岡山県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 岡山県岡山県に所在する重要文化財。
熊野神社本殿は岡山県倉敷市林の熊野神社にある室町時代後期の本殿で、重要文化財。一間社隅木入春日造・檜皮葺の社殿で、春日造の屋根に隅木を入れた形式を伝える。大正10年(1921年)に旧法で指定された、倉敷市林に鎮座する古社の本殿。
岡山県倉敷市林の五流尊滝院宝塔は、仁治元年(1240年)に後鳥羽上皇の一周忌供養として建てられたと伝わる総高約3.8メートルの花崗岩の石造宝塔。舎利孔の発見や天女の線刻、熊野神社入口付近という位置と行き方を紹介。
旧閑谷学校石塀は岡山県備前市閑谷にある重要文化財の石築塀。元禄14年ごろに築かれ、校門の左右から敷地を一周する。折れ曲がりを含む延長は764.9メートル、天端は鑿で蒲鉾型に削られ、洗った割栗石を詰めた内部は300年を経ても草が生えない。
旧閑谷学校聖廟は岡山県備前市閑谷にある重要文化財で、貞享元年の大成殿ほか11棟からなる。19段の石階を上がった最高所に位置し、金銅の孔子像は1月4日と10月第4土曜日の釈菜など年に数日だけ聖龕が開かれる。
閑谷神社(旧閑谷学校芳烈祠)は岡山県備前市閑谷にある重要文化財で、貞享3年に建てられた社殿8棟からなる。閑谷学校を開いた池田光政を祀り、孔子への礼から聖廟より一段低く据えられ、軒丸瓦には池田家の蝶紋が並ぶ。
岡山市北区下足守にある花崗岩製の石造宝殿。向拝柱の刻銘から暦応元年(1338年)の建立とわかり、王子権現を祀る。正面は春日造、背面は寄棟造で、高さ2.0メートル。昭和36年に国の重要文化財に指定された。
備前市西片上の真光寺に立つ室町時代中期の三重塔。慶長6年(1601年)に牛窓の蓮華頂寺から移されたとされ、総高18.24メートル。初重の蟇股に月輪と梵字を彫り、内部にはろう石製の大日如来座像を安置する。
備前市西片上の真光寺本堂。応永年間に再建された三間堂を永正13年(1516年)に五間堂へ改修した入母屋造の仏堂で、外陣の大虹梁に室町の彫り、内陣の厨子に桃山の彩色が残る。昭和28年に重要文化財に指定された。
高梁川東西用水取配水施設は倉敷市酒津にある大正期最大規模の農業用水施設。花崗岩で覆った酒津取水樋門、15連の南配水樋門、6連の北配水樋門と洋風の事務所が重要文化財に指定され、樋門はいまも倉敷平野へ水を配っている。
岡山県久米南町の誕生寺は法然の生家跡に建つ浄土宗寺院。元禄8年(1695年)再建の御影堂は円柱と三斗組で構えた本格的な仏堂型本堂、正徳6年(1716年)の山門は大型の薬医門で、2棟が重要文化財。拝観方法も紹介する。
岡山県美作市真神の長福寺三重塔は、弘安8年(1285年)建立の国指定重要文化財。総高22.07メートル、こけら葺の三間三重塔婆で、岡山県下最古の木造建築である。昭和26年(1951年)に真木山の山上から現在地へ移築された。
岡山県岡山市北区上高田の鼓神社宝塔は、貞和2年(1346年)造立の国指定重要文化財。花崗岩製で高さ約4.15メートル、岡山県内最大の石造宝塔である。塔身に大日如来を彫り、基礎に孔雀文様や蓮華を刻む。境内は終日自由。
鶴山八幡宮本殿は岡山県津山市山北にある寛文9年(1669年)の本殿で、重要文化財。美作地方独特の中山造で、三手先の組物と多彩な彫刻で飾り、旧美作国の中山造の遺構のうち最も手が込んで華麗な本殿とされる。
中山神社本殿は岡山県津山市一宮にある永禄2年(1559年)の本殿で、重要文化財。入母屋造・妻入に向唐破風の向拝を付け檜皮で葺く形式は中山造と呼ばれ、美作地域の多くの神社建築の手本になったとされている。
岡山市北区下足守、葦守八幡宮の表参道に立つ八幡神社鳥居は、康安元年(1361年)の刻銘をもつ花崗岩製の両部鳥居。高さ約4.3メートル、石工妙阿の作で、1956年に重要文化財に指定。見どころと見学方法を紹介。
岡山県美作市中谷の林家住宅は、天明6年(1786年)建築の茅葺の主屋に長屋門・米倉・衣装倉が並ぶ庄屋屋敷で、1969年に重要文化財に指定。建築年と当初の間取りを示す板絵図が残り、毎月1日から7日に一般公開される。
岡山県総社市の備中国分寺に建つ江戸後期の五重塔。文政4年頃に着工し弘化元年頃完成、総高34.315m。塔身が長く相輪の短い比例や輪郭のない蟇股、長い四天柱の構造が評価され1980年に重要文化財に。見学方法も紹介。
岡山県高梁市の備中松山城は、現存天守を持つ唯一の山城。天和元〜3年(1681〜1683年)修築の天守・二重櫓・三の平櫓東土塀の3棟が昭和16年(1941年)に重要文化財に指定。見どころと開城時間、入城料、ふいご峠からの登城方法を紹介。
倉敷市西阿知町の遍照院に建つ三重塔。昭和41〜42年の解体修理で応永23年(1416年)再建の墨書が見つかり、年代が確定した。和様三手先の組物や板彫式蟇股など室町前期の細部と、西阿知駅からの行き方を紹介する。
笠岡駅前のいちょう公園に1基だけ立つ遍照寺多宝塔。初重天井の墨書と附指定の石碑から慶長11年(1606年)建立と分かる県内最古の多宝塔で、瓦葺きの亀腹や釣雪の彩色、建立記念の枝垂れいちょうを詳しく紹介する。