新潟県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 新潟県新潟県に所在する重要文化財。
新潟県小千谷市の魚沼神社境内に佇む阿弥陀堂は、永禄6年(1563年)頃に建立された国指定重要文化財の仏堂建築です。豪雪地帯特有の短い軒や正面のみの縁など、雪国の知恵が凝縮された方三間の茅葺宝形造のお堂で、上杉謙信ゆかりの古社に残る室町後期の貴重な建築遺構をご紹介します。
新潟県胎内市の乙宝寺に建つ三重塔は、元和6年(1620年)に村上城主の寄進により建立された国指定重要文化財です。高さ約24.2メートルの純和様建築は、装飾を排した簡素な美しさと荘重な均整が特徴。奈良時代に開山された新潟屈指の古刹で、お釈迦様の左眼伝説や弘法大師ゆかりの湧水「どっこん水」など、豊かな歴史と伝説に彩られた境内を散策できます。
新潟県長岡市にある旧平澤家住宅(松籟閣)は、朝日酒造の創立者・平澤與之助が昭和9年(1934年)までに完成させた邸宅で、平成30年に国の重要文化財に指定されました。伝統的な日本家屋にアール・デコ様式の丸窓ステンドグラスや寄木細工の床を取り入れた和洋折衷の意匠が魅力で、銘木と工芸技術の粋を集めた昭和初期の名建築として公開されています。
新潟県阿賀町に佇む護徳寺観音堂は、弘治3年(1557年)建立の国指定重要文化財です。茅葺屋根の三間四方の小堂ながら雄大な組み物が特徴で、会津と越後の中世建築のつながりを伝えます。堂内には戦国時代の旅人や芦名氏武将33名の墨書が残り、歴史の息づかいを今に伝えています。
新潟県弥彦村の弥彦神社境内に佇む十柱神社社殿は、元禄7年(1694年)に長岡藩主・牧野忠辰の奉納で建立された国指定重要文化財です。茅葺き入母屋造の端正な社殿には桃山時代末期の彫刻様式が残り、大河津分水との意外な歴史的つながりも持つ、越後の隠れた名建築をご紹介します。
新潟県糸魚川市の山間部に佇む山口家住宅は、安永8年(1779年)に建てられた整形四間取の山地農家です。豪雪に耐える堅固な構造と釿梁を用いた地方独特の建築技法が評価され、国の重要文化財に指定されています。普請帳の現存により建築年代が文献で確認できる貴重な民家建築です。
新潟県佐渡市小比叡に佇む蓮華峰寺弘法堂は、慶長13年(1608年)建立の国指定重要文化財です。真言宗の開祖・弘法大師空海を祀るこの仏堂は、宝形造栃葺の屋根、総円柱、花鳥彩色の厨子など桃山時代の建築美を伝え、金堂・骨堂とともに日本海側屈指の寺院建築群を形成しています。
新潟県佐渡市に佇む蓮華峰寺骨堂は、貞和4年(1348年)頃に建立された東日本最古の本格的禅宗様建築です。方一間の小さな茅葺仏堂でありながら、宋代中国伝来の精緻な建築技法を取り入れた貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されています。あじさい寺として親しまれる蓮華峰寺の境内で、約680年の歴史を刻む中世建築の至宝をご覧ください。
新潟県佐渡市に位置する蓮華峰寺金堂は、室町時代前期(応永年間)に建立された国指定重要文化財の仏堂です。空海が開山したと伝わる真言の三大聖地の一つで、聖観音菩薩を本尊とする五間四方の入母屋造の堂宇は、600年以上にわたり佐渡の信仰の中心であり続けています。
役所でありながら金銀の製錬工場でもあった佐渡奉行所。発掘された928点には、灰吹法を支えた172枚・約7トンの鉛板や鉱山臼が含まれ、世界遺産の島の実像を伝えます。
昭和55・56年、新発田市の村尻遺跡で発掘された弥生の墓坑群。高さ45.3センチの土偶形容器は頭部も顔もなく、人骨を納めた再葬の蔵骨器とみられる。一括18点が平成25年に重要文化財に指定され、現在は新潟県立歴史博物館に寄託されている。
長岡市立科学博物館が所蔵する室谷洞窟遺跡の出土品1402点。縄文草創期の薄手で隅丸方形の平底土器や、県内最古となる成人女性の屈葬人骨を含む。平成12年に重要文化財へ指定された、縄文文化の幕開けを示す貴重な一括資料を紹介する。
信濃川中流の河岸段丘から出土した一千点超の槍先形尖頭器と初源の縄文土器。旧石器と縄文の境界を問うた「本ノ木論争」の舞台となった、縄文時代草創期の貴重な資料群を、新潟県津南町の体験施設なじょもんとあわせて紹介します。
新潟県村上市の奥三面遺跡群・元屋敷遺跡から出土した国指定重要文化財1,718点を紹介。縄文時代後期〜晩期の土器・土偶・石器・ヒスイ玉が語る山の暮らし、広域交易、精神文化の魅力と、展示施設「縄文の里・朝日」の見どころをご案内します。
新潟県佐渡市の妙宣寺に伝わる日蓮自筆の書状三巻。佐渡配流を赦免された日蓮が、身延から島の信徒へあてて記したもので、建治元年から弘安三年にわたる。法華経への信心を説き、配流中の支援への謝意を綴った重要文化財である。
新潟県阿賀野市の無為信寺が所蔵する、南北朝時代に書写された藤原氏の系図。天児屋根命に始まり道隆・伊周を経て、隆家を中祖とする庶流を鎌倉時代末まで記す。全長10.61メートルの一巻で、1969年に重要文化財に指定された。
新潟県小千谷市の妙高寺に伝わる重要文化財。檜の寄木造で像高約119センチ、獅子冠を頂き三眼を見開いて六臂に法具を執る鎌倉時代の愛染明王坐像。御開帳は毎月26日に限られ、縁結びや染織にたずさわる人々の信仰も厚い。
両津港から車で約15分。佐渡・久知河内の長安寺が伝える国指定重要文化財、木造阿弥陀如来坐像は像高約87cmの檜寄木造漆箔像。額に水晶の白毫を嵌め、阿弥陀定印を結ぶ平安後期の優品で、同じ宝物庫には県内唯一の朝鮮鐘も伝わる。
新潟県魚沼市の円福寺に伝わる重要文化財。建保二年(一二一四年)銘をもつ阿弥陀如来坐像と、二〇一九年に追加指定された多聞天立像。像内銘「弥陀三尊二天合五躰」から、両像はもと五躯一具をなした遺品と判明した。
新潟県三条市・乗蓮寺(時宗)の本尊、木造阿弥陀如来立像。深く複雑な衣に宋風をうつす鎌倉末期の作で、市内唯一の国指定重要文化財です。度重なる火災を信徒が守り継いだ尊像と、徳治2年(1307年)開創の寺の歴史、燕三条のまち歩きを案内します。