群馬県・大正
Taishō群馬県 の大正時代(1912 – 1926)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
栃木県日光市と群馬県みどり市の境のわたらせ渓谷鐵道笠松トンネル。大正元年に築かれた延長362メートルの単線トンネルで、旧足尾鉄道で最長。石積の側壁に4枚厚の煉瓦のアーチを架け、内部に6か所の退避所を設ける。
大正2年に第10代日銀副総裁木村清四郎の別邸として建てられ、二度の移築を経て赤城山南麓へ。座敷と洋室を備えた近代和風住宅で、令和7年に登録有形文化財となった。現在は文化ホテル清芳山荘の本館として宿泊者に公開されている。
岡直三郎商店大間々工場文庫蔵は、群馬県みどり市大間々町に建つ大正2年築の土蔵造二階建。帳簿を火から守るため掛子塗の扉と安山岩切石基礎で固め、建築面積は44平方メートル。2013年に主屋とともに国の登録有形文化財に登録された。
荻野家住宅主屋は下仁田町中町で旧中山道の脇往還に東面する大正13年(1924年)ごろの木造2階建。起りのある入母屋造妻入の屋根を通りに見せ、2階に床の間と棚を備えた客間を置く。2009年に登録有形文化財となった。
荻野家住宅防火壁は下仁田町の荻野家住宅で主屋の北に接して築かれた大正13年(1924年)ごろの煉瓦造の防火壁。高さ7.3メートルで、主屋前寄りの一部を高くして卯建風に見せる。2009年に登録有形文化財となった。
群馬県太田市新田溜池町、旧溜池村名主の片山家の屋敷で、長屋門から主屋土間へ向かう通路の東に建つ大正初期の井戸屋。藪塚石の基壇に切妻造桟瓦葺の覆屋を架け、井戸側は藪塚石を円筒に積み、上部に花崗石の井桁を組む。
群馬県太田市新田溜池町、旧溜池村名主の片山家の屋敷で、主屋の東に建つ大正初期の屋外便所。藪塚石を基礎とした切妻造桟瓦葺の細長い平屋で、半畳規模の室を4つ並べ中央2室を大便所とする。上層農家の屋敷構えの一要素。
群馬県桐生市本町の金善ビル。大正10年(1921年)ごろに金善織物の金居常八郎が建てた鉄筋コンクリート造の4階建で、1階を石積み風、上階を白タイル張りとしセセッション風装飾を付ける。地方の初期RC造ビルの好例。
旧大竹酒造煉瓦蔵は、群馬県前橋市三河町にある大正後期の煉瓦造2階建ての酒造蔵で、平成28年に登録有形文化財となった。前橋の中心市街地に残る唯一の酒造蔵で、今は前橋市芸術文化れんが蔵として使われている。
事務所の背面に接して建つ大正8年の染色場。建築面積28平方メートル、東西棟の切妻造で、小屋組はキングポストトラス、屋根には天窓が四か所開く。鋸屋根工場と並ぶ創業期の建築として、平成27年に登録有形文化財となった。
大正8年12月14日に上棟した織物工場。桐生に約260棟残る鋸屋根工場のうち、煉瓦壁を持つのはこの一棟だけ。深谷産の煉瓦をイギリス積みで積み、当初6連の屋根は現在4連。平成10年に登録され、今はベーカリーカフェとして中に入れる。
群馬大学桐生キャンパスに建つ高さ3.7メートル、幅16.8メートルの煉瓦造の門。大正5年、官立唯一の高等染織学校の創立にあわせて建てられた。門柱四面のゴシック風ポーチコが評価され、平成10年に登録有形文化財となった。
桐生市本町一丁目、曽我家住宅の敷地の奥に建つ旧曽我織物工場は、大正11年に2代喜一郎の結婚を機に建てた木骨石造平屋建。大谷石の切石整層積の壁に梁間20尺の鋸屋根を5連かける。平成18年に登録有形文化財。
群馬県沼田市上之町の旧土岐家住宅洋館は、大正13年に東京渋谷で建てられた土岐章子爵邸の洋館部です。急勾配の屋根に牛の目窓を据え、内部は和洋二つの接客室を備えます。平成9年に国の登録有形文化財となりました。
群馬県沼田市上之町の旧日本基督教団沼田教会紀念会堂は、生糸貿易で栄えた星野家の寄附により大正3年に建てられた木造2階建の教会堂です。下見板と急勾配の屋根が特徴で、県内で3番目に古い教会建築。観覧は無料です。
群馬県前橋市総社町にある旧本間酒造酒蔵及び釜屋は、大正期の酒造施設。土蔵造二階建の酒蔵は上下階とも一室とし、東の釜屋と南のオロシが洗米から仕込みまでの工程をつなぐ。平成28年に国登録有形文化財となった。
大正12年建築の旧本間酒造店舗兼主屋は、群馬県前橋市の旧佐渡奉行街道・総社宿に東面する入母屋造妻入の町家。二階のせがい造による深い軒が外観を決める。現在は地域住民が営むHONMAYAとして土日を中心に開かれている。
群馬県前橋市住吉町の旧安田銀行担保倉庫は、大正2年建設の煉瓦造2階建である。桁行30間の壁をイギリス積みで立ち上げ、生糸や乾繭を担保として収めた。平成16年に国の登録有形文化財となり、現在も現役の倉庫である。
桐生市の後藤織物で主屋の西に接続する大正14年頃の接客用座敷。10畳と床の間・付書院付き12畳半の2室に南北の廊下、入母屋造の独立玄関を備え、帯地の陳列場にも使われた。明治33年の家相図に計画が見える登録有形文化財。
桐生市の後藤織物の正面を構える大正14年頃の棟門と板塀。間口4.5メートルの切妻造桟瓦葺の門に引き分け戸と漆喰の袖壁を備え、東西に延長23メートルの板塀が延びる。通りから外観を見られる登録有形文化財。