愛知県・江戸
Edo愛知県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
愛知県安城市の西心寺本堂は、天保6年(1835年)建立の真宗大谷派の本堂。波形に刻んだ懸魚をもつ入母屋造で、外陣から内陣へと続く真宗本堂の典型を残す。地域の岡田大工の遺構として、2022年に登録有形文化財に登録された。
愛知県犬山市の西蓮寺庫裏は、住職とその家族が暮らしてきた台所兼住居の建物である。江戸後期の登録有形文化財で、東端の土間と田の字型に並ぶ座敷を備え、城下町の寺内町に残る。内部は非公開だが、境内から外観を見学できる。
国宝犬山城の城下町に立つ西蓮寺の山門は、江戸後期の一間薬医門である。三斗組や蟇股、透かし彫りの木鼻に対し、扉の八双金具は古風な作りを残す。歴史的景観への寄与が認められ、平成十九年に登録有形文化財となった。
愛知県犬山市の寺内町に南面して建つ無量山西蓮寺の本堂。宝暦十年(1760年)竣工の五間堂で、入母屋造・本瓦葺、柱列で仕切らない開放的な外陣をもつ真宗大谷派の本堂として、平成十九年に登録有形文化財に登録された。
あま市の旧鎌倉街道沿いに立つ日蓮宗實成寺の山門。江戸時代中期の禅宗様の四脚門で、2005年に国の登録有形文化財となった。1891年の濃尾地震を耐え抜き、太く重厚な木組みに古式の意匠を今に残す表構えである。
名古屋近郊あま市の長久山實成寺本堂は、鎌倉期の真言宗護摩堂を起源とし、のちに日蓮宗の本堂へと改められた登録有形文化財。宝形造の屋根の下に古い平面を残し、織田敏定の再興と江戸前期の大改修を重ねた一棟である。
愛知県西尾市の実相寺は、吉良氏の菩提寺と伝わる臨済宗の古刹。その庫裡は元禄年間に再建された江戸中期の建物で、土間の上に大梁を縦横に組んだ広い一室をもつ。簡素ながら禅宗伽藍に欠かせない大庫裏として、2003年に登録有形文化財となった。
愛知県西尾市の実相寺方丈は、文永8年創建の吉良氏菩提寺に残る江戸時代初期の大型禅宗方丈。六間取の平面と太い木組みを保ち、令和3年に入母屋造・銅板葺へ復元された西尾市指定文化財です。四月の花祭りでは県指定の釈迦三尊像が開帳されます。
愛知県犬山市の継鹿尾山に佇む古刹・寂光院の山門は、天保7年(1836年)に尾張藩御大工・竹中泉正敏によって建てられた一間一戸薬医門。群猿や龍、牡丹の笈形など豊かな彫刻装飾が施され、平成17年に国の登録有形文化財に登録されました。約1000本のもみじに包まれる「尾張のもみじでら」を訪ねるなら、まずこの山門で江戸後期の堂宮建築の魅力を味わってみてください。
愛知県犬山市の継鹿尾山中腹にある寂光院随求堂は、文化2年(1805年)に建立された江戸後期の籠堂建築です。住宅風の蔀戸を多用した外観や四周を巡る切目縁が特徴で、平成17年に国の登録有形文化財に登録されました。本尊は願いを叶える大随求菩薩。尾張のもみじ寺と呼ばれる紅葉の名所としても知られ、四季折々の景観の中で江戸の信仰文化に触れることができます。
愛知県犬山市の古刹・寂光院の境内、本堂北方の高所に建つ「弁天堂」は、文政3年(1820年)頃に建立された木造平屋建の小堂です。建築面積わずか3平方メートル、ほぼ正六角形の平面という珍しい意匠をもち、内部には縁結びの弁財天を祀ります。約千本のもみじに彩られる山寺で、平成17年に国の登録有形文化財に登録されました。
春江院の山門は文政十三年の建築で、本堂と同じく北を正面とする一間一戸の薬医門である。三斗を組み、妻飾には大柄な板蟇股を据える。控柱は後補とされ、街道から境内へと参詣者を導く、寺の正面口として親しまれている。
春江院の鐘楼は慶応元年の建築で、七棟のうちもっとも装飾に富む建物である。玉石の基壇に方一間の身舎を据え、簓子下見板張の袴腰、擬宝珠高欄、詰組、二軒扇垂木、彩色の格天井を見せる、華やかな禅宗様の鐘楼である。
春江院の本玄関及び書院は江戸後期の建築である。書院は有松絞の祖とされる竹田庄九郎の旧宅から、明治十二年に移築されたと伝わる。式台を構え、十二畳と十八畳の座敷をL字の広縁が囲む。襖絵は狩野永秀の筆と伝わる。
春江院の本堂は文政十三年の建築で、入母屋造に正面向拝を付け本瓦葺とする。六間取の方丈形式をとり、南面の多い仏堂のなかでは珍しく北を正面とする。本尊には曹洞宗では珍しい多宝如来を祀る、寺の中心の堂である。
豊田市若林の真宗寺院・浄照寺に建つ庫裏は万延元年(1860年)の建築。墨書により年代と棟梁が判明する希少な例で、段違いの切妻屋根と豪放な梁組をもつ。地域の庫裏の指標として「造形の規範」の基準で国登録有形文化財となった。
愛知県小牧市の史跡小牧山中腹に建つ創垂館は、明治21年に迎賓施設として建てられ、後に尾張徳川家の所有となった木造平屋の上質な座敷棟。令和4年に建設当初の姿へ復原され、令和7年8月に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。寄棟造り桟瓦葺の落ち着いた意匠と広々とした式台玄関が、明治の格式を今に伝えます。
愛知県新城市大海、豊川の右岸に鎮座する瀧神社。寛文12年(1672年)建立の本殿は建築面積わずか2.4平方メートルの一間社流造で、平成25年に登録有形文化財となった。覆殿に納まり直接の拝観はできない。
名古屋市東区の長母寺庫裡は文政11年(1828年)築の登録有形文化財。棟札に大工棟梁・川合半七の名が残る。説話集『沙石集』を著した無住ゆかりの寺で、本堂は震災後の再建だが庫裡はそれ以前の姿をよくとどめる。
名古屋市東区の長母寺に立つ山門は、十八世紀後半に建てられた薬医門。三間一戸、切妻造・本瓦葺で、間口は約四・八メートルと大きく、国の登録有形文化財である。『沙石集』を著した無住ゆかりの禅寺の入口に、石段をのぼった先で静かに構える。