新潟県の登録有形文化財
新潟県 · 登録有形文化財
二本木駅の島式ホームを覆う昭和12年築の鉄骨上屋。柱には大正12年の米国製レールと昭和4年の八幡製鉄所製レールを転用し、2本を頭合わせに溶接して屋根を支える。面積は262平方メートル。
二本木駅のホームに建つ昭和10年築の木造待合所。四周にガラス窓を巡らせ、真壁造の外観は壁の赤色塗と柱・梁・束の白色塗が対を見せる。豪雪地帯の旅客駅の姿を残し、令和元年に登録有形文化財となった。
二本木駅の構内に建つ明治43年築の煉瓦造ランプ小屋。車内灯の燃料油を収めた9.9平方メートルの油庫で、軒蛇腹と両妻のペディメントに洋風意匠を凝らす。地元では赤レンガ小屋として親しまれ、公開されている。
新潟県三条市の諸橋轍次記念館敷地内に佇む国登録有形文化財「遠人村舎」は、漢学者・諸橋轍次博士が世界最大の漢和辞典『大漢和辞典』の編纂に打ち込んだ書斎です。陶淵明の詩に由来する名を持つこの明治期の木造建築の歴史・建築的特徴・見どころ・アクセス情報をご紹介します。
新潟県燕市に残る大河津分水洗堰は、大正11年(1922年)に竣工したわが国最初の本格的鉄筋コンクリート造堰です。信濃川の水害から越後平野を守るために築かれた内務省直轄事業の代表的遺構であり、国の登録有形文化財に登録されています。26基の堰柱が連なる延長約146mの壮大な構造物を間近に体験でき、周辺は約2,600本の桜並木や信濃川大河津資料館など見どころも豊富です。
新潟県小千谷市の山間に佇む若栃集落に残る慶応3年(1867年)建築の中門造農家住宅。雪国の暮らしの知恵が凝縮された建築様式と秀逸な座敷意匠を持ち、2016年に国登録有形文化財に登録。現在は農家民宿として地元食材の田舎料理や農村体験を提供し、中越地震からの復興と地域づくりの象徴となっています。
新潟県南魚沼市に位置する温泉御宿龍言本館は、明治前期建築の上層農家住宅を移築した国登録有形文化財。中門造の建築様式、戦国武将ゆかりの歴史、六日町温泉の魅力をご紹介します。
新潟市北区葛塚の稲荷神社境内に佇む開市神社拝殿は、1761年に幕府から市場開設の許可を得た庄屋・遠藤七郎左衛門宗寿を祀る社殿です。1871年建造の拝殿は、向拝の柱や桁を鳥居風に造る珍しい意匠と、せがい造の繁垂木を持ち、2008年に国登録有形文化財に登録されました。250年以上続く葛塚市場や葛塚まつりの起源と深く結びつく歴史的建造物です。
新潟県出雲崎町の旧北国街道沿いに建つ登録有形文化財「割烹みよや」。大正期の木造建築に施された天使の鏝絵や西洋風モールディングなど、左官職人の卓越した技と和洋折衷の意匠が見どころです。現在も割烹旅館として営業し、日本海の新鮮な海の幸も堪能できます。
新潟県上越市大島区に佇む旧飯田家住宅主屋は、1853年築の登録有形文化財です。越後地方に特徴的な中門造の茅葺民家で、豪雪地帯ならではの太く豪壮な軸部構造が見どころ。日本の雪国の暮らしと伝統建築の魅力をご紹介します。
長岡市摂田屋のサフラン酒本舗を区切る石造の石垣。自然石を亀甲形に整えて六段に積み、上部に葛石を載せる。東面と築山際の二部からなり、前面道路からの景観を大きく形づくる登録有形文化財である。
主屋前方に接続する土蔵造二階建の衣装蔵。正面妻の鉢巻に唐草とサフランの花弁、扉の内側に龍や動物を色鮮やかな鏝絵で飾る。名高い鏝絵蔵に先立つ、左官河上伊吉の早い仕事として知られる一棟である。
敷地北寄りに独立して建つ土蔵造二階建の一号倉。漆喰仕上で腰を鉄板で養生し、東妻に吉の字をかたどる。当地で醸造を始めて以来の遺構とされ、大正十五年に現在地へ移築された最古の一棟である。
長岡市摂田屋に東面して建つ木造二階建の主屋。切妻の重厚な玄関にサフラン酒の看板を掲げ、明治中期の建築を大正二年に増築した。土日祝に募金で内部と庭園を見学できる登録有形文化財である。
敷地北方に独立して建つ土蔵造平屋建の米蔵。海鼠壁と東妻の吉の字が化粧を添え、内部にキングポストトラスの小屋組を見せる。令和二年に改修され、発酵ミュージアムとして開かれた交流拠点である。
敷地南西隅に独立して建つ土蔵造二階建のシチレン蔵。鉄板葺の置屋根を前室まで葺き降ろし、内部も鉄板で覆う。花火を製造したとの伝聞があるが、当時の用途は今も不詳とされる異色の一棟である。
主屋背面に接続する土蔵造二階建の醸造蔵。内部に四本の独立柱が立ち小屋梁を受ける。一階は資材室、製品置場、製造タンクの倉庫に分けられ、薬酒づくりの中心をなした欠かせない実働の施設である。
主屋北に接続する土蔵造二階建の調整蔵。中廊下に沿って生薬貯蔵室、調製場、瓶詰場を配し、二階を検査室や資材庫とする。クイーンポストトラスを架けた、薬酒づくりの要となる実働の施設である。
主屋背面に醸造蔵と並んで建つ土蔵造二階建の道具蔵。桁行十間梁間四間半と規模が大きく、内部に六本の独立柱が立ち小屋梁を受ける。敷地西方の景観を大きく形づくる、屋敷内で最大の蔵である。
主屋南奥に接続する木造二階建の離れ座敷。東面に唐破風玄関をつけ三方に庇を廻す。二階のたちが高く、庭側二面をガラス戸で開く。大座敷と次の間を備えた、接遇のための格式ある豪壮な建物である。