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京都府の国 宝

National Treasures of 京都府

京都府に所在する国宝。

310 京都府
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弘法大師請来目録〈伝教大師筆〉
京都府 平安 国宝
弘法大師請来目録〈伝教大師筆〉

京都・東寺が所蔵する国宝。真言宗の開祖・空海が806年に唐から持ち帰った経典461巻や法具などを記した請来目録を、天台宗の開祖・最澄が自らの筆で書き写した一巻。長く延暦寺に伝わり、平安仏教を築いた二人の関係を今に残す古文書である。

弘法大師筆尺牘三通(風信帖)
京都府 平安 国宝
弘法大師筆尺牘三通(風信帖)

京都・東寺が所蔵する国宝「風信帖」は、空海が最澄に宛てた三通の手紙を一巻に継いだ書状。八一〇年ごろの自筆で、王羲之と顔真卿に学んだその書は現存する空海の最高傑作とされ、宝物館の春秋の特別展でのみ公開される。

広隆寺縁起資財帳
京都府 平安 国宝
広隆寺縁起資財帳

貞観15年(873年)に編纂された広隆寺縁起資財帳は、京都最古の寺院・広隆寺の仏像・経典・土地・装束などを克明に記録した国宝の古文書です。6章にわたる体系的な構成と、他の寺院では見られない儀式用衣装の記述が学術的に高く評価されています。宝冠弥勒(国宝第一号)をはじめとする名宝の来歴を裏付ける貴重な史料の魅力と、広隆寺の見どころをご紹介します。

広隆寺資財交替実録帳
京都府 平安 国宝
広隆寺資財交替実録帳

京都・太秦の広隆寺に伝わる国宝「広隆寺資財交替実録帳」は、寛平2年(890年)頃に編まれた一巻の古文書です。貞観15年(873年)の『広隆寺縁起資財帳』と対をなし、堂塔・仏像・寺領などの異動を点検記録しています。9世紀末の寺院の姿を具体的に伝える、古代寺院研究の基幹史料です。

古今和歌集〈藤原定家筆〉
京都府 鎌倉 国宝
古今和歌集〈藤原定家筆〉

鎌倉時代の歌人・藤原定家が1226年に書写した『古今和歌集』は、日本最初の勅撰和歌集の最も重要な写本として国宝に指定されています。定家自身による稠密な注記と校合が施されたこの一冊は、冷泉家時雨亭文庫に約800年にわたり守り継がれてきました。その学術的価値、書道的美しさ、そして途切れない伝来の歴史をご紹介します。

古今和歌集〈(色紙)/(曼殊院本)〉
京都府 平安 国宝
古今和歌集〈(色紙)/(曼殊院本)〉

京都・曼殊院に伝わる国宝「古今和歌集(曼殊院本)」は、色変わりの染紙に優美な仮名で書写された平安時代11世紀の巻子本です。藤原行成の筆と伝えられる流麗な書風と、藍・薄藍・薄赤の料紙が織りなす美の世界をご紹介します。

後嵯峨天皇宸翰御消息(四月十五日)
京都府 鎌倉 国宝
後嵯峨天皇宸翰御消息(四月十五日)

後嵯峨天皇宸翰御消息は、1246年に天皇が仁和寺の道深法親王へ送った礼状で、後嵯峨天皇の真筆と確証できる唯一の遺墨です。京都国立博物館に寄託され、特別展や仁和寺霊宝館で折々に公開される鎌倉時代の国宝です。

後撰和歌集〈藤原定家筆〉
京都府 鎌倉 国宝
後撰和歌集〈藤原定家筆〉

藤原定家が天福二年(一二三四)、七十三歳で書写した『後撰和歌集』全二十巻。いわゆる天福本後撰集の原本で、定家自筆の和歌追記や校合の書き込みが随所に残る。冷泉家に八百年受け継がれてきた国宝の一帖である。

後醍醐天皇宸翰御置文〈元弘三年八月廿四日〉
京都府 鎌倉 国宝
後醍醐天皇宸翰御置文〈元弘三年八月廿四日〉

京都・大徳寺が所蔵する国宝の古文書。元弘3年(1333年)、隠岐を脱した後醍醐天皇が建武の新政を始めた直後に自ら記し、開山宗峰妙超の門流だけが住持を継ぐ「一流相承」を認めた置文。堂々とした宸翰様の筆跡でも名高い一幅。

後醍醐天皇宸翰天長印信(〓牋)
京都府 南北朝 国宝
後醍醐天皇宸翰天長印信(〓牋)

京都・醍醐寺が所蔵する国宝。延元四年(一三三九)、崩御二か月前の後醍醐天皇が自ら書写し、護持僧の文観が蠟牋に金泥装飾と奥書を加えた真言宗の印信。和様に禅林墨跡を交えた宸翰様の代表作として名高い一巻である。

後二条殿記〈自筆本一巻/古写本二十九巻〉
京都府 平安 国宝
後二条殿記〈自筆本一巻/古写本二十九巻〉

藤原道長の曾孫にあたる関白藤原師通が、十七年にわたり宮廷の儀式や日々を綴った日記。死の十一日前まで及ぶ自筆本一巻と、孫の頼長に書写させた平安期の古写本二十九巻が、京都の陽明文庫に伝わる国宝で、永長地震の津波被害も記す。

古来風躰抄〈上下(初撰本)/自筆本〉
京都府 鎌倉 国宝
古来風躰抄〈上下(初撰本)/自筆本〉

京都・冷泉家に伝わる藤原俊成自筆の『古来風躰抄』初撰本。建久八年(一一九七)、八十四歳の俊成が式子内親王の求めに応じて記した歌論書で、和歌の風躰を実例から説き、本文の最古の姿をとどめる国宝二帖である。

金剛経〈張即之筆〉
京都府 南宋 国宝
金剛経〈張即之筆〉

京都・智積院所蔵の国宝「金剛経〈張即之筆〉」の魅力をご紹介。1253年に南宋の名書家・張即之が書写した写経は、力強い楷書と仏教の深遠な教えが融合した至宝です。指定理由、見どころ、アクセス情報まで詳しく解説します。

金銅蓮花文磬
京都府 平安 国宝
金銅蓮花文磬

京都・永観堂禅林寺が所蔵する国宝「金銅蓮花文磬」の魅力を紹介。平安時代の卓越した鋳造技術と華麗な蓮唐草文様が施された仏教法具の見どころ、鑑賞方法、周辺情報をご案内します。

三十六人家集
京都府 平安 国宝
三十六人家集

京都・西本願寺が所蔵する国宝「三十六人家集」は、平安時代の三十六歌仙の和歌を集大成した現存最古の写本です。金銀箔や破り継ぎなど世界最古のコラージュ技法が駆使された装飾料紙、約20人の能書家による優美な筆跡が、王朝文化の精粋を今に伝えます。

慈恵大師自筆遺告〈天禄三年五月〉
京都府 平安 国宝
慈恵大師自筆遺告〈天禄三年五月〉

天禄三年(九七二)、病床の良源が弟子尋禅に、叡山の堂舎や諸国の庄園、法文・法具の譲与と、自らの葬送や追善供養を細かく託した自筆の遺告状。十世紀の延暦寺の規模を知る国宝で、原本は東京国立博物館に寄託されている。

竺仙梵僊墨蹟〈明叟斉哲開堂諸山疏/(絹本)〉
京都府 元~南北朝 国宝
竺仙梵僊墨蹟〈明叟斉哲開堂諸山疏/(絹本)〉

京都・大徳寺塔頭の龍光院が蔵する国宝。元から1329年に来日し帰国しなかった禅僧竺仙梵僊が、明叟斉哲の開堂に際して絹に書いた二幅の儀礼文書で、現存する彼の墨蹟のなかで唯一の国宝にあたる。完全非公開の寺に伝わる。

紫檀塗螺鈿金銅装舎利輦
京都府 平安 国宝
紫檀塗螺鈿金銅装舎利輦

京都・東寺に残る国宝の舎利輦は、舎利会で仏舎利を奉じて練り歩いた輿である。紫檀を模して黒漆地に朱漆で木目を描き、螺鈿の貝と金銅の金具で飾る。年に一度の法会の調度として平安時代の作が無傷で現存する、稀少な一基。

紙本著色明恵上人像
京都府 鎌倉 国宝
紙本著色明恵上人像

京都・高山寺に伝わる国宝「紙本著色明恵上人像」は、鎌倉時代の華厳宗の高僧・明恵上人が山中の松の木の上で坐禅を組む姿を描いた、日本美術史上類を見ないユニークな肖像画です。弟子の恵日坊成忍の筆と伝わるこの13世紀の傑作は、人物を小さく描き自然と調和させた革新的な構図と、宋画の影響を示す重要な作品として高く評価されています。

拾遺愚草〈上中下/自筆本〉
京都府 鎌倉 国宝
拾遺愚草〈上中下/自筆本〉

中世以前の歌人による自撰・自筆の歌集として日本で唯一現存する国宝『拾遺愚草』。藤原定家が約3,830首を自ら記した至宝の魅力と、800年以上守り続ける冷泉家の歴史を紹介します。