岩手県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 岩手県岩手県に所在する重要文化財。
岩手県奥州市の旧水沢城下にある住宅で、主屋ほか7棟が指定されている。主屋は明治21年(1888年)の築で、障壁画や貝片入りの砂壁で各室を飾る。平成23年(2011年)に重要文化財に指定された建物群である。
岩手県花巻市東和町田瀬の伊藤家住宅は江戸時代後期の茅葺農家。盛岡藩領最南端に建ち、1978年の修理で後補の馬屋を外して当初の直屋に復元された。芝棟と窓の少ない土壁が特徴で、1976年に重要文化財に指定された。毎年5〜10月に公開。
岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館は岩手県盛岡市中ノ橋通に建つ明治44年(1911年)の煉瓦造2階建の銀行で、重要文化財。辰野金吾と葛西萬司の事務所の設計による盛岡銀行の本店で、岩手銀行赤レンガ館として公開されている。
盛岡市の岩手大学に残る旧盛岡高等農林学校の建物で、大正元年竣工の木造2階建て欧風本館と八角の門番所が1994年に重要文化財に指定。本館は宮沢賢治の資料も並ぶ農業教育資料館として一般に有料で公開されている。
岩手県花巻市東和町の旧小原家住宅は18世紀中頃の茅葺農家。直屋に嘉永年間に馬屋を足してL字の曲屋となった家で、南部曲屋が生まれる過程を示す遺構として1969年に重要文化財に指定された。4月中旬から11月中旬まで無料で公開。
岩手県平泉町・中尊寺境内の願成就院宝塔は、峯薬師堂の傍らに立つ平安後期の石造宝塔で、昭和29年(1954年)に重要文化財に指定。奥州藤原氏の全盛期の石塔としての価値、釈尊院五輪塔との関係、見学方法を紹介。
岩手県北上市のみちのく民俗村に移築された旧菅野家住宅は、享保13年(1728年)建築の主屋と享保5年(1720年)の薬医門からなる伊達領の農家。県内で建築年代の明らかな最古の古民家とされ、入園無料で内部も見学できる。
遠野市土淵町の伝承園に移築された旧菊池家住宅は、18世紀中頃までに直家として建ち、のちに馬屋の曲り部分を加えた南部曲り家。火打梁の古い手法や2014年に葺き替えた茅屋根が見どころで、内部を通ってオシラ堂へ入る。
旧第九十銀行本店本館は岩手県盛岡市中ノ橋通に建つ明治43年(1910年)の煉瓦造の銀行で、重要文化財。盛岡出身の横浜勉の設計で、外観をロマネスク・リヴァイヴァル、室内をゼツェッシオンの意匠とする。もりおか啄木・賢治青春館として使われる。
一戸町小鳥谷の旧朴舘家住宅は、文久2年(1862年)頃と伝わる桁行29.9メートルの大型直屋と明治の土蔵からなる大地主の住まい。式台と三室の座敷、馬屋を抱く土間が特徴で、2030年9月まで保存修理のため公開休止中。
小岩井農場施設は、岩手県雫石町にある明治36年から昭和10年代の農場建築21棟で、平成29年に国の重要文化財に指定されました。大半が現役で使われ、上丸地区の9棟は間近に見学できる、日本の近代農場の発展を示す建物群です。
江刺の広瀬地区から向山公園へ移築された江戸時代中期の農家。掘立柱の穴から出た笹塔婆に元禄8年(1695年)の銘があり、その頃の建築とされる。広い土間に柱が二重に立つ古式の構造で、3月20日から11月15日の平日に予約制で公開。
岩手県平泉町の金色堂覆堂は、昭和40年(1965年)まで金色堂を包んだ室町中期の木造覆堂で、大正6年(1917年)に重要文化財に指定。内部に柱のない5間四方の構造、屋根の葺き替えと移築の来歴、芭蕉との縁、拝観方法を紹介。
岩泉町から岩手県立博物館の構内に移築された江戸末期の曲屋。主屋の東に馬屋が突き出すL字形の茅葺農家で、広いまやと床上部の間取りに旧盛岡藩領の山村の民家の特色が表れる。博物館の開館日に見学でき、かまどで火を焚いて保存している。
中尊寺山内、金色堂の奥にある釈尊院の墓地に立つ石造五輪塔。台座側面に仁安4年(1169年)の刻銘があり、年号のある五輪塔として最古とされる。風輪を欠き総高149.0cm。立入禁止区域のため見学は中尊寺への事前の申し込みが必要とされる。
岩手県奥州市の正法寺は、東北で最初に開かれた曹洞宗寺院。1811年再建の茅葺の本堂、1807年の庫裏、1799年の火災を免れた1665年の惣門の3棟が重要文化財。棟に並ぶ伊達家の家紋、拝観時間と料金、行き方も紹介。
多聞院伊澤家住宅は岩手県北上市和賀町岩沢にある18世紀後半から19世紀初めの寄棟造・茅葺の住宅で、重要文化財。里に住みついた修験の家で、内部に仏堂風の「道場」をもち、活動の拠点の久那斗神社里宮もあわせて指定される。
岩手県平泉町の中尊寺経蔵は、金色堂のすぐ北西に建つ平安後期の経蔵で、明治41年(1908年)に重要文化財に指定。願文に「二階瓦葺」とある堂は一重の宝形造銅板葺に建て直されたが、創建期の材と経棚の彩色を今も残す。拝観案内も紹介。
岩手県二戸市の天台寺は、盛岡藩主南部重直が建てた仁王門(1657年)と本堂(1658年)が重要文化財。大型厨子を備えた五間堂、平成の大修理で当初の姿に復原された杉板の屋根、拝観時間とバスでの行き方を紹介。
岩手県平泉町・中尊寺境内の白山神社能舞台は、嘉永6年(1853年)竣工、平成15年(2003年)に重要文化財に指定。舞台・楽屋・橋掛・鏡の間がそろう東日本唯一の近世能舞台。鏡板の来歴や5月の神事能、8月の薪能を紹介。