大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
京都駅から徒歩圏内の七条通に立つ富士ラビットは、大正14年頃に日光社の社屋として竣工した鉄筋コンクリート造3階建のレトロビル。塔屋やタイヤ意匠のステンドグラスが見どころです。
京都市北区紫野、銭湯として知られる船岡温泉の同じ敷地内に、大正12年(1923年)頃に建てられた料理旅館「船岡楼」の主屋が今も残る。木造2階建、瓦葺、建築面積194㎡。2003年7月に登録有形文化財に登録された、京都の中規模料理旅館建築の貴重な現存例。
京都市北区紫野、船岡温泉の北東角に建つ木造2階建ての小さな旧理髪店。建築面積わずか29㎡、大正12年(1923年)頃に造られた看板建築の早期事例で、平成15年に隣接する浴場・脱衣場・旧船岡楼とともに登録有形文化財となった。
京都・四条大橋の東詰、南座の真向かいに建つレストラン菊水は、1916年(大正5年)創業、京都における西欧料理の草分け的存在として知られる老舗洋食店です。1926年竣工の店舗は、表現主義を基調にアール・デコやスパニッシュ瓦を取り入れた鉄筋コンクリート造5階建ての名建築で、屋上の放物線塔屋がシンボル。1997年に登録有形文化財に登録され、大正期京都のハイカラ文化を今に伝えています。
京都府舞鶴市の平野屋商店街にある若の湯は、明治三十六年創業、現在の建物は大正十二年築の洋風意匠の銭湯です。二〇一八年に国の登録有形文化財に指定され、平成の名水百選「真名井の清水」と同水脈の地下水を薪で沸かし、銭湯絵師・中島盛男氏による富士山と赤富士のペンキ絵を眺めながら、大正ロマンと地元の人情にひたれる貴重な近代建築です。
熊本県宇城市三角西港の高台に建つ旧三角簡易裁判所本館は、大正9年(1920年)竣工の木造平屋建。司法省営繕による和風色の強い地方裁判所建築の好例として、平成19年に国の登録有形文化財となった。現在は「法の館」として無料公開。
熊本県八代市通町に建つ、シャルトル聖パウロ修道女会八代修道院煉瓦塀をご紹介。1919年(大正8年)築、フランス由来の意匠を伝える長さ約21メートルの登録有形文化財。明治33年に来日したフランス人シスターたちの足跡と、八代の重層的な歴史を訪ねる旅へ。
1874年創業、熊本市新町に佇む九州屈指の老舗書店。保岡勝也設計の大正13年築の建物は国の登録有形文化財。森鷗外や夏目漱石も訪れた文学の聖地で、2階の喫茶室からは路面電車が行き交う城下町の風景を楽しめます。
大正13年(1924年)に建てられた早野ビルは、熊本で最初の貸しビルと伝えられる鉄筋コンクリート造の建物です。2・3階を通した連続窓や外壁の装飾柱が特徴的で、国の登録有形文化財に登録されています。現在もギャラリーやデザイン事務所が入居する「生きた文化財」として、大正ロマンの風情を今に伝えています。
坪井川のほとり、明十橋のたもとに建つ旧第一銀行熊本支店。大正8年竣工、設計は西村好時。石と煉瓦の外観に連続するアーチ窓と塔屋を備え、熊本市初の本格的鉄筋コンクリート造建築として知られる登録有形文化財です。
熊本県氷川町宮原の旧井芹家住宅に残る煉瓦塀は、大正末期に築かれた延長約20メートルの赤煉瓦塀。2枚厚のイギリス積みに約3メートルおきの控壁と頂部のコーニスを備え、明治・大正期の商家町の景観を構成する登録有形文化財である。
大正14年(1925年)、薩摩街道の宿場町・宮原に地元の手で建てられた旧井芹銀行本店。左右対称の正面に4本の付柱、パラペットに幾何学模様を配したセセッション風の鉄筋コンクリート建築です。現在は無料公開され、秋山幸二ギャラリーも併設。
熊本県菊池市旭志の合志川に架かる姫井橋は、大正14年(1925年)に木材運搬のため架けられた鉄筋コンクリート造の単アーチ橋。径の太い2本のアーチリブを持つ下路式で、わが国初の形式とされ、平成22年に登録有形文化財となった。
熊本県山鹿市の登録有形文化財・旧安田銀行山鹿支店を活用した山鹿灯籠民芸館。大正14年築のロマネスク風銀行建築の中で、和紙と糊だけで作られる国指定伝統的工芸品「山鹿灯籠」の名品の数々をご覧いただけます。
大正2年に第10代日銀副総裁木村清四郎の別邸として建てられ、二度の移築を経て赤城山南麓へ。座敷と洋室を備えた近代和風住宅で、令和7年に登録有形文化財となった。現在は文化ホテル清芳山荘の本館として宿泊者に公開されている。
群馬県桐生市本町に建つ金善ビルは、大正10年頃に建築された県内最古級の鉄筋コンクリート造オフィスビルです。セセッション風の装飾と白タイルが美しい国登録有形文化財で、織都・桐生の繁栄の歴史を今に伝えています。
群馬県前橋市の中心市街地に佇む旧大竹酒造煉瓦蔵は、1923年(大正12年)に醸造蔵として建てられた煉瓦造2階建の登録有形文化財です。前橋中心部に残る唯一の酒造蔵として、煉瓦造と和小屋組みを融合させた大正期の建築技法を今に伝えます。現在は「前橋市芸術文化れんが蔵」として多目的イベントホールに生まれ変わり、歴史と芸術が共存する文化スポットとなっています。
大正初期建築、桁行五十二間と正田醤油で最大の醸造蔵。土蔵造の他棟と異なり木造で、屋根は洋式トラスと在来の和小屋を組み合わせる。長大な西壁が館林の醸造場らしい景観を敷地の西面につくる。
群馬県安中市の安中教会境内に立つ旧牧師館。大正9年建設の木造平屋建115㎡で、核となる8畳と10畳の座敷は安中藩家老屋敷の遺構と伝わる。日本人創設最初期の教会を支えた、武家屋敷の記憶を宿す静かな住まい。
群馬県富岡市に佇む北甘変電所は、大正8年に建造されたドイツ風スタッコ仕上げの美しい変電所建築。富岡製糸場の電化にも貢献した近代化遺産の魅力と歴史を紹介します。