室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
京都市伏見区日野に佇む法界寺の本堂(薬師堂)は、室町時代の康正2年(1456年)に建立された重要文化財の仏堂です。奈良から移築された歴史を持ち、秘仏の薬師如来立像や十二神将像を安置。「乳薬師」として安産・子授けの信仰を集め、国宝の阿弥陀堂とともに親鸞聖人ゆかりの古刹の中心をなしています。
京都・東山の象徴「八坂の塔」として親しまれる法観寺五重塔は、永享12年(1440年)再建の重要文化財です。高さ約46メートルは日本の木造五重塔で第3位。重要文化財の五重塔で唯一内部拝観が可能な貴重な建造物で、五智如来像や創建時の礎石など見どころが満載です。
寶塔寺の総門は、室町中期に建てられた四脚門で、明治39年に重要文化財に指定された。応仁の乱後に再興された境内で最も古い部類の建築であり、切妻造・本瓦葺の簡素な姿が残る。伏見稲荷大社の南、徒歩十数分。境内の拝観は無料。
京都市伏見区・深草の寶塔寺に立つ多宝塔は、永享10年(1438年)の建立で、京都市内に現存する多宝塔として最も古い。初層の屋根に残る珍しい行基葺と、日蓮宗の寺と法華経の宝塔信仰のつながりに、この塔の価値がある。
京都府城陽市の鴻ノ巣山麓に建つ水度神社本殿は、棟札により文安5年(1448年)の建立とわかる市内最古の建造物。一間社流造に千鳥破風を付し、向拝の蟇股には笹竜胆の透かし彫りが施される。1906年指定の重要文化財。
京都・東福寺の塔頭、竜吟庵方丈は嘉慶元年(1387年)に建てられた現存最古の方丈建築として国宝に指定されています。寝殿造と書院造が融合した優美な建物と、重森三玲が手がけた三つの枯山水庭園の魅力をご紹介します。
京都・妙心寺の塔頭靈雲院に佇む書院は、天文元年(1532年)頃に建てられた室町時代の小書院建築の傑作です。後奈良天皇の御座所「御幸の間」を備え、銀閣寺東求堂の同仁斎と並ぶ東山時代の貴重な遺構として重要文化財に指定されています。狩野元信の障壁画や枯山水庭園とともに、禅と皇室文化が交差する歴史空間の魅力をご紹介します。
貞治2年(1363年)に再建された六波羅蜜寺本堂は、応仁の乱以前の姿を今に伝える京都でも稀有な室町時代建築の重要文化財です。空也上人ゆかりの国宝本尊を安置するこの寺院の歴史と見どころをご紹介します。
至元二十一年(1284)四月朔、径山の元代禅僧・雲峰妙高が、約一二〇年前の南宋大慧宗杲の遺墨に書き添えた跋文。京都・北村美術館に伝わる重要文化財で、宋から元へと続く臨済禅の法脈を一幅のなかに映し出している。
京都の陽明文庫が伝える国宝の手鑑。江戸時代の近衛家熙が大ぶりの台紙の二帖に古筆三百七葉を集めた。巻頭の大聖武に始まり、三筆の嵯峨天皇、後鳥羽院、仮名の規範とされる高野切まで、奈良から室町の名筆をたどれる。
京都・大徳寺が所蔵する国宝「虚堂智愚墨蹟〈達磨忌拈香語〉」の魅力を紹介。南宋の禅僧・虚堂智愚が記した禅の書の歴史的価値、茶の湯との深い関わり、鑑賞の機会について解説します。
元時代の禅僧・古林清茂が弟子の月林道皎に授けた道号の揮毫。泰定四年(1327年)に書かれたこの国宝墨蹟は、日中禅宗交流の至宝として京都国立博物館に寄託され、数年に一度の特別公開で鑑賞できます。
京都・相国寺が所蔵する重要文化財「月礀文明墨蹟〈同途二大字〉」の魅力を紹介。元代中国の禅僧・月礀文明が筆を執った禅の書跡(墨蹟)の意味、文化財としての価値、承天閣美術館での鑑賞方法を詳しく解説します。
京都・清浄華院が所蔵する国宝。中国南宋の画家・四明普悦が描いた阿弥陀三尊像の三幅対で、各幅に署名が残る。足利将軍家伝来の東山御物として知られ、現在は京都国立博物館に寄託され、その公開はごくまれである。
京都・仁和寺に伝わる国宝「孔雀明王像」は、海を渡ってきた宋時代の中国仏画です。日本に多い一面四臂と異なり、三面六臂で白い孔雀に坐す姿が特徴。写実的な孔雀の描写も見どころで、霊宝館の名宝展で期間限定公開されます。
京都・南禅寺塔頭の金地院に伝わる国宝。中国・南宋時代の二幅で、足利義満の鑑蔵印を備えた東山御物。徽宗筆と伝わるが現在は南宋・12世紀後半の作とされ、夏景図は久遠寺に伝わり、四季のうち春景図は失われている。
京都・大徳寺の塔頭 高桐院に伝わる国宝「絹本墨画山水図」は、中国南宋時代の大家・李唐の筆による水墨山水画の傑作です。細川忠興ゆかりの名刹に受け継がれた至宝の芸術的価値、見どころ、鑑賞の機会、アクセス情報を詳しくご紹介します。
京都・大徳寺が所蔵する国宝「絹本墨画淡彩猿鶴図〈牧谿筆〉」。南宋の画僧・牧谿による三幅対の水墨画で、通称「観音猿鶴図」。足利将軍家の東山御物として伝来し、日本水墨画の原点となった至宝。2026年秋には東京国立博物館の特別展で公開予定。由来・見どころ・鑑賞機会をわかりやすく解説します。
京都・大徳寺に伝わる国宝「絹本墨画淡彩観音図〈牧谿筆〉」は、南宋末の画僧・牧谿が13世紀に絹本に墨と淡彩で描いた白衣観音像です。足利義満の鑑蔵印「道有」を帯び、東山御物を経て大徳寺に伝わった名品で、「観音猿鶴図」三幅対の中幅として日本水墨画の規範となりました。制作背景、美術史的価値、見どころ、大徳寺拝観とアクセス情報、Q&Aまで総合的に解説します。
応仁の乱後、困窮した朝廷を生きた後土御門・後柏原両天皇の和歌を、後柏原天皇の宸筆で書写した曼殊院の重要文化財。歌の師・飛鳥井栄雅の添削の点が記され、戦国期の宮廷に息づいた推敲と批評の営みを今に残す一巻である。