京都府の国 宝
National Treasures of 京都府京都府に所在する国宝。
京都・仁和寺に所蔵される国宝「医心方」(第一・第五・第七・第九・第十残巻)の歴史と魅力を紹介。984年に丹波康頼が編纂した日本最古の医学全書の価値、見どころ、拝観情報を詳しく解説します。
井戸茶碗〈銘喜左衛門〉は、京都の大徳寺孤篷庵が所有する朝鮮時代の井戸茶碗で、昭和26年に国宝に指定された。桃山時代以来尊重された大井戸茶碗の代表作で、荘重な形姿とカイラギの釉景色が見事である。
京都・陽明文庫に所蔵される国宝「歌合〈巻第六(十巻本)〉」は、藤原頼通が企画した日本最古の歌合集成の一巻です。平安時代中期の名筆による仮名書道の美と、約170年間に催された46度の歌合の記録を伝えるこの至宝の魅力、国宝指定の理由、見学方法、周辺の観光情報を詳しくご紹介します。
横被は、京都の東寺(教王護国寺)が所有し京都国立博物館が保管する唐代の横被で、昭和28年に国宝に指定された。空海が師の恵果から伝領したとされ、唐代の染織の様相を伝える貴重な資料である。
京都の陽明文庫が伝える国宝の手鑑。江戸時代の近衛家熙が大ぶりの台紙の二帖に古筆三百七葉を集めた。巻頭の大聖武に始まり、三筆の嵯峨天皇、後鳥羽院、仮名の規範とされる高野切まで、奈良から室町の名筆をたどれる。
世界遺産・仁和寺に所蔵される国宝「御室相承記」は、宇多法皇から道法法親王まで歴代門跡の仏事や事績を記録した鎌倉時代の貴重な六巻の巻物です。皇室と密教の深い結びつきを今に伝える文化財の魅力と見どころをご紹介します。
海賦蒔絵袈裟箱は、京都の東寺(教王護国寺)が所有する平安時代の蒔絵の箱で、昭和28年に国宝に指定された。空海将来と伝える犍陀穀糸袈裟を納めていた箱で、平安時代の蒔絵を知るうえで重要な遺品である。
京都・陽明文庫所蔵の国宝「神楽和琴秘譜」は、藤原道長の筆と伝わる日本最古の神楽歌譜面です。平安貴族が奏でた和琴の秘曲と宮中御神楽の世界をご紹介します。
亀山天皇宸翰禅林寺御起願文案は、京都の南禅寺が所有する永仁7年(1299年)の亀山法皇自筆の起願文で、昭和28年に国宝に指定された。南禅寺開創の願いを記し、この後まもなく寺名が南禅寺に改められた。
京都・神護寺が所蔵する国宝「潅頂歴名」は、弘法大師空海が弘仁3年(812年)に行った日本初の灌頂の記録。三筆の一人として名高い空海の自由闊達な書風を伝える貴重な真筆を紹介します。
京都・西本願寺に伝わる国宝『観無量寿経註〈親鸞筆〉』は、浄土真宗の開祖・親鸞が若き日に観無量寿経を書写し、余白に善導大師らの注釈をびっしりと書き込んだ鎌倉時代の巻物です。昭和18年に発見されたこの真蹟は、親鸞の思想形成過程を伝える第一級の資料として高く評価されています。
京都・大徳寺が所蔵する国宝「虚堂智愚墨蹟〈達磨忌拈香語〉」の魅力を紹介。南宋の禅僧・虚堂智愚が記した禅の書の歴史的価値、茶の湯との深い関わり、鑑賞の機会について解説します。
教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉は、東本願寺(真宗大谷派)が所有する親鸞の主著『教行信証』の唯一の自筆本で、昭和27年に国宝に指定された。坂東報恩寺に伝来し、晩年まで推敲を重ねた跡を残す。
玉篇巻第廿七〈前半〉は、京都の高山寺が所有する唐時代の字書『玉篇』の写本で、昭和27年に国宝に指定された。中国では早くに失われ日本にのみ伝わる書で、石山寺の後半とあわせて巻二十七の全体を伝える。
正治2年(1200年)12月3日、熊野詣の途上の切目王子で開かれた歌会で、後鳥羽上皇と源通親・藤原家隆ら廷臣10人が「遠山落葉」「海辺晩望」の題で詠んだ自筆の和歌懐紙。上皇の宸翰を巻頭に11通を一巻に成した西本願寺所蔵の国宝です。
後鳥羽天皇が熊野参詣の途上で開いた歌会で、天皇と藤原家隆・寂蓮が和歌を書いた懐紙3幅。建仁元年(1201年)の作で、署名と年代が明らかな鎌倉初期の書の基準作品。京都の陽明文庫所蔵、昭和28年(1953年)国宝。
元時代の禅僧・古林清茂が弟子の月林道皎に授けた道号の揮毫。泰定四年(1327年)に書かれたこの国宝墨蹟は、日中禅宗交流の至宝として京都国立博物館に寄託され、数年に一度の特別公開で鑑賞できます。
唐の華厳学者・慧苑が撰した華厳経の語釈書を、平安時代に書写した上下二巻の写本。難しい語の音と義を反切や古い字書の引用で示し、八十巻本の華厳経を読み解くための手引きとした、昭和27年指定の国宝です。京都府に所在し文化庁が保管します。
犍陀穀糸袈裟は、京都の東寺(教王護国寺)が所有し京都国立博物館が保管する唐代の七条袈裟で、昭和28年に国宝に指定された。空海が師の恵果から伝領したとされ、層雲文を綴織で表す。
京都・清浄華院が所蔵する国宝。中国南宋の画家・四明普悦が描いた阿弥陀三尊像の三幅対で、各幅に署名が残る。足利将軍家伝来の東山御物として知られ、現在は京都国立博物館に寄託され、その公開はごくまれである。