平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
海部氏系図は、丹後宮津の籠神社の宮司家である海部氏に伝来した平安時代の系図で、昭和51年に国宝に指定された。9世紀後半の書写で竪系図の古態をよく残し、古代地方豪族の変遷を伝える。
金銅藤原道長経筒は、金峯神社が所有し京都国立博物館が預かる平安時代の経筒で、昭和27年に国宝に指定された。寛弘4年(1007年)に道長が金峯山に埋めた、500字余りの銘文をもつ日本最古の経筒である。
鎌倉時代の僧・慶政が南宋の泉州からもたらした日本最古のペルシア語文書「紙本墨書南番文字」。イランの著名な詩人の詩句が記された重要文化財の歴史的価値と、海のシルクロードが結んだ中世の国際交流の物語をご紹介します。
州浜鵜螺鈿硯箱(すはまうらでんすずりばこ)は、平安時代に制作された重要文化財の漆工芸品です。州浜(砂州)の風景と鵜の姿を螺鈿技法で表現したこの硯箱は、当時の漆工職人の卓越した技術と日本独自の美意識を今に伝える貴重な作品です。京都府の個人蔵として伝わるこの名品の魅力と、平安漆芸の世界をご紹介します。
京都府に個人所蔵として伝わる「石造浮彫三尊仏龕」は、唐の開元十二年(七二四年)の紀年銘を持つ重要文化財です。則天武后ゆかりの光宅寺七宝台を荘厳していた宝慶寺石仏群の一点で、インド・グプタ朝様式を消化した盛唐期仏教彫刻の精華を今に伝えています。
京都国立博物館に寄託される金峯山経塚出土品の国宝・経箱群や藤原道長ゆかりの出土品を紹介。平安貴族の深い信仰と卓越した金工技術が生んだ至宝の魅力に迫ります。
京都府の個人が所蔵する重要文化財『文筆眼心抄』は、平安時代初期の高僧・空海(弘法大師)が弘仁十一年(820年)に自著『文鏡秘府論』六巻の要点を抄録してまとめた一巻本の漢詩文作法書です。日本最古級の文学評論として、また宗教者・空海の文人としての側面を伝える貴重な典籍として、書跡・典籍の分野で国の重要文化財に指定されています。
京都府所在の国指定重要文化財「無爾可宣墨蹟〈与明知客偈/咸淳戊辰夏孟下澣〉」。南宋末の臨済禅高僧・無爾可宣(石橋可宣)が、咸淳四年(西暦1268年)の初夏下旬に、知客(来客の応対役の僧)であった「明」という弟子に与えた偈頌の一幅。茶の湯の世界でも最上格の掛物とされた禅林墨蹟の名品で、京都の禅文化の源流を伝える貴重な史料です。
京都府に伝わる指定文化財「木造十一面観音立像」を紹介。十一の顔で衆生を見守る観音菩薩の象徴性、木造仏像彫刻の見どころ、京都における観音信仰の系譜を、関連寺院や博物館の情報とあわせて詳しく解説します。
昭和十八年に重要文化財へ指定された平安時代の写本。中国で失われた陸善経注などを割注の形で残し、もと百二十巻あったとされる文選集注のうち現存する一巻として、漢学伝来の古い姿を今に残す京都府所在の貴重な残巻である。
京都国立博物館に伝わる『文選 弁命論』は、中国南北朝時代の梁の昭明太子・蕭統が編纂した中国最古の詩文総集『文選』のうち、巻第五十四に収められた劉孝標の哲学的名篇です。奈良時代に日本へ伝来し、平安貴族の必読書として愛読された『文選』の写本群は、東アジアの知の交流と日本独自の受容を物語る貴重な文化遺産。書の美と思想の奥行きをじっくり味わえる京都の古典散策の旅へ、あなたをお誘いします。
平安時代の歌合二百余度を集めた二十巻本類聚歌合の第七巻断簡。治暦年間の庚申の夜に催された歌合などを記す重要文化財で、ほかに記録の乏しい歌合を残す本文と、平安後期の流麗な書、その両面に価値をもつ一巻です。
山形市の山寺立石寺に伝わる国指定重要文化財「天養元年如法経所碑」。1144年に真語僧入阿らが法華経を書写し霊窟のほとりに納めた尊い営みを記す、高さ107.5センチの安山岩製石碑です。平安仏教の息遣いを今に伝える名碑の歴史と魅力、見どころやアクセス情報を詳しくご紹介します。
千葉県内に個人蔵として伝わる平安時代の太刀。茎に銘はないものの、三条宗近の弟子であり山城国五条派の祖と伝わる刀工・兼永の作と鑑定され、昭和三十年(一九五五年)に国の重要文化財に指定されました。直刀から湾刀へと日本刀が姿を整えていった平安後期の貴重な現存例であり、平安京の貴族文化が育んだ静かで気品ある美意識を今に伝えています。
下総国一宮・香取神宮の大禰宜職を世襲した香取家に残る三百八十一通の古文書。平安後期から江戸期に及び、藤原摂関家政所の発給文書十四通や応永の検田取帳など、中世の神領支配を明らかにする史料を含み、昭和六十年に重要文化財へ指定された。
太刀〈銘正恒〉は、個人が所蔵する平安時代の古備前正恒の太刀で、昭和28年に国宝に指定された。平安時代末期を下らないとみられ、華やかに優れた出来で健全無比とされる。
「著色絵料紙墨書観普賢経〈残闕/(扇面写経)〉」は、平安時代後期に四天王寺へ奉納された装飾経「扇面法華経冊子」の一葉。雲母引きの扇形料紙に金銀箔・やまと絵の下絵・墨書経文が重ねられた、世界でも類例のない平安美術の至宝で、現在は大阪・藤田美術館に重要文化財として大切に保存されています。
「絹本著色鶉図〈『雑華室印』ノ印アリ〉」は、南宋時代に中国で描かれた一幅の花鳥画で、室町幕府六代将軍・足利義教の鑑蔵印「雑華室印」が捺されています。後に「東山御物」と総称される足利将軍家の中国絵画コレクションに連なる重要文化財として、東京都内の個人によって大切に守り伝えられている貴重な一作です。
東京都にある重要文化財「絹本著色五秘密像」は、平安時代に描かれた密教絵画の一幅。中尊の金剛薩埵を欲・触・愛・慢の四金剛が囲み、煩悩即菩提を説く理趣経の世界をあらわす。遺例の少ない貴重な図像として昭和九年に指定された。
北宋の皇帝・徽宗が描いたとされる国宝「桃鳩図」の魅力を紹介。没骨描法による繊細な鳩と桃の表現、痩金体の落款、足利義満旧蔵の来歴など、約900年の歴史を超えて輝き続ける花鳥画の傑作について詳しく解説します。