全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
福岡市博多区金の隈にある弥生時代の共同墓地の遺跡である。土壙墓、甕棺墓、石棺墓が順に作られ、約400年営まれた。発掘現場に屋根をかける形で展示館が建ち、甕棺や人骨を見つかったままの姿で見せる。昭和47年(1972年)に史跡に指定された。
福岡県八女市・広川町・筑後市という三つの市町にまたがっている古墳群である。5基の個別指定に3基を追加し、8基を一括の指定にまとめ直している。大正11年(1922年)に国の指定を受けた8基の古墳になる。
福島県南相馬市原町区泉にある古代の役所跡である。礎石や瓦から寺の跡とされていたが、発掘で陸奥国行方郡の役所の跡とわかった。郡庁院、正倉院、舘院がそろう。平成22年(2010年)に史跡に指定された1件である。
福島県伊達郡桑折町にある伊達氏の居城跡である。分国法の塵芥集の条文に城下が名指しされ、天文の乱の講和の条件として破却された。側室の呼び名や化粧道の地名に城の名が残る。平成2年(1990年)に史跡に指定された。
福島県福島市下鳥渡の陽泉寺の背後の丘にある供養石塔である。研磨した石面に弥陀三尊来迎仏を半肉彫にし、側面に平氏の女性が母のために建てた旨と正嘉2年(1258年)の年紀を刻む。昭和10年(1935年)に史跡に指定された。
福島県いわき市泉町の沖合約250メートルに浮かぶ、高さ約30メートルの凝灰質砂岩の小島。ウミウの生息地・越冬地として昭和20年(1945年)2月22日に国の天然記念物に指定された。侵食で縮小が続いている。
愛媛県今治市の宮窪瀬戸に浮かぶ無人島・能島と鯛崎島の全島が城となった、村上海賊の唯一の国指定史跡「能島城跡」。最大10ノットの激流に守られた天然の要害、本丸・二の丸・三の丸の曲輪、岩礁に残る400を超える柱穴の遺構など、戦国期の海城を体感できる稀有な文化遺産を、上陸クルーズや見どころ、アクセスとあわせてご紹介します。
本宮・速玉・那智の三大社と青岸渡寺・補陀洛山寺からなる熊野三山。神仏習合と自然崇拝が出会う紀伊半島南端の霊場を、大斎原の大鳥居、神倉のゴトビキ岩、那智の滝、補陀落渡海の出帆地までたどる、世界遺産の聖地案内。
下久保ダムの直下、神流川におよそ1.5キロ続く緑色片岩の渓谷。江戸時代から銘石として名高い三波石が48の巨岩となって連なり、昭和32年に国の名勝・天然記念物に二重指定された。三波川変成帯の核心を歩く。
福岡県と大分県の県境にまたがる鷹巣山は、英彦山の溶岩台地が侵食されて生じた三つのビュート地形からなる。西から一ノ岳・二ノ岳・三ノ岳と連なる岩峰は、1941年に国の天然記念物に指定された日本でも稀有な地形である。
宮城と山形の県境、奥羽山脈の最低部を越える峠道。元禄2年(1689)に松尾芭蕉と曽良が通り、尿前の関で関守に怪しまれた逸話で知られる。江戸期の道筋が今も4.2キロにわたり残り、芭蕉が逗留した封人の家も国の重要文化財として公開。
和歌山・三重・奈良の三県境に刻まれた約1キロメートルの渓谷。高さ50メートルのホーンフェルス断崖と水深20メートルを超える碧潭が連なり、国の特別名勝・天然記念物に指定。絶壁上の瀞ホテルからの眺めも格別。
青森と秋田の県境にまたがる十和田湖は、面積約71平方キロ、最深330メートルの二重カルデラ湖である。東岸の子ノ口から焼山まで約14キロ続く奥入瀬渓流とともに、1952年に特別名勝・天然記念物に指定された。
標高846mの箱根峠を越える東海道の難所「箱根八里」。延宝8年(1680)に幕府が築いた石畳、元和4年(1618)植林の杉並木、復元された畑宿一里塚など、神奈川県箱根町から静岡県三島市・函南町に及ぶ国指定史跡。
愛知県犬山市にある青塚古墳は、4世紀中頃に築かれた墳長約123メートルの前方後円墳で、愛知県内では2番目の規模を誇ります。1983年に国の史跡に指定され、現在は青塚古墳史跡公園として整備。復元された壺形埴輪や青々とした小熊笹の景観、ガイダンス施設での体験を通じて、古代尾張の王権と1,600年以上に及ぶ歴史の重なりを実感できる、犬山屈指の文化遺産です。
愛知県豊明市にある阿野一里塚は、慶長9年(1604年)に徳川家康の命で築かれた東海道の里程標です。江戸日本橋から86里目にあたり、街道の両側に対で築かれた塚が東西ともに残る全国的にも珍しい例として、昭和11年(1936年)に国の史跡に指定されました。江戸時代の街道風景を今に伝える、街歩きにぴったりの貴重なスポットです。
伊良湖東大寺瓦窯跡は、愛知県田原市伊良湖町の渥美半島先端近くにある鎌倉時代の瓦窯の跡で、昭和42年に国の史跡に指定された。東大寺大仏殿の鎌倉再建の瓦を焼き、「東大寺大佛殿瓦」と刻まれた瓦が出土している。
愛知県新城市の湯谷温泉に近い宇連川河床にある馬背岩は、約1500万年前のマグマが割れ目に貫入してできた岩脈である。硬さゆえに削り残され、馬の背のように突き出た姿で知られる。昭和9年指定の国の天然記念物。
愛知県豊橋市の瓜郷遺跡は、豊川下流の低湿地に営まれた弥生時代の集落跡。木製農具や炭化籾、貝塚や漁撈具が出土し、稲作と漁撈・狩猟を組み合わせた暮らしを示す。登呂遺跡と並ぶ低湿地遺跡として昭和二十八年に国史跡に指定された。
愛知県田原市の大アラコ古窯跡は、渥美半島で焼かれた中世陶器の窯跡。三河国司・藤原顕長の銘を刻んだ器が出土し、操業年代を特定できる稀な例として国の史跡に指定された。渥美窯研究の出発点となり、国宝を生んだ窯業地の存在を世に知らせた遺跡である。