固有亜種の貴重な群落です。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とも重なる神秘的な山岳ルートで、修験道の歴史と稀有の植物相に出会える聖地です。
奈良市の春日大社本殿東側、御蓋山中腹に広がる約9.3ヘクタールのナギ純林。大正12年(1923年)に国の天然記念物に指定された。千年以上前に神木として植えられたナギが、アレロパシーと鹿の食害忌避によって稀有な純林を形成している。
奈良盆地中央に広がる弥生時代の大規模環濠集落跡。1937年の唐古池発掘で木製農耕具や土器が出土し、弥生研究の原点となった。1994年には絵画土器をもとに高さ12.5mの楼閣が復元され、史跡公園のシンボルとなっている。
奈良県明日香村川原にある国指定史跡。天智天皇が母斉明天皇の菩提を弔うため建てたと伝わる飛鳥四大寺の一つで、一塔二金堂式の独特な伽藍配置と28個の大理石礎石が遺る。日本初の写経の地としても『日本書紀』に登場する古代の大寺院跡。
奈良県明日香村に位置するキトラ古墳は、七世紀末から八世紀初頭に築造された二段築成の円墳である。漆喰を塗った石室には四神図・獣頭人身十二支像と東アジア最古の精密な天文図が描かれ、平成十二年に特別史跡、令和元年に壁画が国宝に指定された。
奈良県山添村の山あいに、唐招提寺金堂に匹敵する金堂跡をはじめ、精巧に加工された奈良時代の礎石が民家や畑のあいだに点在する。寺名を記す文献はなく、平城宮系の瓦が都との結びつきを示す国指定史跡。見学は自由で料金もかからない。
飛鳥の真弓丘に築かれた終末期の八角墳。一石を刳り抜いた二室の石槨をもち、斉明天皇と間人皇女の合葬陵とする説が有力とされる。隣には孫の大田皇女の墓とみられる越塚御門古墳。白くよみがえった墳丘が令和四年に公開された。
奈良県大和郡山市の郡山城跡は、令和4年に国史跡に指定された近世城郭。豊臣秀長が畿内統治の拠点として整備し、本丸の石垣には逆さ地蔵や羅城門礎石などの転用石が積まれる。発掘で礎石が確認された天守台や復元された櫓・極楽橋が見どころ。
奈良県御所市の巨勢山丘陵に約700基が分布する、我が国最大規模の群集墳。5世紀中葉から6世紀後葉に築かれ、大半は小ぶりな円墳だが前方後円墳も含む。葛城氏の末裔が営んだと考えられ、副葬品は紀ノ川流域や朝鮮半島とのつながりを示す。
奈良県斑鳩町、法隆寺の西350メートルに位置する6世紀後半の円墳。直径約50メートル、未盗掘の朱塗り家形石棺と二体の被葬者、金銅製冠・履・鞍金具などの国宝級副葬品が確認された、東アジア考古学史上屈指の発見。国指定史跡。
奈良県橿原市にある国指定史跡「藤原京跡 朱雀大路跡 左京七条一・二坊跡 右京七条一坊跡」は、694年から710年まで営まれた日本初の本格的都城・藤原京の南半分を伝える重要遺跡です。藤原宮の南正門から延びる幅約21メートルの朱雀大路と、宮の運営を支えた官衙群が密集する坊跡を一体的に保護。中国都城制の導入を物語る貴重な史跡として、四季の花や大和三山の眺望とともに訪れる人を迎えています。
奈良市北部に広がる約120ヘクタールの平城宮跡は、和銅3年(710)から延暦3年(784)まで日本の都・平城京の中枢として機能した宮城跡です。昭和27年に特別史跡に指定され、平成10年には「古都奈良の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されました。第一次大極殿、朱雀門、大極門、東院庭園など、長年の発掘調査と研究に基づいて復原された壮麗な建築群が、奈良時代の宮都の姿を今に伝えています。
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産であり、特別名勝に指定された平城宮東院庭園。1967年に発見され1998年に復原された、日本庭園の原型ともいえる奈良時代の優美な池泉式庭園を、歴史的背景・見どころ・訪問情報とともにご紹介します。入園無料。