国宝
National Treasures都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。
石川県立美術館が所蔵する国宝・色絵雉香炉は、京焼の名工・野々村仁清が手がけた長さ47.6センチの等身大の雄雉。金線で縁取った羽毛、水平に伸びる尾の焼成技術、重文の雌雉香炉との対の展示など見どころを紹介する。
石川県白山市の白山比咩神社が所蔵する国宝「剣 銘吉光」。刃長22.9センチ、粟田口藤四郎吉光作の名剣が徳川将軍家から前田家へ渡り白山の神前に奉納された経緯と、石川県立美術館での公開・鑑賞方法を案内する。
国宝・伊能忠敬関係資料は、足かけ17年・10次の全国測量で日本初の実測図を生んだ伊能忠敬の資料群2,345点。伊能図123点や下図、自筆写本、測量器具を含み、香取市佐原の伊能忠敬記念館で順次公開されている。
文永10年(1273年)、佐渡流罪中の日蓮が著した主著『観心本尊抄』の自筆原本。富木常忍宛の添状と春日山蒔絵筥とともに国宝に指定され、千葉県市川市の中山法華経寺で700年余り守られてきた鎌倉時代の遺文である。
千葉県市川市の法華経寺が所蔵する国宝。文応元年に北条時頼へ建白した『立正安国論』を、日蓮自身が文永6年(1269年)に書き写した全長15.98メートルの真筆巻子で、蒙古襲来を予見した書として知られる。
大阪府貝塚市に佇む孝恩寺観音堂(釘無堂)は、鎌倉時代後期に釘を一本も使わず建てられた国宝建築です。奈良時代の高僧・行基が開いた古刹の面影を伝え、和様に禅宗様・大仏様を融合させた建築や希少な行基葺の屋根、19体の重要文化財仏像群など見どころ満載です。
大阪府泉佐野市に佇む慈眼院多宝塔は、文永八年(1271年)建立の鎌倉時代を代表する国宝建築です。石山寺・金剛三昧院と並ぶ日本三名塔の一つで、屋外の木造多宝塔として国宝・重要文化財指定中で日本最小と伝えられる名塔。檜皮葺の優美な屋根、四手先の組物、当初の須弥壇と内陣の保存状態の良さが評価されています。関西国際空港から至近、隣接する日根神社や日本遺産日根荘の井川とともに、中世の祈りの空間を体感できる珠玉のスポットです。
大阪・天野山金剛寺所有の国宝「剣〈無銘〉」は、反りのない両鎬造の平安古剣。寺伝では中興開山・阿観上人の持物とされ、三鈷柄の黒漆宝剣拵が附指定。現在は京都国立博物館に寄託され、展覧会で不定期に公開される。
天野山金剛寺に伝わる国宝・延喜式神名帳は、大治2年(1127年)書写の古写本。全国2861社の式内社を記した平安時代の神社台帳で、原本を失った『延喜式』の本文を伝える最古級の史料として高く評価される。
国宝・小野道風筆三体白氏詩巻は、白居易の詩六首を楷・行・草の三体で書き分けた平安時代の巻子本。道風唯一の楷書を残す書道史上の至宝で、大阪府忠岡町の正木美術館が所蔵。公開時期や見どころ、アクセスを紹介する。
大阪・四天王寺に伝わる国宝「懸守」七懸。平安時代の女性が首から懸けたお守りで、木芯に錦を貼り銀の金具で飾る。桜花形の一懸からはCT調査で高さ約3.3cmの仏像が見つかった。染織史上きわめて貴重な平安期の遺品である。
紫と藍の飛雲を漉き込んだ料紙九枚に、三十人の歌人の和歌百三十首を十五番に番えた平安時代の国宝。歌人の選定は藤原公任にちなみ、筆は三跡の藤原行成と伝承される、かな書の最高峰。大阪府和泉市の久保惣記念美術館が所蔵する。
大阪・藤田美術館が所蔵する国宝・花蝶蒔絵挾軾は、黒漆塗の天板側面と脚に、金と珍しい錫で宝相華や蝶、連珠文を表した平安時代前期9世紀の調度。現存最初期の蒔絵作例として貴重で、奈良・薬師寺の八幡宮の神宝と伝わる。
大阪府藤井寺市・葛井寺の本尊、国宝乾漆千手観音坐像。合掌手と大手38本、小手1001本の計1041本の手を持つ日本唯一の真数千手の坐像で、掌には眼が描かれる。脱活乾漆造の天平彫刻を毎月18日のみ拝観できる。
大阪府河内長野市の観心寺に伝わる国宝・観心寺縁起資財帳は、元慶7年(883)に勘録された縁起と財産目録の巻物。実恵による創建の経緯や講堂の如意輪観音像の記載など、平安初期の寺院像を年紀つきで示す。国宝指定は昭和28年。
大阪府藤井寺市の道明寺天満宮に伝わる国宝。銀めっきの銅製金具十五個を着けた平安時代の革帯で、騎馬の狩人や鴛鴦の文様を浮き彫りにし、中央に半球状の水晶を据える。菅原道真の遺品と伝えられる六点のうちの一つで、唐風の意匠を残す。
大阪府藤井寺市の道明寺天満宮が守る国宝の牙笏。長さ三六・四センチの象牙製で、菅原道真の遺品と伝わる六種のうちの一つ。現存する古代の牙笏はごく少なく、正倉院の御物以外に類例がないとされる稀少な儀礼具である。
大阪・藤田美術館所蔵の国宝「絹本著色両部大経感得図」は、保延2年(1136年)に藤原宗弘が描いた平安時代の傑作。密教の根本経典である大日経と金剛頂経の感得説話を、やまと絵の手法で表現した貴重な絵画です。
承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇が崩御13日前に記した自筆遺言。両手の朱印を捺した宸翰は国宝に指定され、水無瀬神宮の起源となった。文書の内容、手印の意味、特別展での公開情報と境内の見どころを案内する。
嘉永元年(1848)、応神天皇陵の陪塚・誉田丸山古墳から出土した古墳時代の鞍金具2具分。龍文を唐草風に透彫した大陸渡来の優品で、昭和27年に国宝に指定された。誉田八幡宮の宝物館で毎週土曜の午後に拝観できる。