明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京水産大学雲鷹丸は、明治42年に農商務省水産講習所の練習船として建造された長さ41.2メートルの鋼製バーク型帆船。国産鋼製船舶では現存最古で、平成10年に登録有形文化財となった。品川キャンパスで外観を見学できる。
東京大学本郷正門及び門衛所は、東京都文京区本郷の東京大学本郷キャンパスの正面にある明治45年建造の正門と門衛所で、平成10年に登録有形文化財となった。伊東忠太の設計で、和洋を折衷した意匠をもつ。
東京都文京区本郷の鳳明館本館は明治30年代の木造二階建で、平成12年に登録有形文化財となった。学生下宿として建ち、各室の銘木に合わせて室名を付ける。本郷の下宿街を伝える遺構で、2026年4月末より改修のため休館中。
東京都調布市上石原の真木家住宅日本館は、明治43年頃の建築で、洋館の東方に南面して建ち渡り廊下で結ばれた木造平屋建住宅。東南に書院座敷を配し、明治後期の和館洋館併存住宅の事例として平成12年に国の登録有形文化財となった。
東京都調布市上石原の真木家住宅洋館は、海軍中将真木長義が白金に構えた明治43年頃の木造2階建住宅。ハーフティンバー風の車寄と八角ベイウィンドウを備え、昭和12年に現在地へ移築、平成12年に国の登録有形文化財となった。
東久留米市柳窪の村野家住宅で穀蔵の北に建つ明治28年(1895年)の新蔵。桟瓦葺の土蔵造2階建で、東正面に蔵前、その北に茶室を付ける。正面2階の窓に掛子塗の両開扉を吊り、蔵前には茶室風の下地窓を開ける。
東久留米市柳窪の村野家住宅で主屋の西に渡り廊下で結ばれる明治後期の離れ。大正後期に移築された入母屋造の座敷棟で、トコ・棚・付書院の主座敷と東南隅の洋間をもち、付書院欄間の彫刻は島村俊表の作と市が紹介する。
東久留米市柳窪の村野家住宅の南東に構える明治14年(1881年)の一間薬医門。間口2.6メートルの総欅造で、切妻造銅板葺の屋根を笈形付大瓶束で支え、両脇に板塀と潜戸を備える。門と屋敷林は道路から見られる。
祐天寺表門は駒沢通りに面した明治前期の高麗門。冠木と棟木の間に竪格子をはめて丈を高め、左右に潜戸を備える。文化14年建立説と文化庁の年代の違い、竪格子や控柱など門の見どころ、閉門時の潜戸からの通り方を紹介する。
祐天寺書院は明治27年の火災後に建てた庫裏を転用した明治28年の書院。南庭に面して座敷を連ね、東端の座敷に大振りの床と違棚を構える。都内では数少ない大規模書院の遺例として登録された。外から見える北側の正面と、見学の条件も紹介する。
中国・南宋時代の青磁下蕪花生。丸くふくらむ胴に細い頸が立つ国宝で、貫入のない淡い青の釉がむらなく掛かる。官窯か龍泉窯か、焼かれた窯は今も未確定。東京国立博物館に寄託され、群馬の原美術館ARCでも折にふれ公開される。
鉄道博物館(埼玉県さいたま市)に収蔵される国指定重要文化財「鉄道古文書」は、明治3年(1870)の鉄道掛設置から明治26年(1893)の鉄道庁廃止までの公文書を綴じた全91冊。日本の鉄道創業期における予算・建設・規則制定・私鉄勃興の実態を伝える根本史料です。関東大震災と戦災を乗り越えて今日に伝わる、鉄道近代化の生きた記憶を訪ねる旅へ。
明治三十二年、東京・歌舞伎座の裏庭で撮影された『紅葉狩』は、日本人が撮影した現存最古の映画です。九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎という明治を代表する歌舞伎の名優二人の至芸を伝える唯一の動画記録であり、平成二十一年に映画フィルムとして史上初めて重要文化財に指定されました。本記事では、撮影に至る経緯、重文指定の意義、原版を保管する国立映画アーカイブ相模原分館と、京橋の本館で楽しめる展示・上映までを、海外からの旅行者にもわかりやすく紹介します。
大久保利通関係資料は、国立歴史民俗博物館が保管する3,053点の歴史資料で、平成16年に重要文化財となった。維新の元勲宛ての書状や日記、暗殺の日に所持していた血痕の残る書簡、歯ブラシなどの日用品を含む。
千葉・国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。倭人記事で知られる『漢書』地理志を含む南宋慶元年間の刊本で、全61冊が完存する。直江兼続を経て米沢藩校興譲館に伝わった「上杉本」で、五山僧の書き入れも残る貴重な一具である。
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館が所蔵する宋版後漢書(慶元刊本)。南宋慶元年間に建安で刷られた全六十冊の刊本で、史記・漢書とともに三史をなす。東夷伝には倭の使者や女王卑弥呼の記述が残り、直江兼続を経て米沢藩興譲館に伝来した上杉本である。
千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。南宋の建安で黄善夫が刊行した『史記』で、集解・索隠・正義の三注を合わせた版としては現存最古の完本。全百三十巻が欠けることなく残る。五山僧の書き入れや直江兼続旧蔵の来歴も伝わる。
東京国立博物館が所蔵する国宝、圜悟克勤の印可状。現存最古の墨蹟として書跡の国宝第一号に挙げられ、薩摩へ漂着したとの伝承から流れ圜悟と呼ばれる。原本は伊達政宗の所望で断たれ、その前半が松平家を経て今に伝わる。
唐物肩衝茶入〈銘松屋〉は、根津美術館が所蔵する中国・南宋時代の肩衝の茶入で、昭和34年に重要文化財に指定された。足利義政、村田珠光を経て奈良の松屋家に伝わった大名物で、茶人好みの仕覆が附として伝わる。
一枚の紙に太く力強い行書が走る国宝「破れ虚堂」。南宋の禅僧・虚堂智愚が80歳前後で日本僧に与えた法語で、武野紹鷗や松平不昧が所持し、寛永14年の惨事で切り裂かれた。茶席で最上格とされた一幅。東京国立博物館蔵。