京都府の国 宝
National Treasures of 京都府京都府に所在する国宝。
金銅小野毛人墓誌は、京都の崇道神社が所有し京都国立博物館にある奈良時代の墓誌で、昭和36年に国宝に指定された。1613年に上高野の古墓から見つかり、遣隋使小野妹子の子である毛人の経歴を両面に刻む。
金銅藤原道長経筒は、金峯神社が所有し京都国立博物館が預かる平安時代の経筒で、昭和27年に国宝に指定された。寛弘4年(1007年)に道長が金峯山に埋めた、500字余りの銘文をもつ日本最古の経筒である。
京都国立博物館に寄託される金峯山経塚出土品の国宝・経箱群や藤原道長ゆかりの出土品を紹介。平安貴族の深い信仰と卓越した金工技術が生んだ至宝の魅力に迫ります。
京都大学総合博物館に収蔵される山科西野山古墳出土品は、1953年に国宝に指定された平安時代初期の考古資料です。金装大刀、金銀平脱双鳳文鏡、革帯飾石など、朝廷最高位の貴族・武官にふさわしい豪華な副葬品は、征夷大将軍・坂上田村麻呂の墓から出土した可能性が有力視されています。古代日本の高度な工芸技術と歴史のロマンが交差する唯一無二の文化遺産をご紹介します。
紙本墨画淡彩夜色楼台図〈与謝蕪村筆〉は、個人が所有する与謝蕪村の最晩年の作とみられる絵で、平成21年に国宝に指定された。暗い夜空と雪に白く浮かぶ家並みとの対照が新鮮な感覚にあふれる。
宇治上神社拝殿は、京都府宇治市の宇治上神社にある鎌倉時代前期の拝殿で、昭和27年に国宝に指定された。蔀戸を連ねた住宅風の建物で、寝殿造の趣を伝える現存最古の拝殿である。
宇治上神社本殿は、京都府宇治市の宇治上神社にある平安時代後期の本殿で、昭和27年に国宝に指定された。一間社流造の内殿三棟を流造の覆屋で覆った特殊な形式で、現存する最古の神社建築である。
海住山寺五重塔は、京都府木津川市の海住山寺にある鎌倉時代前期の五重塔で、昭和27年に国宝に指定された。建保2年(1214年)に仏舎利を安置し、各重二手先の組物や初重の裳階など他に類のない特徴をもつ。
京都市北区に鎮座する賀茂別雷神社(上賀茂神社)は、677年創建の京都最古の神社のひとつ。国宝の本殿・権殿をはじめ41棟の重要文化財を有し、境内全域がユネスコ世界文化遺産に登録されています。流造の古制を伝える社殿建築、神秘的な立砂、京都三大祭・葵祭など、千年を超える歴史と文化の魅力をご紹介します。
京都市南区の東寺の子院、観智院の客殿。慶長10年(1605年)建立の入母屋造・妻入りで、唐破風付きの車寄せを備え、中世の住宅様式から書院造へ移る姿を示す国宝。上段の間には宮本武蔵筆の「鷲の図」と「竹林の図」が残る。
総高54.8メートルで現存する木造塔として国内最高の東寺の五重塔。4度の焼失を経て寛永21年に完成した5代目で、和様で一貫した構成が評価される。極彩色で彩られた初層内部の密教空間と、2026年の特別公開期間を紹介する。
東寺の本堂で、文明の土一揆による焼失から約100年後の慶長8年に豊臣秀頼が再建した国宝。和様に禅宗様と大仏様を交えた構成、裳階中央の切り上げ、仏師康正が慶長8年に造った薬師三尊と十二神将、通年の拝観時間と料金を紹介する。
東寺の北西、西院の中心に建つ国宝の御影堂。空海の住房と伝わり、康暦2年の再建後に前堂が加わった。住宅風の檜皮葺の構えと秘仏の不動明王、毎朝6時に営まれる生身供、誰でも無料で参拝できる時間帯を詳しく紹介する。
東寺の伽藍西面に開く鎌倉時代前期の八脚門で、東寺の門で唯一の国宝。反りの強い垂木や薄い破風、妻の二重虹梁と蟇股など、創建期の様式を厳格に守ったきわめて古風なつくりと、門の名前にまつわる空海の伝承を紹介する。
広隆寺桂宮院本堂は、京都市右京区太秦の広隆寺にある鎌倉時代前期の八角円堂で、昭和28年に国宝に指定された。1251年ごろの建立とみられ、鎌倉時代の円堂建築として貴重な遺構である。
三宝院唐門は、京都市伏見区の醍醐寺三宝院にある慶長4年建立の平唐門で、昭和29年に国宝に指定された。大きな桐と菊の紋を浮彫にした大まかな意匠が桃山時代の気風を表す、現存する平唐門の傑作の一つである。
三宝院殿堂は、京都市伏見区の醍醐寺三宝院の7棟からなる殿堂で、明治30年に重要文化財に、うち表書院が昭和29年に国宝に指定された。秀吉が再興した建物群で、表書院は桃山時代の書院造の特質を最もよく表す。
慈照寺東求堂は、京都市左京区の慈照寺(銀閣寺)にある室町時代後期の持仏堂で、昭和26年に国宝に指定された。文明18年に足利義政の持仏堂として建てられ、四畳半の書院「同仁斎」を備える。
浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)は、京都府木津川市の浄瑠璃寺にある平安時代後期の三重塔で、昭和27年に国宝に指定された。治承2年に京都の一条大宮から移建され、気品のある軽快な意匠をもつ。
浄瑠璃寺本堂(九体寺本堂)は、京都府木津川市の浄瑠璃寺にある平安時代後期の本堂で、昭和27年に国宝に指定された。桁行十一間の細長い堂に九体の阿弥陀如来像を一列に安置する、九体阿弥陀堂の唯一の遺構である。