岡山県の登録有形文化財
岡山県 · 登録有形文化財
城東むかし町屋(旧梶村家住宅)西蔵は、岡山県津山市の梶村家の背後に建つ昭和初期の土蔵。建築面積25平方メートルながら棟高と軒高を東蔵に揃え、二棟が一体に見えるよう造られた。1997年に登録有形文化財となった。
城東むかし町屋(旧梶村家住宅)東蔵は、岡山県津山市の梶村家の背後に建つ大正時代の土蔵。漆喰の要所を海鼠壁とし、軒は3段の軒蛇腹で受ける。建築面積は33平方メートルで、1997年に登録有形文化財となった。
城東むかし町屋(旧梶村家住宅)付属屋は、岡山県津山市の梶村家で主屋の背後に接続する明治初期の平屋。便所などの便益施設を収め、建築面積は25平方メートル。1997年に再現困難な建物として登録有形文化財となった。
城東むかし町屋(旧梶村家住宅)洋館・裏座敷は、岡山県津山市の梶村家に残る大正時代の一棟。ドイツ壁と上げ下げ窓を持つ洋風部分が、畳敷の裏座敷と連続して建つ。建築面積85平方メートル、1997年の登録である。
岡山県真庭市の木山神社境内に建つ善覚稲荷神社拝殿は、大正8年(1919年)に建築技師・江川三郎八が設計した登録有形文化財。和の伝統意匠と西洋トラス構造を融合させた小ぶりながら個性豊かな名建築で、吹寄垂木や格天井、洋風基礎石など見どころも豊富です。
明治43年(1910年)に総社警察署として建てられた、岡山県総社市内で現存する唯一の明治洋風建築。八角形の塔屋風入口や下見板張の外壁が特徴で、平成18年(2006年)に国の登録有形文化財に登録されました。現在は備中売薬・阿曽の鋳物・い草など地域の伝統産業を伝える郷土館として公開されており、約1,600点の資料を展示しています。
岡山県津山市の津山城跡前に建つ津山基督教図書館(現・森本慶三記念館)は、1926年に内村鑑三の門下生・森本慶三が設立した日本唯一のキリスト教公共図書館です。桜庭駒五郎設計の木造3階建洋風建築は、イオニア式壁付柱や時計塔、精緻な浮き彫りが特徴で、1998年に登録有形文化財に登録されました。
岡山県総社市に建つ天仲院本堂は、文政11年(1828年)建立の臨済宗東福寺派の本堂で、国の登録有形文化財に指定されています。入母屋造・本瓦葺の堂々とした外観と方丈形式の6間取平面を持ち、江戸後期の地方禅宗建築の好例として高く評価されています。画聖・雪舟ゆかりの井山宝福寺の末寺としての歴史も魅力のひとつです。
岡山県吉備中央町にある天籟庵は、昭和を代表する作庭家・重森三玲が18歳の時に設計した処女作の茶室です。四畳半に真・行・草の三床構えを備えた特異な茶席と、草木を排し彩色セメントで海と波を表現した前衛的な茶庭が見どころ。国登録有形文化財。
岡山県矢掛町の曹洞宗名刹・洞松寺に建つ書院月泉院は、明治時代に建てられた住職の居住施設です。入母屋造本瓦葺の風格ある外観と良材を用いた内部造作が特徴で、2011年に国の登録有形文化財に登録されました。客間・仏間・茶室を備えた禅宗寺院の住職居室の姿を今に伝えています。
岡山県矢掛町の曹洞宗の大禅刹・洞松寺に建つ鐘楼は、国の登録有形文化財に登録された江戸時代の木造2階建て建築です。花頭窓や菱格子、渦紋の彫刻など華やかな意匠が特徴で、本堂と禅堂を結ぶ伽藍配置の要として、備中を代表する禅寺の建築美を今に伝えています。
岡山県新見市上熊谷の戸田家住宅主屋は、鬼瓦の銘から天明6年頃と伝わる庄屋屋敷。長大な石垣の上に建ち、海鼠壁のつし二階と式台玄関を備える。令和4年に国の登録有形文化財となった。個人所有のため内部は非公開。
岡山県和気町の永井家住宅主屋は、大正5年築の木造2階建洋館。歯科診療所兼住宅として建てられ、東南隅の角塔とドイツ下見板張が目を引く。平成12年登録の登録有形文化財だが個人所有のため、見学は公道からの外観のみとなる。
岡山県瀬戸内市の仲﨑家住宅主屋は大正6年頃の木造2階建。棟梁東原左之吉が約十年をかけて建てた地主宅で、備前福岡の集落景観の核をなす。現在は仲﨑邸として開館日を設けて公開されており、入館料500円にはカフェが含まれる。
岡山県笠岡市神島、長鋪家住宅の主屋南に建つ内蔵。建築面積29平方メートルの木造二階建で、出隅と二階腰に海鼠壁を用いる。一階土間の東辺には穀倉が残る。2024年3月登録、庄屋の身代を収めてきた重厚な土蔵。
岡山県笠岡市神島、長鋪家住宅の座敷南西に建つ内門。東面する一間一戸の薬医門で、大斗肘木が男梁を受け、笈形付大瓶束が棟木を支える。間口1.3メートル。大正前期の建築とされ、2024年3月に登録有形文化財となった。
岡山県笠岡市神島の丘に建つ長鋪家住宅主屋。江戸末期の農家に大正期の客座敷が重ねられ、西寄りは入母屋造本瓦葺で錣葺風の輪郭をつくる。南庭側の軒は二軒。2024年3月登録、廻船と塩田で栄えた庄屋屋敷の中心を読む。
瀬戸内海の長島に建つ国立で最初のハンセン病療養所、長島愛生園。昭和5年竣工の園長官舎は、洋館に応接間と客座敷を設けた木造平屋で、和洋館を併設した昭和初期の住宅の好例として、2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の中心に建つ旧事務本館は、丸い車寄せや大ぶりのパラペットに表現主義をうかがわせる鉄筋コンクリート造。2003年に長島愛生園歴史館となり、ハンセン病隔離の歴史を伝える拠点として2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の北岸、収容桟橋のすぐ前に建つ旧収容所は、新規入園者が島で最初に入った鉄筋コンクリート造平屋。検査や消毒を受け約1週間留め置かれた場で、消毒風呂が今も残る。2019年に登録有形文化財となった。