昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
鳥取県若桜町の若桜鉄道若桜駅本屋及びプラットホームは、昭和5年開通の鉄道省若桜線の終着駅。木造平屋建の本屋に石積みのホームとトラスの屋根が付き、構内施設の中核をなす。駅舎の見どころと入構券など見学方法を紹介する。
鳥取県若桜町の若桜駅構内に建つ若桜鉄道若桜駅物置及び灯室は、昭和5年の木造平屋建。西の部屋で信号灯を保管し、東の部屋の信号梃子で構内の信号を制御した。昭和初期の駅の信号の仕組みと見学の方法を紹介する。
鳥取県若桜町の若桜駅構内にある若桜鉄道若桜駅流雪溝は、昭和16年築造、延長278メートルのコンクリート造導水路。除雪した雪を水に乗せて流し去った。豪雪地の終着駅の工夫と、構内での見学の方法を紹介する。
一畑電車布崎変電所は昭和2年建設、平成23年登録の登録有形文化財。鉄筋コンクリート造2階建で、当初部の立面は大オーダーの柱型と持送りを見せる。松江延伸に備えた電化の基幹施設として建てられ、内部非公開のまま今も稼働を続けている。
一畑電鉄出雲大社前駅舎は昭和5年建設、平成8年登録の登録有形文化財。鉄筋コンクリート平屋建にセセッション風の曲線屋根をのせ、色ガラスを通した光が白い壁と床に模様を落とす。神門通りに面した現役の終着駅で、昭和3年製デハニ50形も展示する。
絲原家住宅の待合。昭和初期の建築で、木造平屋建・杉皮葺・建築面積わずか約三平方メートル。茶事の前に客が身を整える腰掛待合で、絲原家に根づいた茶の湯の文化を映す最小の登録有形文化財である。
島根県松江市の忌部浄水場一号濾過池は、昭和4年の第一次拡張工事で築かれた東西22メートル、南北31メートル、面積683平方メートルのコンクリート造濾過池。平成20年に登録有形文化財となり、いまも松江の水道水をつくり続けている。
島根県松江市の忌部浄水場旧弁室及び着水井は、千本貯水池からの原水を最初に受ける昭和4年(1929年)のコンクリート造構造物。西に弁室、東に量水用ノッチ付の着水井を並べ、平成20年に登録有形文化財となった。
島根県松江市の忌部浄水場集合井は、濾過池の増設にあわせ昭和4年(1929年)に造られた直径1.8メートル、深さ4.1メートルの円形の井戸。円柱が欠円アーチの庇を支える上屋をもち、平成20年に登録有形文化財となった。
島根県松江市の忌部浄水場二号濾過池は、第1次拡張で昭和4年(1929年)に完成した面積683平方メートルの緩速濾過池。調整井の上屋には簡略化した柱頭飾の角柱と頂部の柱型が並び、平成20年に登録有形文化財となった。
奥野省吾家住宅塀は安来市伯太町母里にある昭和4年建築の鉄筋コンクリート造の塀。延長45メートル、高さ約2メートルで主屋の北の庭をコの字形に囲む。土台と柱、柱頭の貫を木造の塀の形で造り出し、柱間をドイツ壁風に仕上げる。
カラコロ工房(旧日本銀行松江支店)は島根県松江市殿町にある昭和13年(1938年)の鉄筋コンクリート造の旧銀行で、登録有形文化財。長野宇平治の設計でギリシャ神殿風の外観をもち、吹き抜けの営業室と地下の金庫室を残す。
旧島根県立博物館(島根県庁第三分庁舎)は松江城の南に建つ昭和33年(1958年)の菊竹清訓設計の博物館で、登録有形文化財。張り出した箱状の3階を3列の柱で持ち上げ、下階を開放的とする。白と黒の色彩は松江城天守との調和をはかる。
旧島根県立博物館新館(島根県庁第三分庁舎)は松江市殿町にある昭和44年(1969年)の菊竹清訓設計の博物館の新館で、登録有形文化財。本館と同様に収蔵施設を上階に持ち上げて下部を展示室とし、下層を打放し、上層を白セメントで塗り分ける。
旧田所小学校講堂は島根県邑智郡邑南町下亀谷にある昭和3年(1928年)の木造平屋の小学校講堂で、登録有形文化財。入母屋の大屋根を架け、腰折れ型の庇や扁平なアーチに大正・昭和期の木造建築の特徴をよく示す。
酒持田本店向座敷は、島根県出雲市平田町の木綿街道で店舗兼主屋と正対して建つ昭和8年の商家建築。建ちの高い総二階で、中央をカケダシと呼ぶ通路が貫き、背面の平田船川へ抜ける。2019年に登録有形文化財となった。
島根県津和野町の下森酒造場に立つ高さ19メートルの鉄筋コンクリート造煙突。昭和32年の築で、酒米を蒸す竈の排煙のために建てられた。石州赤瓦の屋根群の上に高く聳え、地域のランドマークとなっている。
津和野・下森酒造場の旧精米所は昭和前期の木造平屋建で、酒造りの出発点である精米を担った。旧米蔵の西に一段低く連なる真壁造の建物で、通りに落ち着いた街路景観を形づくる控えめな一棟である。
島根県庁舎議事堂は松江市殿町にある昭和34年(1959年)の県議会の議事堂で、登録有形文化財。本庁舎の南に渡り廊下でつながり、議場を2階中央に置く。庇で水平線を強調し、バルコニー中央に縦のルーバーを入れる。本庁舎とともにモダニズムの好例。
島根県庁舎本庁舎は松江市殿町の松江城三の丸跡に建つ昭和34年(1959年)の県庁舎で、登録有形文化財。1階をピロティとし、打放しの柱と梁を表して各階に白い庇をめぐらせる。地方におけるモダニズムの庁舎建築の好例とされる。