和歌山県の登録有形文化財
和歌山県 · 登録有形文化財
堀河屋野村の第一仕込蔵は、醤油もろみを熟成させる江戸末期の蔵です。柱や梁にまで麹菌が付着し、空気をよく通す中塗りの壁とともに、添加物を使わない手仕事の醸造を今も支えています。2014年に登録されました。
堀河屋野村の第二仕込蔵は、御坊市で大正前期に建てられた木造平屋建ての蔵です。西洋式のキングポストトラスが大きな屋根を支え、その下に並ぶ多数の木桶で醤油がじっくりと仕込まれます。2014年登録の有形文化財です。
堀河屋野村の店舗兼主屋は、御坊の新町通りに面する江戸末期の町家です。ベンガラ塗りの木部と出格子、アガリトと呼ばれる板床が独特の地方色を残し、来訪者を迎える唯一の登録建物となっています。2014年登録。
堀河屋野村の土蔵は、敷地のほぼ中央に立つ江戸末期の土蔵造の二階建てです。厚い土壁が火災や湿気から醸造の道具や家財を守り続け、その堅固な姿が醸造所全体の配置をまとめています。2014年に登録されました。
堀河屋又兵衛家住宅主屋は、御坊の寺内町の中心部に建つ江戸末期の町家です。軒下のオダレと正面の出格子が独特の地方色をよく残し、日高別院裏の通りの歴史的な景観を構成しています。2014年に登録されました。
堀河屋又兵衛家住宅土蔵は、主屋の北に建つ昭和初期の小さな土蔵です。花崗岩の基礎の上に載り、竪板張と漆喰塗りの西面を見せ、主屋と対をなして御坊寺内町の通りの歴史的な景観を構成しています。2014年に登録。
かつらぎ町東谷の山中、葛城修験の行所に建つ堀越癪観音庫裏は、江戸時代末期の茅葺建築である。竈を据えた土間と六間取の鍵座敷を備えた農家風の造りで、令和4年10月に国の登録有形文化財となった。境内は参拝自由。
前田家住宅主屋は和歌山県橋本市高野口町名倉に建つ江戸後期の町家。旧大和街道に北面し、軒下まで塗り込めた壁とつし2階を備える。西側は中土間、東側は四間取り。平成16年に国の登録有形文化財となった。外観のみ見学可能。
前田家住宅新書院は和歌山県橋本市高野口町名倉にある大正5年(1916年)竣工の客用座敷。6畳の式台玄関、10畳、床・棚・付書院を備えた12畳半座敷が並ぶ。昭和30年(1955年)の道路拡幅時に曳家で現在地へ移された。
前田家住宅土蔵は和歌山県橋本市高野口町名倉に建つ江戸末期の2階建土蔵。桁行7間、梁間3間、切妻造の本瓦葺で、東の3間を什器蔵、西の4間を1階が米蔵、2階が衣裳蔵とする。平成16年に国の登録有形文化財となった。
御前家住宅主屋は和歌山市茶屋ノ丁にある昭和10〜13年(1935〜1938年)の木造平屋建の住宅で、登録有形文化財。庇屋根で屋根を2重に見せる外観、丸太を用いた数寄屋風の内装、洋風の応接間に昭和初期の邸宅の特徴が表れる。
御前家住宅台所棟は和歌山市茶屋ノ丁にある昭和10〜13年(1935〜1938年)の木造平屋建の台所棟で、登録有形文化財。食堂や炊事場からなる寄棟造の簡素な建物で、接客部と台所を別棟にする武家住宅の系譜を伝える。
御前家住宅土蔵は和歌山市茶屋ノ丁にある昭和10〜13年(1935〜1938年)の土蔵造2階建の蔵で、登録有形文化財。裏通りに妻を見せて建ち、和歌山城近くの上級武家住宅の系譜を引く屋敷構えを形づくる主要な建物である。
みそや別館上蔵及び離れ座敷は和歌山県橋本市橋本のみそや別館の主屋の背後に建つ明治時代中期の建物で、登録有形文化財。屋号を塗り込んだ観音開きの土戸を釣る妻入の道具蔵と、西の数寄屋風の離れ座敷を巧みに一体化し、屋敷の背後を整える。
みそや別館下蔵は和歌山県橋本市橋本のみそや別館の離れ座敷の西に建つ文化5年(1808年)の土蔵で、登録有形文化財。平入の2階建で1階を全面土間とし、味噌蔵または道具蔵に使われた。開口部の入念な塗り廻しや波形に塗り込めた軒廻りが丁寧。
みそや別館主屋は和歌山県橋本市橋本の伊勢街道に南面して建つ明治17年(1884年)の呉服店の主屋で、登録有形文化財。屋根をコの字型に架けて中庭をとる表屋造風で、緩い起り屋根や虫籠窓風の2階の窓が京風町家の外観をつくる。
密厳院苅萱堂は和歌山県高野町高野山の金剛峯寺の東方にある昭和元年(1926年)頃の仏堂で、登録有形文化財。檜皮葺と銅板葺の二棟をつなぎ、西に引導地蔵、東に親子地蔵の内陣を配し、両内陣を結ぶ通路を苅萱親子の悲話の絵解きの場とする。
和歌山県新宮市三輪崎、旧目抜き通りに南面して建つ昭和2年築の集会施設。妻面の日の出の浮彫と両翼のペディメントで外観は洋風、内部は真壁漆喰の一室に高さ5メートルの吹き抜けと桟敷を持つ。令和元年に国の登録有形文化財となり、今も鯨踊の稽古場だ。
和歌山市加太の向井家住宅表門及び袖塀は、旧淡島街道に面して建つ昭和前期の一間腕木門と東西の袖塀。絵様と繰形を彫った腕木に扁平な冠木を載せ、背面は控柱で受ける。軒の出が深い質実な門で、2021年に登録有形文化財。
和歌山市加太の向井家住宅主屋は、万延元年(1860年)上棟の木造平屋建。棟札が施主・材料・大工の出身地を伝え、整形四間取の室内は大引天井と差物で固めた堅牢な造り。正面に出格子を構える。2021年に登録有形文化財。