全国の登録有形文化財
全国の登録有形文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
湯浅物産館は鎌倉市雪ノ下の若宮大路に東面して建つ昭和11年(1936年)の看板建築で、国登録有形文化財。スクラッチタイル張りの正面に額縁飾り付きの6連の半円アーチ窓を並べ、通りの景観に彩りを添えている。
横浜市保土ケ谷区の横浜国立大学名教自然碑は、横浜高等工業学校初代校長・鈴木達治を顕彰する昭和12年建立の石碑である。設計は中村順平、高さ6.6mの寒水石製方尖柱で、裏面には徳富蘇峰の撰文が原三渓の楷書で刻まれる。
明治30年、横浜は揚水をやめるため取水地点を道志川上流の青山へ移した。高さ4.6メートルの玉石詰鉄柵造取入堤と英国グラスゴー製の導水鉄管2条から成る旧青山取水口は、平成10年に国の登録有形文化財となった稼働施設内の遺構である。
道志川右岸に築かれた一辺34.2メートルのコンクリート造沈殿池。第1回拡張工事の遺構として川井・野毛山の両浄水場へ送水し、国土の歴史的景観に寄与するとして平成10年に国の登録有形文化財となった。第2回拡張時に規模は約半分へ縮小されている。
横浜市保土ケ谷区の横浜市西谷浄水場配水池配水井上屋は、大正4年の横浜水道第2回拡張工事で建てられた煉瓦造の小建築である。配水池を挟んで浄水井上屋と同型同規模で対をなす。令和8年7月27日から一般公開が始まった。
龍口寺鐘楼は藤沢市片瀬の龍口寺境内に建つ明治14年建築の鐘楼で、昭和44年に移築され、令和3年に登録有形文化財となった。内転びの丸柱と三斗詰組、格天井を備え、梵鐘「延寿の鐘」は拝観時間内なら誰でも撞ける。
龍口寺大書院は藤沢市片瀬の龍口寺南東に建つ木造2階建の書院で、文化庁の記録では昭和7年建築、令和3年に登録有形文化財となった。寺は松代の蚕糸御殿を昭和10年に移したと伝え、屋根を重ねた外観と折上格天井の大広間をもつ。
龍口寺手水舎は藤沢市片瀬の龍口寺参道に建つ慶応3年建築の手水舎で、令和3年に登録有形文化財となった。1間四方に起りの切妻屋根を架け、出組詰組の組物、木鼻の波に亀、妻の丸彫り雲龍など幕末の技巧が細部に詰まっている。
龍口寺妙見堂は藤沢市片瀬の龍口寺参道西側に東面して建つ享保5年建築の仏堂で、令和3年に登録有形文化財となった。入母屋造妻入に向拝を付け、格天井の堂内奥に妙見菩薩像を祀る。寺は像を「光の松」の材で造ったと伝える。
石場旅館は青森県弘前市元寺町にある明治12年(1879年)の旅館で、登録有形文化財。入母屋造・鉄板葺の2棟を雁行させ、南の棟に玄関やフロント、北奥の棟に広間や客室を設ける。屋号をあしらったガラスや欄干が老舗旅館の風情を醸す。
青森市浪岡の旧増川営林署庁舎(展示館しょうわ)は、昭和12年に外ヶ浜町へ建てられた木造の洋風庁舎である。妻壁の半円アーチ窓をスクラッチタイルで縁取る。平成20年に現在地へ移築され、いまは喫茶と昭和家電の展示館として公開されている。
青森県黒石市甲大工町の九戸家住宅主屋は、黒石陣屋の侍町に残る江戸後期の茅葺住宅である。桁行六間・梁間五間の寄棟造で、古い形式の床構えを残す。津軽承捷の生家とされ、いまも人が住む非公開の個人住宅である。
更上閣主屋は青森県八戸市本徒士町に建つ明治30年築の近代和風住宅。二軒半繁垂木や蟇股など社寺建築の技法を玄関棟に用い、大正8年増築の座敷棟は二階小壁の連続窓で採光を確保する。平成15年に国の登録有形文化財となった。
更上閣門は青森県八戸市本徒士町の更上閣敷地東南部に建つ大正8年頃の石造門。間口2.7メートル、左右に袖塀を伸ばし、頂部笠木の先端に反りをつけて鳥居のような輪郭を見せる。平成15年に国の登録有形文化財となった。
青森県平川市金屋中松元の駒井正篤家住宅土蔵は、大正5年に建てられた土蔵造二階建で、平成17年に国の登録有形文化財となった。腰の亀甲模様と二階窓の唐草鏝絵が見どころ。金屋には農家の蔵が群立する。非公開で見学は要申込み。
青森県三戸郡三戸町の佐滝土蔵は大正元年竣工の土蔵造二階建で、墨書により建築年が確定している。大工は地元の者、左官は盛岡から招かれ、黒漆喰と白漆喰となまこ壁を塗り分けた壁面が残る。平成十二年に登録有形文化財となった。
青森県三戸郡三戸町の佐滝文庫蔵は明治二十六年三月竣工の土蔵造二階建で、佐藤家の敷地に残る最古の建物である。黒漆喰塗の小規模な蔵だが、軒廻りと蛇腹付きの観音扉に高い左官技術が認められる。平成十二年登録。
青森県三戸郡三戸町の佐滝別邸は大正十四年竣工、弘前の堀江組が設計施工した和洋折衷住宅である。三階八角の望楼を戴き、建具や壁紙、調度品、照明類まで建築当初の内装が一式で残る点に価値がある。平成十二年登録。
青森県三戸郡三戸町の佐滝本店は、大正十二年の三戸大火で店舗を失った雑貨商が耐火建築として建てた鉄筋コンクリート造二階建である。弘前の堀江組が設計施工し、青森県で最初に登録された有形文化財となった。登録は平成九年。
青森県三戸郡三戸町の佐滝門及び塀は、佐滝別邸の玄関が面する裏通りに建つ鉄筋コンクリート造の外構である。洗い出し仕上げで八角に近い門柱と、延長三十五メートルの塀が、別邸洋館の意匠と呼応している。平成十二年登録。