愛知県・鎌倉
Kamakura愛知県 の鎌倉時代(1185 – 1333)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
750年の歴史を誇る国宝・金蓮寺弥陀堂は、鎌倉時代の住宅風仏堂建築の傑作です。静かな西尾市に佇むこの隠れた名刹で、観光地化されていない本物の日本文化を体験してください。
国宝「後藤藤四郎」は、鎌倉時代の名工・粟田口吉光による短刀の傑作。将軍家から尾張徳川家へ贈られた歴史と、天下三作の技を徳川美術館で体験できます。
愛知県に伝わる重要文化財「刀〈無銘(吉岡一文字)〉」は、鎌倉時代中期から末期にかけて備前国で隆盛を誇った吉岡一文字派の作と極められる名刀です。大磨上ながら鮮やかな乱映りが立ち、丁子に互の目交じり飛焼を伴う華麗な刃文に同派の特色が表れています。地刃の健全さと優れた出来映えから、昭和32年に重要文化財に指定されました。鎌倉期の備前刀の魅力と、五箇伝の頂点を成す備前伝の伝統美に触れる、貴重な一振りです。
鎌倉時代末から南北朝時代に活躍した名工・貞宗の作と伝わる大磨上の打刀。尾張徳川家伝来の重要文化財で、現在は愛知県名古屋市の名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)に収蔵されています。豪壮な姿と冴えた地鉄、奥ゆかしい刃文をご鑑賞いただけます。
後世の大磨上によって銘を失いながら、地鉄と刃文の健全さ、そして乱れ込む帽子の働きから、来派の名工・二字国俊の作と極められた鎌倉時代の重要文化財。刃長66.9センチの堂々たる一振を、名古屋の刀剣博物館「メーハク」で見るための手引き。
鎌倉時代初期、備中古青江派の刀工・守利の作と伝わる無銘の刀で、1950年指定の重要文化財です。在銘作の稀な守利を澄んだ地鉄と逆がかる刃文から読み解き、個人蔵の本作に代えて名古屋で青江を鑑賞できる場所も案内します。
愛知県の個人が所蔵する重要文化財「刀〈無銘来国光〉」。鎌倉時代末期に京の名工・来国光が鍛え、徳川将軍家に伝来した刃長69.6cmの名刀です。山城伝・来派の精緻な地鉄と気品ある直刃、1960年の重文指定に至った価値、そして来国光の他作品を鑑賞できる名古屋の博物館もあわせてご紹介します。
愛知県陶磁美術館に収蔵される菊花文三耳壺〈丹波〉は、13世紀初頭に日本六古窯のひとつ丹波窯で焼かれた重要文化財です。篦彫りによる精緻な菊花文と完全な器形を保つ中世陶芸の最高傑作。丹波焼の歴史、見どころ、アクセス情報をご紹介します。
真理を見つめる仏の眼を神格化した仏眼仏母を中心に、三層の八葉蓮華へ諸尊を配した鎌倉時代の別尊曼荼羅。現世と来世の所願成就を願う仏眼法の本尊として用いられた、愛知県に伝わる個人蔵の重要文化財で、縦約114センチの一幅。
鎌倉時代後期の名工・来国光が鍛えた太刀。刃長69.5cm、来国光には珍しい細身の姿が特徴で、磨上ながら茎先に小振りの在銘を残す。小乱れに小丁子を交える刃文も見どころ。重要文化財。名古屋刀剣博物館で公開。
愛知県東海市の観福寺本堂に据えられた小さな宮殿。背面の墨書が宝治2年(1248年)の造営を記し、斗栱や蟇股に鎌倉前期の特徴をよく残す。年代の判明する基準作として価値が高く、昭和59年に国の重要文化財に指定された。
名古屋の西、あま市の甚目寺に立つ二階建ての楼門。あま市で最も古い木造建築で、明治33年に重要文化財へ指定された。建立年代は文化庁の見方と寺伝とで分かれるが、和様による初期の明快な木組みを今に伝え、下層には福島正則が寄進した仁王像が控える。
名古屋・大須観音の大須文庫に収蔵される国宝「翰林学士詩集」の歴史と魅力を解説。中国で失われた唐代漢詩を今に伝える貴重な平安時代写本の価値や鑑賞の機会、周辺情報をご案内します。
愛知県豊田市の三河国三宮・猿投神社に伝わる黒漆太刀〈刀身無銘〉は、鎌倉時代の作と認められ、昭和二十七年に重要文化財に指定された一振り。霊峰猿投山の麓に七百年以上守り継がれてきた本太刀の歴史と魅力、そして由緒深き猿投神社の見どころを詳しく紹介します。
名古屋市が所有する重要文化財「古瀬戸黄釉魚波文瓶」は、鎌倉時代後期、十四世紀前期に愛知県の瀬戸窯で焼かれた施釉陶器の傑作です。中国の梅瓶を手本とした堂々たる器形に、淡い黄緑色の灰釉、青海波文と三尾の魚を組み合わせた精緻な文様装飾が施され、中世日本において唯一施釉陶器を生産した瀬戸窯の頂点を示しています。萱刈窯跡出土の在銘陶片との比較から制作年代がほぼ確定されており、中世陶磁の編年研究における基準資料としても重要な位置を占めています。
名古屋市蓬左文庫が所蔵する重要文化財「宋版太平聖恵方(金沢文庫本)」は、北宋の太宗の勅命により王懐隠らが編纂した全100巻の医学百科の南宋刊本です。鎌倉幕府執権北条氏の金沢文庫から、豊臣秀次・徳川家康を経て尾張徳川家初代義直に伝わった本書は、現存24冊と慶長補写本27冊を併せ持ち、各巻首に「金沢文庫」墨印・「御本」朱印を留めます。世界的にも貴重な宋版書として、日中医学交流史を物語る一級史料です。
愛知県豊田市の猿投神社に伝わる重要文化財「猿投神社漢籍」をご紹介します。春秋経伝集解、論語集解、史記集解、文選、白氏文集など、鎌倉から南北朝時代に書写された中国古典の写本群は、神宮寺・白鳳寺で営まれた地方の漢学の高さを今に伝える、貴重な文化遺産です。
熱田神宮に伝わる重要文化財・太刀〈銘元弘三年六月一日実阿作/鎬地ニ文祿四年守勝ノ寄進銘アリ〉は、鎌倉幕府滅亡の年一三三三年に筑前の名工実阿が鍛え、二六二年後の文禄四年(一五九五)に松下小一郎守勝が諸願成就を祈って奉納した一振り。実阿の現存作は極めて少なく、刃長八三・七センチに腰反りの深い太刀姿、二箇所に刻まれた銘の対比など、刀剣史と神宮信仰を同時に語る貴重な国宝級の名刀です。
愛知県名古屋市の熱田神宮に伝わる重要文化財「太刀 銘真行」は、平安末期から鎌倉時代にかけて伯耆国で活躍した刀工・真行による太刀です。元亀二年(1571年)八月八日、戦国武士・大久保与九郎によって熱田大明神に奉納され、その奉納銘が刀身にそのまま切り付けられています。古伯耆鍛冶の優美な作風と、戦国期の信仰の息吹を一振りに宿した、稀有な名刀です。