大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
飯盛酒造麹室は佐賀県鹿島市の飯盛酒造の敷地南東角に建つ大正末期の煉瓦造平屋建の麹室。三号蔵の南面に接し、敷地の形に合わせた台形平面に切妻造桟瓦葺の洋風トラスの木造屋根を架ける。2006年に登録された。
飯盛酒造三号蔵は佐賀県鹿島市の飯盛酒造で主屋の土間の裏手に建つ大正末期の土蔵造2階建の蔵。槽場と瓶詰め場に使われ、西側の屋根を2間葺き下ろし、昭和初期に西側へ検査室と休憩所を増築した。2006年に登録。
飯盛酒造主屋は佐賀県鹿島市の旧多良往還に北面する大正末期の酒造家の主屋。間口10間半の入母屋造で、東の土間部は塗屋造、西の居室部は真壁造と、一棟の中で壁のつくりが切り替わる。2006年登録の登録有形文化財。
牛津町会館(旧田中丸家住宅)は佐賀県小城市牛津町牛津にある大正初期の木造2階建の住宅で、登録有形文化財。九州の財界人として著名な田中丸善蔵の本宅として建てられ、豪壮な外観に繊細な数寄屋風の内部をもつ。
佐賀市大和町梅野の旧家の屋敷で、石垣沿いの水路から水を引き込む大正前期の取水池。北に開いたコの字形の花崗岩の石垣が正方形に近い池を囲み、石の納まりの技術が評価されて令和6年(2024年)に登録された。
佐賀市大和町梅野の旧家を囲む大正前期の花崗岩の門柱と石垣。角を江戸切に仕上げた一対の門柱から、反りをつけて積んだ総延長55メートルの石垣が延び、敷地の南半分を囲む。令和6年(2024年)に登録された。
光栄菊酒造通り蔵及び本蔵は佐賀県小城市三日月町の酒蔵。大正9年の通り蔵と昭和2年の本蔵を南端でつないだコの字形、建築面積955平方メートル。内部に2列の独立柱と吹抜の小屋組を持ち、南面の大屋根が景観をつくる。令和3年登録。
佐賀県小城市の小柳酒造離れ。大正10年頃の入母屋造平屋建で、4畳半と床の間付き6畳の2室に縁廊下が回る。買い足した隣地に建ち主屋の角屋に接続する。設備更新に先立つ事業拡大の跡を、屋根形式と平面から読む。
佐賀県多久市の西渓公園に建つ寒鶯亭は、炭鉱主高取伊好が寄贈した大正13年(1924年)の木造の公会堂。16畳3室の四周に縁を回し入母屋の大屋根を架ける。設計は杵島炭鉱の技師で、今も貸し施設として使われている。
竹屋は佐賀県唐津市中町にある大正12年築の木造三階建で、平成10年に国の登録有形文化財となった。二階に六畳の客室三室、三階に十畳二室を配し、階段廻りや欄間、床棚に凝った造作を残す。蒸さない地焼きの鰻を供し、現在も営業を続ける。
佐賀県太良町伊福、中野家住宅の敷地の北西に残る大正期の煉瓦造の水槽。上の取水口から汲み上げた水を上層の槽に溜め、水圧で各建物へ送った。幅1.5メートル、高さ2.0メートルで、下層は東の正面にアーチを開く。
佐賀県唐津市坊主町の町家カフェぜん。大正14年(1925年)の木造2階建で、南半を質屋の店舗、北半を住宅とし、2階南半の質倉は開口部を小さくしてモルタルで塗り込め、建具や木口を銅板で覆う。当時の質店の特徴を伝える。
鹿島市高津原の矢野酒造の西端に建つ大正10年の土蔵造2階建の酒蔵。外壁は鉄板張りで、東側の外壁を撤去して隣の中蔵と壁を共有している。南に続く桁行5間の貯蔵庫は2階が蔵人部屋だった。敷地西からの景観の主役。
鹿島市高津原の矢野酒造で主屋の西奥に渡り廊下でつながる大正10年頃の木造2階建の接客棟。入母屋造・桟瓦葺で外壁は竪羽目板張。床構えのある15畳座敷と10畳の次の間を上下同じ平面で重ね、三方に縁を巡らす。
鹿島市高津原の矢野酒造の敷地中央に建つ大正5年の土蔵造2階建の酒蔵。桁行11間・梁間5間の切妻造で、白漆喰の壁に下見板張の腰を回す。仕込蔵として建ち、いまは製品庫として使われ、東の戸口脇に検査室と分析室が付く。
誠之堂は埼玉県深谷市起会にある大正5年(1916年)の煉瓦造の記念堂で、重要文化財。渋沢栄一の喜寿を祝い第一銀行が東京に建て、平成に深谷市へ移築された。英国の田園趣味の外観と多彩な煉瓦積で知られ、無料で見学できる。
埼玉県深谷市の大谷家住宅欅空庵(こくうあん)は、主屋の北西約40メートルに建つ大正初期の木造平屋の離れ。棟違いの寄棟造・桟瓦葺で東面に切妻造の玄関を付け、たちの高い簡明な意匠を見せる。2004年登録。
埼玉県越生町の通りに西面して建つ大正4年(1915年)の店蔵。土蔵造3階建で、当初は黒漆喰仕上げ、1階戸袋に銅板の亀甲崩し文様、軒は出桁造で2階だけ垂木形を見せる。平成20年(2008年)登録。内部は非公開。
埼玉県本庄市の賀美橋は、伊勢崎新道の開削に伴い大正15年(1926年)に架けられた鉄筋コンクリート造の単桁橋。橋長6.3メートルの小さな橋だが、白タイルで縁取った連続アーチの高欄や三角ペディメントの親柱で飾る。
旧鏡山酒造大正蔵は埼玉県川越市新富町にある大正初期の酒蔵で、登録有形文化財。棟の高い上屋の南北に大きな下屋を付け、桁行22m・梁間14m。酒の貯蔵や瓶詰めに使われた仕切りのない内部は、今はレストランになっている。