塩田家住宅南土蔵とは

塩田家住宅南土蔵は、香川県小豆郡小豆島町苗羽の塩田家住宅にある昭和初期の土蔵造2階建の蔵で、平成14年(2002年)に登録有形文化財に登録された。

馬木川が折れ曲がる地点に位置し、西面は川の石積護岸の上に直接建つ。棟を南北に通した切妻造本瓦葺の土蔵で、建築面積は20平方メートル。塩田家住宅の登録5件のうちで最も小さい。

北の妻面には下屋を差し掛けて蔵前を設けている。塩田家住宅南土蔵の北には坪庭を隔てて東離屋が並び、川沿いの屋敷の外周をこの2棟が受け持っている。

登録の理由と価値

塩田家住宅南土蔵の登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。川の屈曲部で護岸の石積から壁が立ち上がる姿は、水辺と屋敷の境を建物そのものがつくっている例で、馬木川沿いの景観の要になっている。

小さな蔵でありながら、外装に手をかけている点も評価の背景にある。文化庁の解説は、土台・腰・壁の仕上げを変え、境目に瓦を入れて変化をもたせた外観だと記している。

塩田家住宅南土蔵の見どころ

塩田家住宅南土蔵の足もとを見ると、花崗岩の土台が隣の塀の土台より厚くつくられている。川べりに建つ蔵の重さと水気に備えた造りとみることができ、塀との厚みの差は並べて見るとよくわかる。

土台の上は高い腰板張で、その上が漆喰壁になる。板張りと漆喰の境目には水切瓦が差し込まれ、壁を伝う雨水を外へはじく。土台の石、腰の板、水切の瓦、白い漆喰と、下から上へ材料が4段に切り替わる構成が、20平方メートルの小さな蔵に表情を与えている。

西面は護岸の石積と壁がほぼ一続きに見える。川側から眺めると、石積の上に蔵の壁が乗る様子と、川の屈曲に沿った建ち方がとらえやすい。

塩田家住宅南土蔵の見学方法

塩田家住宅南土蔵は馬木川の屈曲部にあり、川側に面した西面は敷地の外周の一部になっている。敷地の中に入るのはヤマサン醤油の予約制の蔵見学に参加する場合に限られ、蔵の内部が案内に含まれるかは町の案内に記載がない。

町の案内は見学先に「土蔵」を挙げている。それが{N}を含むかどうかを予約の際に確かめ、撮影の可否も案内の場で尋ねてほしい。

Q&A

Q塩田家住宅南土蔵はどのような建物ですか?
A塩田家住宅南土蔵は、塩田家住宅の馬木川沿いに建つ昭和初期の土蔵造2階建の蔵で、切妻造、本瓦葺、建築面積は20平方メートルです。
Q塩田家住宅南土蔵はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A塩田家住宅南土蔵は平成14年(2002年)6月25日に登録有形文化財に登録されました。
Q塩田家住宅南土蔵はどこに建っていますか?
A塩田家住宅南土蔵は馬木川の屈曲部に位置し、西面は川の石積護岸の上に建っています。北には坪庭を隔てて東離屋があります。
Q塩田家住宅南土蔵の外観の特徴は何ですか?
A塩田家住宅南土蔵は花崗岩の厚い土台、高い腰板張、漆喰壁を重ね、板張りと漆喰の境に水切瓦を入れています。北妻面には下屋を差し掛けて蔵前としています。
Q塩田家住宅南土蔵は見学できますか?
A塩田家住宅南土蔵の敷地内の見学はヤマサン醤油の予約制の蔵見学によります。この蔵が案内に含まれるかは予約時に確認してください。

基本情報

名称塩田家住宅南土蔵
所在地香川県小豆郡小豆島町苗羽字石井甲140-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成14年(2002年)登録
員数1棟
寸法建築面積20㎡(土蔵造2階建)
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況敷地内は予約制の蔵見学で案内

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)塩田家住宅南土蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00002828
文化遺産オンライン 塩田家住宅南土蔵
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/138598
小豆島町「ヤマサン醤油株式会社」
https://www.town.shodoshima.lg.jp/kanko/miru/sangyo/yamasan.html

最終更新日: 2026.09.24