大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
福岡県田川市新町の高台に東面して建つ大正3年築の木造住宅。入母屋造妻入の二階建に入母屋造平屋が北接し、平屋部分は前後二列の六間取で前列北室に床を構える。国土の歴史的景観に寄与するとして平成23年に登録有形文化財となった。
福岡県北九州市若松区の旧古河鉱業若松ビルは、大正8年に古河鉱業の支店事務所として建った煉瓦造2階建。鋭角の角地に南西の大塔と南東の小塔を構える。解体寸前だったが住民の署名運動が覆した。入館無料、火曜休館。
福岡市中央区大名のジョーキュウ醤油煙突は、大正4年(1915年)に高さ19メートルで築かれた煉瓦造の煙突。八角形の底部とイギリス積の躯体、2005年の地震で9.5メートルになった経緯と、造形の規範とされた理由を紹介。
福岡県大川市小保の浄福寺離れ座敷は大正5年(1916年)頃、客僧をもてなすため本堂背後に建てられた入母屋造桟瓦葺の座敷棟。床脇を廊下へ張り出して七畳間とした付書院の床構えが、旧吉原家住宅に似た地域色を示す。
福岡県柳川市の掘割沿いに並ぶ三棟の煉瓦蔵、その中央に立つ一棟。フランス積の壁に櫛形アーチを二箇所穿ち、その上に登梁を中柱で受けた和小屋を載せる。妻面だけが木造の横板貼で、舟から三棟を見分ける目印になる。
日本福音ルーテル久留米教会礼拝堂は福岡県久留米市日吉町にある大正7年(1918年)の煉瓦造の礼拝堂で、登録有形文化財。東北隅に鐘楼と玄関を設け、内部はシザーズ・トラスを架けた柱のない空間とする。ヴォーリズの初期の設計の特徴をよく示す。
福岡県小郡市干潟の松岡家住宅主屋は、大正12年に造り酒屋の住まいとして完成した木造建築。西端の土間には力強い梁組が吹抜けに組み上がり、東側には十五畳の広間が張り出す。平成27年に国の登録有形文化財となった。
福岡県うきは市吉井町の南久保田家住宅裏門は大正4年(1915年)ごろの門で、屋敷8件のうち最も小さい。農業倉庫の東隣に建ち、南面東寄りに門口を開いて両開きの板戸を吊る。2012年に登録有形文化財となった。
福岡県うきは市の南久保田家住宅材木置場及び脇門は大正4年(1915年)ごろの付属屋。脇部屋・脇門・材木置場が矩折れに延長23.5メートル続き、表庭側を漆喰塗、裏を吹放ちとする。2012年に登録有形文化財となった。
福岡県うきは市吉井町福永の南久保田家住宅主屋は大正4年(1915年)の大型民家。桁行24.6メートル、入母屋造桟瓦葺で、18畳の主室にスギ板の鏡天井を張る。2012年に登録有形文化財となった。個人所有で内部は非公開。
福岡県うきは市吉井町の南久保田家住宅ツキアタリ蔵は、大正後期に建てられた木造2階建の家財蔵。米蔵と農業倉庫の間に建ち、出入口のある東面全長に下屋を付けて薪置場などに区切る。2012年に登録有形文化財となった。
福岡県うきは市の南久保田家住宅味噌部屋は大正前期の木造平屋建の小屋。主屋南側の水路脇に建ち、出入口を北の主屋の土間に向けて庇を付ける。旧家の暮らしを伝える建物として2012年に登録有形文化財となった。
明光寺霊屋は福岡市博多区吉塚の曹洞宗寺院、明光寺で本堂の北西に建つ位牌堂。大正15年(1926年)に鉄筋コンクリート造で再建され、円柱の舟肘木や長押、両妻面の花頭窓、堂内の虹梁形の貫まで木造の形を写している。
明光寺本堂は福岡市博多区吉塚の曹洞宗寺院、明光寺の本堂。火災後の大正13年(1924年)に鉄筋コンクリート造で再建され、柱梁を鼠漆喰、壁を白漆喰で塗り分ける。六間取の堂内、登録の理由、見学の注意をまとめる。
福岡市中央区谷の吉村家住宅に大正14年頃に建てられた井戸の覆い屋。4本の杉丸太の柱を内転びに立てて切妻造桟瓦葺の屋根を支える壁のない小建築で、屋根の下にはコンクリート製の丸井戸がある。令和3年に登録された。
福岡市中央区谷の旧武家地に大正14年(1925年)に建てられた吉村家七代目の隠居所。四周に庇を廻した入母屋造の二重屋根と、10畳の書院造座敷を中心に部屋をずらして連ねる間取りが特徴で、令和3年に国の登録有形文化財となった。
福岡市中央区谷の吉村家住宅に大正14年頃に建てられた便所と浴室の付属屋。入母屋造桟瓦葺の小さな平屋で、東半を便所、西半を脱衣所と浴室とし、西面に焚口を設ける。便所の開き戸の羽目板に老松と並び矢の透かしが入る。
寄口橋は福岡県八女市上陽町北川内の星野川に架かる大正9年(1920年)の石造2連アーチ橋で、登録有形文化財。溶結凝灰岩で築いた橋長44メートルの橋で、村費と地元の寄付金で築かれ、今も地域の交通を支える。
料亭金鍋表門は北九州市若松区本町にある大正6年(1917年)頃の木造の門で、登録有形文化財。腕木・軒桁・垂木に丸太を用い、ガラスの欄間をはめた近代的な数寄屋風の意匠で、左右の塀とともに玄関前庭を区画する。
料亭金鍋本館は北九州市若松区本町にある大正6年(1917年)頃の木造3階建の料亭で、登録有形文化財。明治28年創業の老舗で、数寄屋風に洋風を交えた内部と重厚な黒漆喰塗りの外観が、若松の繁栄を今に伝える。