京都府の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 京都府京都府に所在する重要文化財。
京都府亀岡市に鎮座する出雲大神宮は、丹波国一宮として格式高い歴史を持ち、「元出雲」の別称で知られる古社です。足利尊氏が貞和元年(1345年)に修造したと伝わる本殿は、三間社流造・檜皮葺の中世神社建築の傑作として国の重要文化財に指定されています。縁結びの神・大国主命を祀り、神体山・御蔭山の霊水「真名井の水」や磐座など、見どころが豊富です。
京都府綾部市下原町に鎮座する齋神社本殿は、室町時代中期に建立された一間社流造・板葺の社殿です。2024年8月に国の重要文化財に指定され、禅宗様の要素を取り入れた独特の建築様式や、麻呂子親王伝説にまつわる歴史が注目されています。
京都府八幡市の男山に鎮座する石清水八幡宮は、日本三大八幡宮のひとつであり、860年の創建以来、皇室と国家の守護神として崇敬を集めてきました。2016年に国宝に指定された本社10棟は、現存最古・最大規模の八幡造建築として極めて高い価値を持ちます。極彩色の彫刻装飾、織田信長寄進の黄金の雨樋、日本三大勅祭・石清水祭など、見どころが満載の古社です。
京都府八幡市、男山の麓に立つ石清水八幡宮五輪塔は高さ6.08メートルで、中世の五輪塔としては日本最大。銘がなく由来は不詳だが、海難を逃れた商人が建てたとする航海記念塔の伝説など複数の言い伝えが残る、鎌倉後期の重要文化財。
鎌倉時代後期の弘安9年(1286年)、西大寺の叡尊律師が宇治橋の再興とあわせて造立した塔高約15.2mの石造十三重塔。宇治川の中州・塔の島に立ち、現存する近世以前の石塔として日本最大を誇る。昭和28年重要文化財指定。
京都府宇治市の世界遺産・宇治上神社の境内に鎮座する摂社春日神社本殿は、鎌倉時代後期に建立された重要文化財の一間社流造建築。日本最古の神社建築である国宝本殿とともに訪れたい、宇治の隠れた名建築をご紹介します。
重要文化財・宇治神社本殿は三間社流造、檜皮葺の一棟。文化庁データベースは鎌倉後期とするが、同社は鎌倉初期と説明する。明治16年まで宇治上神社と一体の下社であり、みかえり兎の故事と木造菟道稚郎子命坐像で知られる。
京都市下京区の梅小路機関車庫は、大正3年に竣工した扇形の機関車庫である。転車台を中心に20線の引込線が放射状に延びる。現存最古の鉄筋コンクリート造機関車庫として、平成16年(2004年)に国の重要文化財に指定された。
京都府亀岡市旭町の梅田神社本殿は、棟札に建武5年の造営と長禄3年の再構を伝える一間社流造の社殿である。室町時代前期の村の社として貴重で、昭和16年に国の重要文化財に指定された。棟札11枚も附として指定に含まれる。
京都市上京区の裏千家住宅は、一畳台目の今日庵、四畳半の又隠、八畳の寒雲亭などからなる数寄屋造の茶匠住宅。天明の大火ののちに再建され、昭和51年に廊下や縁で連なる全体が一棟として重要文化財に指定された。
京都市東山区、泉涌寺の別院である雲竜院の本堂は正保三年(一六四六)頃の建立で、昭和四十一年に重要文化財に指定された。禅宗の方丈に似た平面と竹釘打ちのこけら葺屋根を持ち、現在も写経道場として使われている。
京都市下京区、西本願寺の門前に建つ藪内家の燕庵は天保二年(一八三一)頃の茶室で、昭和五十一年に重要文化財に指定された。元治の兵火で本歌を失い、掟に従って写しが移築されている。相伴席を備える織部好みの遺例。
京都府京丹後市峰山町の縁城寺、本堂の正面に立つ宝篋印塔は正平六年(一三五一)の造立とされ、昭和三十年に重要文化財に指定された。南朝の年号と仏子行秀の名を刻み、切石積の基壇に三段の座を重ねた大ぶりの姿を残す。
京都府亀岡市本梅町の延福寺にある花崗岩製の石造十三重塔は延文三年(一三五八)の刻銘を持ち、昭和三十二年に重要文化財に指定された。丹波で中世まで遡る唯一の十三重石塔とされ、初重には四方仏が半肉彫される。
京都市左京区大原、三千院の有清園に建つ往生極楽院阿弥陀堂は久安四年(一一四八)の年代を持ち、明治三十年に重要文化財として指定された。国宝の阿弥陀三尊を納めるため天井を舟底型に折り上げた平安後期の仏堂である。
京都市北区の大徳寺塔頭・黄梅院本堂は、桁行19.1メートル、入母屋造本瓦葺の方丈建築で、大正11年に重要文化財に指定された。雲谷等顔筆の障壁画四十四面と前庭の破頭庭を伝え、春秋の特別公開時のみ拝観できる。
京都府南丹市園部町大河内の大山祗神社本殿は、応永26年(1419年)建立の一間社流造・こけら葺。屋根の細部手法が残り、造営に用いた形板12枚も附として指定されている。愛媛県今治市の同名社とは別の旧村社である。
旧岡花家住宅は江戸中期の茅葺民家。船井郡瑞穂町質志から綾部市の大本梅松苑へ移築復原され、妻入縦割り型の摂丹型民家として現存最古の遺構とされる。現在は木の花庵と名を改め、大本の神苑内で茶席に使われている。
京都・嵯峨野の清凉寺裏手にある覚勝院墓地に佇む、室町時代前期の花崗岩製宝篋印塔。塔身四面に円形の窪みを彫り、蓮華座上の四方仏を半肉彫りで表現した珍しい技法が見どころ。昭和35年に国の重要文化財に指定された、中世石造美術の傑作です。
京都・山科の勧修寺書院は、宮中の旧殿を江戸時代に移したと伝わる重要文化財。上段の間の違い棚「勧修寺棚」や極彩色の障壁画で知られる。内部は非公開ながら、氷室池を中心とした庭園からその端正な外観を望める。