大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
名古屋市瑞穂区の愛知県立瑞陵高等学校に残る旧正門門柱。大正十三年頃、旧愛知県商業学校の正門として築かれた鉄筋コンクリート造で、直線と幾何学模様のセセッション様式をまとう。隣接して杉原千畝広場が無料で公開されている。
愛知県津島市にある津島高等学校の正門門柱は、大正12年頃に建てられた鉄筋コンクリート造の門。旧津島中学校以来くぐられ続け、2017年に県立高校13校の門柱とともに登録有形文化財となった現役の一基です。
愛知県新城市の永住寺鎮守殿は、吒枳尼天を祀る大正時代の登録有形文化財建造物です。豊川稲荷に近い土地柄を反映し、曹洞宗中核寺院の伝統的伽藍を構成する貴重な建造物の魅力をご紹介します。
愛知県豊川市の本宮山西麓に建つ大谷家住宅主屋は、大正5年(1916年)建築の格式ある木造邸宅です。家所有の山から切り出した良質な太い構造材、式台玄関を中心に北側へ座敷・仏間、南側へ居室・台所を中廊下で結ぶ練られた間取り、そしてコンクリート造の地下室など、伝統と近代が見事に融け合った大正期地方有力家の住まいです。平成29年(2017年)10月、土蔵・米蔵・渡廊下とともに国の登録有形文化財に登録されました。
愛知県豊川市の本宮山麓にたたずむ大谷家住宅土蔵は、大正5年(1916年)大正天皇御即位記念として建てられた土蔵造2階建の小蔵です。江戸時代に足山田村の庄屋を務めた大谷家の屋敷の一角を占め、主屋・米蔵・渡廊下とともに平成29年(2017年)に登録有形文化財となりました。下見板張の腰壁と正面の海鼠壁、蝶のデザインの戸当たりなど、近代蔵建築の意匠を端正に伝える一棟です。
愛知県岡崎市に建つ国登録有形文化財「岡崎信用金庫資料館」。東京駅を設計した辰野金吾の弟子・鈴木禎次が1917年に手がけたルネサンス様式の銀行建築を、無料で見学できます。
愛知県蟹江町の老舗みりん蔵・甘強酒造の敷地に建つ甘強味淋住宅主屋は、大正12年(1923年)築の木造二階建て和風住宅。書院造風を基調に二階の洋室や開放的な開口部を備え、和と洋が共存する大正期住宅の好例として、平成17年に国の登録有形文化財に登録されました。
愛知県蟹江町にある甘強味淋住宅土蔵は、大正12年(1923)に住宅主屋とともに竣工した土蔵造2階建の登録有形文化財です。文久2年創業の老舗醸造元・甘強酒造の敷地内に建ち、黒漆喰の重厚な外観と主屋と一体化した動線が特徴。蟹江川の水運とともに歩んだ近代地場産業の歴史を伝える貴重な建築です。
大正13年頃、木曽川町役場の倉庫として建てられた収蔵室。柱と壁を鉄筋コンクリート造とし、木造キングポストトラスを架ける。白色モルタルや軒蛇腹で土蔵を写した、近代工法による防火倉庫の好例である。
大正13年(1924年)、木曽川町が建てた町会議事堂。南北に細長い木造2階建で、吹き抜けの議場に格天井と傍聴席を備える。2006年登録の有形文化財で、現在は木曽川資料館の主屋として無料公開されている。
愛知県新城市の旧大野銀行(大野宿鳳来館)本館は、大正14年に東三河初の民間銀行の本店として建てられた鉄筋コンクリート造2階建の建築。設計施工は志水正太郎。交差点の角を丸めた外観が特徴で、登録有形文化財として喫茶ギャラリーに活用されている。
本證寺の内堀南東に建つ大正9年(1920年)築の農家主屋。一段高い仏間と説法のため開け放てる六間取が、西三河平野部の真宗信仰を映す。2024年に国の登録有形文化財となり、史跡である境内から外観を望める。
名古屋・文化のみち二葉館の裏手に立つ旧川上貞奴邸蔵。外壁は鉄筋コンクリート造、内部は木造の二階建で、大正期の大邸宅を支えた登録有形文化財です。女優・川上貞奴と電力王・福澤桃介の物語とあわせて、その小さな構えの見どころを紹介します。
「電力王」福沢桃介が女優・川上貞奴のために大正期に建てた和洋折衷の邸宅「二葉御殿」。現存部を名古屋市東区橦木町に移築・復元し、文化のみち二葉館として公開する。ステンドグラスや当時の調度品が、大正期の先進的な暮らしぶりを今に映している。
大正三年に建てられた旧事務所で、瓦葺の入母屋屋根を洋小屋で受けている。かつては旧街道に西面し、内部には商いの帳場の痕跡を今に残す。瀬戸川北岸に建つ山繁商店の、創業まもない頃の表の顔ともいえる一棟である。
大正三年に建てられた土蔵造二階建で、壁を塗籠とする。一階は作業場としての「モロ」の形式をとり、出荷前の陶磁器の箱詰の作業を担った。働く蔵としての性格がよく見える、瀬戸川北岸の倉庫群のなかに残る一棟である。
愛知県新城市の大野地区にひっそりと佇む旧料亭菊水は、別所街道の宿場町として栄えたこの地に大正末期に建てられた小さな料亭。建築面積わずか37平方メートルながら、繊細な床の間や型板ガラスの障子戸、奴と雀と竹林を描いた鏝絵など、当時の職人技が凝縮された貴重な遺構として平成27年に国登録有形文化財に登録されました。隣接する旧大野銀行(鳳来館)と合わせて訪ねたい、知る人ぞ知る大正ロマンの建築です。
愛知県東海市名和町に残る「守隨家住宅(旧山田家住宅)石積護岸」は、実業家・山田才吉が伊勢湾岸に造成した埋立地を囲う延長76mの石積護岸。服部長七が考案した「人造石工法(長七たたき)」の貴重な遺例として、2024年3月に東海市初の国登録有形文化財建造物に登録されました。聚楽園公園のすぐそば、近代日本の土木技術を今に伝える歴史遺産を訪ねます。
知立神社の幣殿は、本殿の正面に接続する大正期の社殿である。平成26年に登録有形文化財となった。檜皮葺・切妻造妻入の簡素な造りで、三河では珍しい尾張造の社殿群に連なり、近くには永正6年再建の多宝塔が建つ。
愛知県西尾市吉良町に佇む徳雲寺弁天堂は、大正7年築の国登録有形文化財です。「布施の行者」颯田本真が開いた浄土宗寺院の境内で、池のほとりに建つ小さなお堂の気品ある建築美と深い信仰の歴史をご紹介します。