大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
1825年創業の日本最古の楽器店・三木楽器の本店ビル「大阪開成館」は、1924年に竣工した鉄筋コンクリート造の近代建築です。ドイツの楽器店を模した重厚な外観、木内真太郎作のステンドグラス、大理石の階段など大正時代の意匠を今に伝え、戦火を免れた貴重な建造物として1997年に国登録有形文化財に登録されました。
大阪府貝塚市に佇む水間鉄道水間駅舎(現・水間観音駅)は、大正15年(1926年)に建設された鉄筋コンクリート造のターミナル駅舎です。仏塔を思わせる塔婆風の中央塔屋と西洋風の円形張り出し部を備えた和洋折衷デザインが特徴で、平成11年(1999年)に国の登録有形文化財に登録されました。水間寺への参詣路線として開業した水間鉄道の歴史とともに、その建築的魅力をご紹介します。
免山篤家住宅の屋敷西側、急な坂に沿って築かれた延長約19メートルの石垣。玉石状の自然石を用いた野面積みで緩やかな曲面を描き、南端では高さ約五メートルに達する。集落を代表する景観を特徴づける石積みとして登録有形文化財に登録されている。
免山篤家住宅の主屋背後に建つ勝手。約12平方メートルと登録八棟中最も小さく、大正元年(1912年)の建築である。内部に井戸と流しを備え、床を全面石敷きとした水廻り施設として登録有形文化財に登録されている。
免山篤家住宅の敷地北面と主屋東の露地境にめぐる、延長約25メートルの北及び東塀。大正元年(1912年)の築で、上を黒漆喰・下を竪板張とし、赤い木部や留蓋風の役瓦で意匠を凝らした、屋敷表側を整える塀である。
大阪府茨木市の山あい、佐保集落に建つ免山篤家住宅主屋。大正元年(1912年)の木造茅葺で、広い土間の奥に床・棚・付書院を備えた質の高い座敷をもち、再現困難な建築として登録有形文化財に登録されている。
免山篤家住宅の屋敷北西隅に建つ土蔵一。大正元年(1912年)の土蔵造で、上方を漆喰、下方を杉焼板張りとし、平屋ながら立ちの高い外観をもつ。道路に面して集落の景観を画する重要な一棟として登録有形文化財に登録されている。
免山篤家住宅の屋敷北西隅、土蔵一の東に接して建つ土蔵二。大正元年(1912年)の小規模な土蔵造で、桁行が短く棟も低いが、軒蛇腹を備えた本格的な造りとする。土蔵一とともに北面西半の景観を整える一棟として登録有形文化財に登録されている。
免山篤家住宅の屋敷西縁、急な坂道に面する石垣の上に据えられた延長約11メートルの西塀。大正元年(1912年)の築で、坂に応じて北半を高く南を低く築き、石垣と一体となって西面の屋敷構えを整える塀である。
梅田の隣、豊崎に残る大正期の登録有形文化財。延長42メートルの木造塀は腰を竪板張、小壁を鼠色の漆喰で仕上げる。主屋入口では壁面を後退させ、瓦葺の庇の下に潜戸を開く。戦災を免れた長屋群とともに、百年前の路地景観を伝える。
大阪府貝塚市の旧寺内町に残る利齋家住宅の離れ。薬種問屋を営んだ旧家が大正13年頃に建てた一棟で、1階は和の続き座敷、2階は暖炉のタイルやステンドグラスを備えた洋間とする。当初の装飾意匠が残る登録有形文化財を紹介する。
大阪・箕面公園の渓谷に建つ瀧安寺鳳凰閣は、関西建築界の父と称される武田五一が大正6年(1917年)に設計した登録有形文化財。宇治の平等院鳳凰堂の趣を取り入れた楼閣で、紅葉の名所・箕面大滝へ続く滝道の途中に立ち、内部は特別拝観で公開される。
大分県豊後高田市の三笠山春日神社拝殿は、大正10年造営の桁行九間梁間四間、入母屋造本瓦葺。両側面を土壁とし他を開口とする横長で開放的な構えで、宇佐神宮に通じる社殿配置を示す建物で、平成23年に国の登録有形文化財となった。
大分県国東市の萱島酒造米蔵は、大正5年建築の土蔵造2階建。県道に面し、背後の煉瓦煙突とともに蔵の象徴とされてきた。外壁は2階窓まで縦板を張って漆喰を雨から守る。平成10年に国の登録有形文化財となった。建築面積171平方メートル。
大分県国東市の萱島酒造仕込み蔵は、大正3年建築の木造2階建。建築面積1123平方メートルで敷地最大、寄棟の大屋根は塀の外からも望める。小屋組はトラス組で、同年の煉瓦煙突とともに設備投資の跡を示す。平成10年に登録有形文化財となった。
大分県国東市の萱島酒造中蔵(搾り場)は、大正4年建築の木造2階建。間口4間に対し奥行26間、長辺約47メートルの細長い一棟で、搾りの工程に沿った平面をとる。小屋組は単純なキングポストトラス。平成10年に登録有形文化財となった。
大分県国東市の萱島酒造門口倉庫は、大正5年建築の木造平屋建で、米蔵に接続する門屋兼倉庫。建築面積50平方メートルは登録12棟で最小。門扉はシャッターに替わり、登録制度の柔軟さを示す例となっている。登録は平成10年1月16日。
大分県竹田市の稲葉川西岸に建つ竹田市公民館竹田分館(旧一味楼)は、大正2年頃の料亭建築。入母屋造桟瓦葺の木造2階建で、一階に座敷が並び、二階はステージ付きの大広間とする。九間に及ぶ杉の磨丸太を用い、平成23年に登録有形文化財となった。
大分県中津市枝町の料亭・筑紫亭の主屋。大正3年に建てられ大正11年に増築された木造2階建で、南北の中庭を囲む口ノ字型の平面をとり、二階に52畳の大広間を配する。平成15年(2003年)に国の登録有形文化財となった。
大分県中津市の料亭・筑紫亭の離れ。主屋の後方、敷地を東西に流れる水路の南側に建つ大正末期の木造建築で、三棟を縁と廊下で結び、客室ごとに床のつくりを変える。平成15年(2003年)に国の登録有形文化財となった。