石手寺二王門とは

石手寺二王門は、愛媛県松山市石手にある文保2年(1318年)の鎌倉時代の楼門で、昭和27年(1952年)11月22日に国の国宝に指定された(文化庁)。読みは「いしてじにおうもん」。

石手寺二王門
石手寺二王門CT-May / CC0(パブリックドメイン) / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、三間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺。指定番号は00099である。

文化庁の記録では、これに先立つ明治40年(1907年)5月27日の指定日も記されている。これは旧法による指定の日付である。

河野通継が再建した楼門

文化庁の詳細解説によれば、石手寺は神亀5年(728年)に越智玉純が聖武天皇の勅によって創建し、もと安養寺と称したが、寛平4年(892年)に石手寺と改めたと伝える。

二王門は天平5年(733年)の創建といい、現在の門は文保2年(1318年)に河野通継が再建し、以後、寛文・延宝年間(1661年から1681年)の修理を経て今日に至る(文化庁)。

国宝としての価値

文化庁は、現存する鎌倉時代の楼門のなかの傑作としている。

三手先の組物と美しい蟇股

三間一戸の楼門で、腰屋根はなく、上重には廻縁をめぐらせて高欄を設ける(文化庁)。組物は上重が三手先で、中備として下重に蟇股、上重に間斗束を入れる。

木割の制がよく整い、外観のつりあいもよく、細部の手法も優秀で、とくに蟇股の形と内部の彫刻が美しい(文化庁)。

見どころ

腰屋根のない楼門の均整のとれた姿と、蟇股の形、内部の彫刻が見どころである(文化庁)。

見学について

石手寺が所有する(文化庁)。松山市によれば、石手寺は四国八十八箇所の51番札所で、道後温泉本館から徒歩約25分。拝観の時間や料金について、公的な案内は確認できなかった。二王門・本堂・三重塔・鐘楼・五輪塔・訶梨帝母天堂・護摩堂は石手寺のページにまとめている。

Q&A

Q二王門はいつ建てられましたか?
A文保2年(1318年)に河野通継が再建しました(文化庁)。
Q門の形式は?
A腰屋根のない三間一戸の楼門です(文化庁)。
Q見どころは?
A蟇股の形と内部の彫刻です(文化庁)。
Q評価は?
A現存する鎌倉時代の楼門のなかの傑作とされます(文化庁)。
Q石手寺二王門が国宝に指定されたのはいつですか?
A昭和27年(1952年)11月22日です(文化庁)。

基本情報

名称石手寺二王門(いしてじにおうもん)
所在地愛媛県松山市石手2丁目
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和27年(1952年)11月22日国宝指定
員数1棟
寸法三間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺
所有者石手寺
公開状況道後温泉本館から徒歩約25分(松山市)

参考文献

石手寺二王門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/3312
道後まち歩きガイド(松山市・道後温泉事務所)
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/h31/202002/dogoinbound.files/course_01jp.pdf

最終更新日: 2026.10.24