明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
仁和寺黒書院は旧安井門跡の寝殿を移して改造した書院で、文化庁は明治43年(1910年)の建築とする。方丈型の六間取と舞良戸の外観、堂本印象の襖絵が見どころ。資料による竣工年の違いと拝観の方法もあわせて記す。
仁和寺白書院は明治20年の火災後、明治23年(1890年)に仮の宸殿として建てられた書院。六室の構成と竹の節欄間、福永晴帆の松の襖絵が見どころで、2026年に修理を終えた。拝観順路での位置もあわせて紹介する。
仁和寺霊明殿は喜多院の本尊薬師如来坐像を安置するため明治44年(1911年)に建てられた方三間・宝形造の小堂。平安後期を意識した構成に亀岡末吉の唐草の蟇股が加わる。秘仏である本尊の扱いと拝観の方法も紹介する。
古美術商・山中商会の京都支店が明治37年(1904年)の開店時に建てた陳列棟。昭和42年(1967年)に敷地内で移築された木造平屋で、舟肘木や菱形格子、古材の蟇股と欄間彫刻が寺院風の店構えをつくる。平成15年(2003年)登録。
京都市中京区の久田家半床庵茶室は、明治19年(1886年)建築の木造平屋建。七畳広間の北に、一畳と台目畳二畳に中板と点前座を組み合わせた小間「半床庵」を持ち、三代宗全の作風を伝える。平成25年に登録。
京都市伏見区横大路の藤田家住宅主屋は、明治9年(1876年)に建った米問屋・庄屋の家の住まい。広い土間の整形六間取りに落棟の座敷2室を付け、街道から下がって建つ。1998年登録、個人宅で内部は非公開。
京都市上京区の藤田家住宅主屋は、明治前期の東棟と昭和初期の西棟からなる西陣の織屋の町家。アールデコ風の洋間、高さ8mを超える吹き抜け、数寄屋風と書院風の座敷が並ぶ。2015年登録で、予約制で見学できる。
京都市伏見区横大路の藤田家住宅土蔵は、明治9年(1876年)建築の土蔵造2階建の蔵。かつて桂川に通じた屋敷地の西寄りに建ち、側面と背面は竪板張り、小窓2つだけの閉じた構えをもつ。1998年登録、内部は非公開。
京都市上京区の藤田家住宅土蔵は、主屋裏の庭の奥に茶室養心と並んで南を向く明治前期の土蔵造2階建の蔵。3.4m四方の小さな蔵で、白漆喰の壁に鉢巻を回し、扉まわりを黒漆喰で締める。2015年に登録された。
平安女学院有栖館主屋は、京都御苑の西側に明治24年(1891年)に移築された有栖川宮旧邸の主屋。中庭を囲む3棟、上段の間と付書院、十一代小川治兵衞の庭を持つ登録有形文化財で、2026年現在は一般非公開。
平安女学院有栖館青天門は、大正元年(1912年)に三井家の邸宅の門として建てられ、2度の移築を経て烏丸通に面する平唐門。吹寄の輪垂木とケヤキの一枚板扉、白壁の袖塀を持つ登録有形文化財で、外観は通りから見られる。
平安女学院有栖館長屋門は、京都の下立売通に面した明治後期の長屋門で、漆喰の白壁に出格子と下見板張の腰を持つ。向かいの煉瓦造の聖アグネス教会とともに通りの景観をつくる登録有形文化財で、外観は通りから見られる。
平安女学院明治館は明治28年竣工の煉瓦造2階建の校舎。英国人ハンセルの設計で、ダッチ・ゲーブルの妻壁と白い石の帯を持ち、日本のクイーン・アン・リバイバル最初期の例とされる登録有形文化財。建築祭で公開あり。
平安神宮の東祭器庫は、明治40年に建てられ昭和15年に現在地へ移築された登録有形文化財。西外廻廊の西に建つ土蔵造二階建で、正面入口に切妻造瓦葺の屋根をかけ、外壁の腰部を板張りとする特徴的な外観をもつ。
京都府城陽市の堀家住宅離れ座敷は明治35年頃の建築で、12畳半と8畳の二室からなる入母屋造桟瓦葺。トコに皮付丸太と鉄刀木を用い、小壁を扇形に穿つ数寄屋風意匠が見どころ。平成23年登録の登録有形文化財。
京都府城陽市の堀家住宅東蔵は明治8年に建てられた土蔵造2階建で、主屋と渡り廊下でつながる。屋敷内で唯一の本瓦葺とし、鬼に殺生釘、戸口上部に鏝細工の文字を飾る。平成23年に登録された登録有形文化財である。
京都市伏見区の松本酒造煉瓦煙突は明治後期の煉瓦造の煙突で、高さ18m。基部は直径2.2mの八角形でイギリス積とし、腰に装飾帯を巡らせる。製薬工場から受け継がれ、大黒蔵とともに新高瀬川の河岸の景観をつくる。
京都市伏見区の松本酒造煉瓦倉庫は明治後期の煉瓦造平屋の倉庫。製薬会社の工場から酒造場に受け継がれた。両妻面にパラペットと丸窓、戸口と窓に欠円アーチとモルタルのキーストーンを持つ。平成25年(2013年)登録。
京都左京区の哲学の道南端、熊野若王子神社に隣接する明治期の数寄屋造邸宅。原三渓の番頭古郷時侍の旧宅で、和辻哲郎『古寺巡礼』にも記された家。後に哲学者梅原猛も2019年没年まで居宅とした。1998年登録有形文化財。
京都市上京区の武者小路千家の屋敷に建つ明治14年(1881年)頃の木造2階建の数寄屋住宅。居室の周りに半宝庵・環翠園・行舟亭の3茶室と利休像を祀る祖堂を配す。大工棟梁は平井儀助。平成16年登録、非公開。