京都府の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 京都府京都府に所在する重要文化財。
京都・当尾の岩船寺に立つ花崗岩の五輪塔。鎌倉後期の作で、無銘ながら地輪下の返花座に南山城から大和に通じる大和式の特徴を示す。もと北谷墓地にあり昭和十二年頃に境内へ移された重要文化財で、東大寺別当・平智僧都の墓と伝わる。
京都府木津川市の岩船寺にたつ重要文化財の三重塔。寺伝は九世紀建立を語るが、解体修理で見つかった嘉吉二年(1442年)の銘により室町中期の再建と判明した。各層の隅木を天邪鬼が受ける珍しい塔で、斜面の小道から上からも眺められる。
京都府木津川市の岩船寺、阿字池のほとりに立つ花崗岩造の十三重石塔。寺伝では正和三年(1314年)に妙空僧正が建立したと伝わる重要文化財で、高さは約5.5メートル。初重の四面には金剛界四仏の梵字が薬研彫りで刻まれている。
京都府木津川市・当尾の里に佇む岩船寺石室は、応長2年(1312年)造立の重要文化財。花崗岩の石室に薄肉彫りの不動明王立像を安置する貴重な石造仏龕の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
京都府京丹波町下粟野に建つ観音堂は、桁行・梁間ともに五間の寄棟造・茅葺の仏堂で、地元の下粟野区が守り伝えてきた。棟札などの記録から天文8年(1539年)以前の建立と判明し、地方的特色が認められて平成7年に国の重要文化財に指定された。
京都・西本願寺の門前に佇む本願寺伝道院は、建築家・伊東忠太が設計した明治45年竣工の煉瓦造建築。イスラム風ドーム、英国風レンガ壁、日本建築の意匠が融合した国指定重要文化財の魅力と見どころ、見学方法を紹介します。
京都・東寺の東大門は、約700年にわたり閉じられたままの門である。建武3年(1336年)、新田義貞に攻められた足利尊氏がこの門を閉ざして難を逃れた故事から「不開門」と呼ばれる。慶長10年(1605年)桃山再建の重要文化財。
九条通に面する東寺で最も大きな門。慶長6年(1601年)に三十三間堂の西大門として豊臣秀頼が建て、明治28年に解体移築された三間一戸八脚門で、蟇股の鳥獣彫刻に桃山建築の特色がうかがえる重要文化財である。
京都・東寺の講堂の北東に建つ宝蔵は、校倉造で三間四方の倉である。解体調査によって平安後期にさかのぼると確認され、五重塔や金堂よりも古い、境内で現存最古の建築とわかった。国宝・東寺百合文書もこの倉に伝来した。
京都府京丹後市丹後町、丹後半島最北端の断崖に立つ白亜の石造灯台「経ケ岬灯台」。明治31年(1898)に初点灯し、国内に5基のみの第一等フレネルレンズと日本初導入の水銀槽式回転装置が今もなお現役で稼働しています。令和4年に国の重要文化財に指定。山陰海岸ジオパークの柱状節理や袖志の棚田と合わせて、丹後半島観光のハイライトとして紹介します。
大正10年竣工、逓信省技師・岩元禄が設計した京都市内3番目の電話分局。ドイツ表現主義と同質の独創的な外観意匠を持ち、29歳で夭折した天才建築家の唯一の現存作品として重要文化財に指定されています。現在は西陣産業創造會館として活用されています。
京都市中京区に佇む京都ハリストス正教会生神女福音聖堂は、1903年に完成した日本最古の本格的木造正教会聖堂です。松室重光がロシア宗務局の設計図譜をもとに実施設計したロシア・ビザンティン様式の建築で、堂内には帝政ロシア後期にモスクワで制作された30枚のイコンを擁する壮麗な聖障(イコノスタス)が残されています。2022年に国の重要文化財に指定されました。
京都御所の西に建つ京都府庁旧本館は、明治37年(1904年)竣工の煉瓦造洋風建築。京都府技師松室重光が設計し、創建時の姿を残す現役の官公庁建築として国内最古とされる。中庭には祇園しだれ桜や容保桜が咲く。
京都・妙心寺で最古の塔頭、玉鳳院に建つ開山堂「微笑庵」。開山の関山慧玄を祀り、室町中期に建ち天文六年に東福寺から移築された、山内現存最古の禅宗様三間堂。明治三十四年指定の重要文化財で、通常は非公開、特別公開時のみ拝観できる。
京都・妙心寺の塔頭で最も古い玉鳳院には、開山堂「微笑庵」の前に建つ檜皮葺の小門がある。寺伝では応永16年(1409年)に後小松天皇の御所から移したとされ、室町前期にさかのぼる唐門として明治40年に重要文化財へ指定された。
京都・大徳寺の塔頭・玉林院の本堂は、元和7年(1621年)建立の重要文化財建築です。御所出入りの名医・曲直瀬正琳が開創し、八間取りの堂々たる方丈型本堂と狩野探幽一派の襖絵が高く評価されています。
京都・東山に佇む高台寺霊屋は、慶長10年(1605年)に建立された重要文化財建造物です。豊臣秀吉と正室・北政所(ねね)を祀る霊廟には、桃山美術の最高峰「高台寺蒔絵」が施され、黒漆と金蒔絵の荘厳な美が訪れる人を魅了します。
京都・妙心寺の塔頭、衡梅院本堂は慶長9年(1604年)建立の重要文化財。禅宗方丈形式の美しい建築と枯山水庭園「四河一源の庭」を有し、妙心寺中興の祖・雪江宗深の遺徳を今に伝えます。
京都府木津川市にある相樂神社本殿は、室町時代初期に建てられた三間社流造の重要文化財です。精緻な蟇股や和様・唐様・大仏様を融合した建築美、そして中世の宮座祭祀が今も息づく古社の魅力をご紹介します。
京都府久御山町に鎮座する式内社・雙栗神社の本殿は、室町時代末期の明応3年(1494)に建立されたと考えられる三間社流造・檜皮葺の社殿で、国指定重要文化財。「花と鳥」「紅葉と鹿」の蟇股や「栗鼠と葡萄」の脇障子彫刻、修復で蘇った極彩色など、室町期神社建築の粋を今に伝えます。