明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大分県国東市国見町に残る旧有永邸離れは、明治初期に築造された庄屋屋敷の一棟で、国の登録有形文化財に指定されています。亀甲積石垣の上に建つ木造2階建の風格ある建築と、六郷満山文化やペトロ・カスイ岐部ゆかりの地をご紹介します。
大分県宇佐市の東別院に建つ本堂です。1868年に焼失した後、明治13年に再建されました。桁行およそ28メートルにおよぶ九州最大級の真宗本堂で、漆や彩画、彫物で飾る内陣が見どころです。
1901年初点灯の大分県最古の灯台。全国でわずか4基の現役鉄造灯台の一つとして2022年に国登録有形文化財に登録。佐賀関半島東端から豊予海峡を望む絶景と、約800本の自生椿が彩る歴史ある灯台を紹介します。
大分県佐伯市の鶴見半島に建つ豊後水道海事博物館は、明治37年(1904年)に水ノ子島灯台の灯台守たちの退息所として建てられた煉瓦造の洋風建築です。国登録有形文化財に指定されたこの建物は、実際に使用されたフレネルレンズや渡り鳥の剥製コレクションなど、豊後水道の海事遺産を伝える貴重な展示を公開しています。
大分県佐伯市の鶴見半島先端に残る、1904年築の石造りの塀。豊後水道の水ノ子島灯台を守った灯台守たちの退息所を囲む延長172メートルの高石垣で、コンクリート製の小屋根を頂く独特の意匠が特徴です。1998年に国の登録有形文化財に登録。敷地内の海事資料館では灯台のフレネルレンズや灯台守の暮らしを伝える展示が見学できます。
長崎市西出津町に位置する国指定重要文化財・旧出津救助院は、フランス人宣教師ド・ロ神父が1883年に私財を投じて設立した女性のための授産施設です。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産であり、独自のド・ロ壁や明治初期の建築技術を今に伝えます。
長崎市外海地区の高台に建つ出津教会堂は、フランス人宣教師ド・ロ神父が1882年に自ら設計・建設した国の重要文化財です。2018年に世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として登録。250年の潜伏の歴史を象徴する白亜の教会の魅力と見どころをご紹介します。
長崎市南山手の大浦天主堂敷地内に建つ旧羅典神学校は、明治8年(1875年)にド・ロ神父の設計で建てられた日本人カトリック司祭養成のための神学校です。木骨煉瓦造による堅牢な三階建て洋館は、禁教時代の終焉とキリスト教再興の象徴として昭和47年に国の重要文化財に指定されました。現在はキリシタン博物館として公開されています。
長崎大学経済学部・片淵キャンパスに残る拱橋(こまねきばし)。明治36年(1903年)に架設された石造単アーチ橋で、旧長崎高等商業学校創立当初から現存する貴重な近代橋梁。国登録有形文化財。
長崎県島原市弁天町に堂々とそびえる三階建ての土蔵造建築、マルイチ葬祭斎場(旧小林家住宅酒蔵)。明治末期に深江町で酒蔵として建てられ、昭和初期に現在地へ移築された後は、製糸工場、線香工場、そして葬祭斎場へと用途を変えながら一世紀以上にわたり島原の街並みを見守ってきました。棟高14メートル・建築面積580平方メートルという九州屈指の大規模木造建築は、平成26年(2014年)に国の登録有形文化財に登録され、その規模・由緒・建設当初の様相において高い価値が認められています。
三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機(通称ジャイアント・カンチレバークレーン)は、明治42年(1909年)に英国スコットランドから輸入された吊上能力150トン・高さ約62メートルの巨大電動クレーンです。同型としては日本初の設置であり、稼働している世界最古のハンマーヘッド型起重機として国際的に高く評価されています。2003年に国の登録有形文化財、2015年には世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産に指定されました。長崎水辺の森公園や長崎港遊覧船などから、その雄大な姿を望むことができます。
長崎県佐世保市の弓張岳山頂に建つ弓張岳展望所は、1965年に西海国立公園指定10周年を記念して建設された展望施設です。国立代々木競技場の構造設計でも知られる坪井善勝によるHPシェル構造の屋根と、彫刻家・本郷新のレリーフが融合した建築美が評価され、2025年に国登録有形文化財に登録されました。九十九島・佐世保港・市街地を一望する絶景と日本夜景100選にも選ばれた夜景が楽しめます。
明治40年に個人邸宅として建てられ、2015年に登録有形文化財となった長崎市鍛冶屋町の料亭春海。書院造を基調とした風雅な建築で、長崎独自の和華蘭文化が育んだ伝統の卓袱料理を味わう特別な時間をご紹介します。
長野県東筑摩郡麻績村に残る芦澤第三号石積堰堤は、明治20年(1887年)に築かれた国の登録有形文化財。「六つ巻」空石積工法による砂防施設の歴史と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
長野県松本市の牛伏川支流・合清水沢に築かれた、明治時代の石積砂防堰堤。令和3年(2021)に国の登録有形文化財に登録。高さ7.8m、堤長17.5m。優美な曲線状の水通しと、上流の緩勾配の堆砂地が見どころで、内務省による明治期砂防事業の貴重な現役遺産です。
松本市保福寺町の小澤家、屋敷地西辺に東面して建つ南土蔵。明治四十一年の建築で、軒先まで漆喰を塗り込めて垂木形を見せ、腰は海鼠壁とする。一階は中央土間と両脇の板敷からなる実用本位の蔵。
長野県軽井沢町に残る旧ライシャワー家別荘は、明治後期に建てられた登録有形文化財です。米国長老派宣教師オーガスト・K・ライシャワーが営み、駐日大使エドウィン・ライシャワーが幼少期を過ごした杉皮張りの別荘は、軽井沢の別荘文化の一典型として高く評価されています。
犀川沿いの川中島地方、もと庄屋・小林家住宅の正門脇に建つ薫蒸蔵。土塀と一体に門構えを形づくり、亀甲石積の上に水平線を強調した洋風の軒をのせる。明治期の構法を伝える登録有形文化財で、住宅は一般に公開されている。
長野県塩尻市、中山道本山宿に建つ小林家住宅主屋。屋号は川口屋。明治2年の大火後に再建された大型旅籠で、木曽地域でも珍しい二重出梁づくりが特徴です。秋山家・田中家と三棟が連なり、宿場の町並みを今に伝えます。
長野市南部に残る五明家住宅離れ座敷は、明治前期の木造平屋建。寄棟造に下屋をまわし、主座敷には床・トコ脇・付書院と六角形の棹縁天井を備える。2010年登録の有形文化財で、書院造の凝った造作が見どころ。個人住宅のため非公開。