宮崎県の史跡名勝天然記念物
宮崎県 · 史跡名勝天然記念物
宮崎県日南市の小さな岬・猪崎鼻には、約4000万年前から2200万年前に深海底で堆積した日南層群が露出する。混濁流が刻んだフルートキャストや生痕化石、スランプ構造など多様な堆積構造が観察でき、国の天然記念物に指定されている。
宮崎県都城市の国道269号沿いに残る、九州で唯一国指定史跡となった江戸期の一里塚。旧今町街道の両側に築かれた西塚(底部径7.2m高さ2.7m)と東塚で、約400年前の規模をほぼ原形のまま残す貴重な遺構。
宮崎市内海の野島神社境内にそびえるアコウは、推定樹齢約300年、幹周6.9メートル、枝張り40メートルに達するクワ科の巨樹。1941年に国の天然記念物に指定された。浦島伝説と神楽が残る海辺の社で、亜熱帯樹がつくる独特の景観に出会える。
宮崎市瓜生野の八幡神社境内に立つ16本のクスノキ巨樹群。最大は社殿背後の目通り9.6メートルで、樹齢約800年と推定される。天平9年(737年)創建と伝わる古社を囲み、昭和26年(1951年)に国の天然記念物に指定された社叢。
宮崎県椎葉村の大久保集落に立つヒノキの巨樹。樹高32メートル、幹周り9.3メートルで、地上1メートルから無数の枝幹に分かれる。樹高は全国一とされ、平成6年に国の天然記念物に指定された。推定樹齢は約800年と伝わる。
宮崎県都城市にある国史跡「大島畠田遺跡 附 郡元西原遺跡」は、平安時代の地域有力者の屋敷跡をほぼ完全な姿で伝える稀有な遺跡です。大型掘立柱建物や方形の池、輸入陶磁器の出土が示す豊かな暮らしと、後の島津荘・島津氏へと連なる歴史の流れを、現地の歴史公園で体感できます。
宮崎県都農町にそびえる尾鈴山の渓谷群には大小30を超える滝が点在し、1944年に日本初の瀑布群として国の名勝に指定されました。日本の滝百選に選ばれた落差73mの矢研の滝や落差75mの白滝など、石英斑岩の堅い岩盤と豊富な降水量が生み出した個性豊かな滝々を、原生林に包まれた静かな山中でお楽しみください。
宮崎市清武町の船引神社境内にそびえる「清武の大クス」は、樹齢約900年、根回り18メートル、樹高約35メートルを誇る国指定天然記念物。本幹には五畳敷ほどの大空洞があり、戦時中は防空壕としても使われた歴史を持つ。船引神社の創建(1087年)と時を同じくして芽吹き、別名「八幡楠」と呼ばれる地域の御神木。希少な寄生植物ヤッコソウや、県指定無形民俗文化財「船引神楽」とともに、宮崎県南部の自然と信仰の魅力を伝える名所。
宮崎県串間市の沖合に浮かぶ周囲3.5kmの無人島・幸島は、約100頭の野生ニホンザルが暮らす国指定天然記念物(1934年指定)。1953年の「イモ洗い」発見の舞台であり、日本の霊長類学発祥の地として世界的に知られる、生きた研究の島です。
宮崎県高千穂町にある五箇瀬川峡谷(高千穂峡谷)は、阿蘇火砕流が冷え固まった柱状節理を五ヶ瀬川が浸食して形成された壮大なV字峡谷です。1934年に国の名勝・天然記念物に指定され、日本の滝百選「真名井の滝」や貸しボートで巡る幻想的な水面、神話ゆかりのおのころ池など、訪れる人を魅了する見どころが凝縮されています。
宮崎県日南市の沖に浮かぶ虚空蔵島は、周囲わずか1キロほどの小島ながら130種を超える亜熱帯・暖帯植物が共生する貴重な森を抱く国指定天然記念物。フカノキ自然分布の北限地としても知られ、1626年創建の虚空蔵堂とともに約400年にわたる信仰の歴史を今に伝えています。
宮崎県高原町の狭野神社境内は、1934年に国の天然記念物「ブッポウソウ繁殖地」として指定されました。神武天皇生誕の地と伝わる聖地に育つ樹齢400年超の杉木立は、かつて瑠璃色の美しい夏鳥ブッポウソウの楽園でした。日本全国でわずか四箇所の指定地のひとつ、信仰と自然保護が交わる文化的景観をご紹介します。
宮崎県高千穂町の下野八幡大神社の境内に立つ国指定天然記念物の大イチョウ。樹高36メートル、幹周り9メートルを超える雌株の巨樹で、樹齢約800年と伝えられます。秋には黄金色に輝く絶景が訪れる人々を魅了します。
宮崎県西都市上三財に静かに佇む常心塚古墳は、7世紀前半に築かれた希少な方墳。奈良の石舞台古墳と同じく外堤を備えた「石舞台型」方墳は全国でわずか4基しか確認されておらず、貴重な国指定史跡です。江戸時代の僧・常心が古墳内で即身成仏を遂げたという伝説とともに、古墳時代終末期の葬送文化を今に伝えています。
宮崎県都城市の庄内川には、長さ約600メートル、最大幅約80メートルの川床に千数百もの甌穴が広がります。約34万年前の加久藤火砕流による溶結凝灰岩を、霧島山地の清流が長い年月をかけて削り続けて生まれた自然の彫刻群で、1928年に国の天然記念物に指定されました。世界有数の規模と評され、日本の滝百選の関之尾滝とあわせて霧島ジオパークの代表的なスポットとなっています。
宮崎市街地から車で30分、標高509mの双石山は国指定天然記念物の照葉樹林と圧巻の奇岩群が織りなす自然の造形美の宝庫です。天狗岩、象の墓場、針の耳神社など見どころ満載の登山ルートや加江田渓谷の魅力を詳しくご紹介します。