国宝
National Treasures都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。
山口県岩国市の柏原美術館が所蔵する国宝「名物 稲葉江」は、南北朝時代の刀工・郷義弘が鍛えた名刀です。美濃の稲葉勘右衛門尉から徳川家康、結城秀康、津山松平家へと伝わり、昭和26年に国宝に指定されました。郷義弘の確実な作はわずか11振のみ。本阿弥光徳による金象嵌銘を茎に刻む、日本刀屈指の名物を岩国の地で堪能できます。
山口県防府市の毛利博物館が所蔵する国宝・古今和歌集巻第八(高野切本)。古今集の現存最古の写本にして、二十巻のうち巻物として完存する三巻の一つである。平安かなの連綿の美と、源兼行に比定される第二種の運筆、見学の要点を紹介する。
山口県防府市の毛利博物館が所蔵する国宝。中国の歴史家・司馬遷の『史記』を、延久5年(1073年)に大江家国が書写し訓点を加えた巻物で、年代の明らかな日本最古の『史記』写本として知られる。毛利家の祖・大江氏ゆかりの一巻。
山口県岩国市の吉川史料館が所蔵する国宝「太刀〈銘為次(狐ヶ崎)〉」は、鎌倉時代初期に備中古青江派の名工・為次が鍛えた一振。正治二年(1200)、吉川家の祖・吉香小次郎友兼が駿河国狐ヶ崎で梶原景時一族を討伐した際に佩用した太刀と伝わり、『吾妻鏡』にその記録が残る。作中第一の名作と評される健全な姿と、附指定の黒漆革巻太刀拵が共に伝わる点で極めて貴重です。
山口県防府市の阿弥陀寺に伝わる国宝の鉄宝塔。東大寺再建の大勧進重源が建久8年(1197年)に造らせた鋳鉄製で、内部に仏舎利を納めた水晶五輪塔を安置する。基壇の銘文は寺の創建や設備、後白河法皇への祈りまで詳細に記す。
山梨・向嶽寺に伝わる鎌倉時代の達磨図。朱衣をまとい岩上に正面を向いて座す姿を絹に彩色した国宝で、画面上方には建長寺を開いた渡来僧蘭渓道隆の賛がある。日本で描かれた最古級の達磨像であり、日本水墨画の出発点に位置づけられる貴重な一幅。
滋賀県大津市の石山寺に建つ多宝塔は、建久5年(1194)に源頼朝の寄進で建立された、年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔。方形の下層と円形の上層が調和する優美な姿で「日本三名塔」に数えられる国宝建築です。快慶作の大日如来坐像や鎌倉初期の柱絵も内部に伝え、歴史と美が凝縮された空間です。
滋賀県大津市にある石山寺本堂は、1096年再建の正堂と1602年淀殿寄進の礼堂からなる滋賀県最古の木造建築です。天然記念物の硅灰石の上に建ち、紫式部が『源氏物語』の構想を得た「源氏の間」を伝える国宝。平安と桃山の建築が一棟に調和する、日本文学と信仰の原風景を今に残します。
滋賀県大津市の三井寺(園城寺)に建つ国宝・光浄院客殿は、慶長6年(1601年)建立の書院造の代表的遺構です。狩野派の障壁画や名勝庭園など、桃山文化の粋を凝縮した特別拝観の見どころを詳しくご紹介します。
滋賀県愛荘町に佇む金剛輪寺本堂(大悲閣)は、鎌倉時代の和様建築を代表する国宝建造物です。湖東三山の一つとして、血染めの紅葉や名勝庭園、日本最古の大黒天など、歴史と自然が織りなす魅力をご紹介します。
滋賀県甲良町・湖東三山の一つ、西明寺に建つ国宝・三重塔の魅力を紹介。鎌倉時代後期に飛騨の匠が手がけた檜皮葺の純和様建築と、700年以上の時を超えて残る極彩色の仏画壁画は必見です。
滋賀県甲良町の湖東三山・西明寺本堂は、日本で最初期に国宝指定された鎌倉時代の純和様建築です。釘を使わない飛騨の匠の技、極彩色の三重塔壁画、名勝庭園蓬莱庭、1000本のもみじが彩る参道など見どころ満載の古刹をご紹介します。
滋賀県湖南市に佇む国宝・常楽寺三重塔は、応永7年(1400年)に再建された室町時代を代表する三重塔です。純和様の均整のとれた姿と、天台宗寺院でありながら真言八祖像を描く壁画の謎を秘めた名建築の魅力をご紹介します。
滋賀県湖南市の常楽寺本堂は、1360年に再建された国宝建築。檜皮葺入母屋造の荘厳な堂内に重要文化財の千手観音坐像や二十八部衆立像が安置され、同じく国宝の三重塔とともに紅葉の名所としても名高い湖南三山の古刹です。
滋賀県湖南市に佇む国宝・善水寺本堂は、南北朝時代に再建された檜皮葺の天台密教仏殿です。重要文化財の仏像群や霊水伝説、紅葉の名所としても名高い湖南三山の古刹をご紹介します。
滋賀県湖南市にある長寿寺本堂は、鎌倉時代初期の純和様建築として国宝に指定された名建築です。双堂形式の名残を留める貴重な構造と檜皮葺の美しい屋根が見どころ。湖南三山の一つとして紅葉の名所としても知られています。
滋賀県長浜市の竹生島に鎮座する都久夫須麻神社本殿は、伏見城から移築された桃山時代の国宝建築です。金蒔絵、狩野派の天井画、精緻な彫刻が施された絢爛豪華な社殿の魅力と見どころ、アクセス情報を紹介します。
滋賀県竜王町の鎮守の森に佇む苗村神社西本殿は、徳治3年(1308年)に再建された鎌倉時代後期の三間社流造・檜皮葺の国宝建築です。美しい蟇股の彫刻や菱格子の前室など、中世神社建築の粋を伝える傑作。重要文化財の楼門・東本殿・不動明王像など文化財の宝庫である境内を、アクセス・祭礼情報とあわせてご紹介します。
琵琶湖北部の竹生島に佇む宝厳寺は、豊臣秀吉の大坂城唯一の遺構である国宝・唐門、日本三大弁才天の最古の聖地、そして西国三十三所第30番札所を擁する歴史と信仰の島。船でしか渡れない神秘の聖域で、桃山時代の豪華絢爛な建築美と1300年の祈りの歴史を体感してください。
滋賀県野洲市、「近江富士」三上山の麓に鎮座する御上神社の本殿は、鎌倉時代後期に建立された国宝建築です。日本唯一の「御上造」と呼ばれる独自の建築様式を持ち、700年以上の歴史を今に伝えます。境内には重要文化財の拝殿・楼門も残り、秋の「ずいき祭」は重要無形民俗文化財に指定されています。