昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
方等上流砂防堰堤は栃木県日光市の大谷川上流に築かれた昭和27年(1952年)の重力式の練積み堰堤で、登録有形文化財。男体山の山腹からの土砂を高さ30メートルの堤体で防ぎ、精緻な石積みと水流がいろは坂からの眺めに彩りを添える。
栃木県足利市の丘に建つ昭和5年築の木造事務所。茶色のフランス瓦と三角形のドーマー窓をもち、北東隅の貴賓室は昭和9年の天皇陛下行幸に際して増築された。平成18年に登録有形文化財となった、現役配水場の一棟。
栃木県足利市の緑町配水場西南隅に建つ昭和5年築の鉄筋コンクリート造工作物。今福浄水場から圧送された水を受け、隣接する配水池へ渡す中継槽で、四周に半円アーチを配したゼツェッション風の意匠をもつ。平成18年登録。
栃木県足利市の丘上にある昭和5年12月竣工の配水池。約60m×27mの鉄筋コンクリート造で上部は芝生に覆われ、東側にゼツェッション風の水位計室と保守・点検入口棟が対称に建つ。全容量5,100立方メートル。
真岡市久保講堂は昭和13年に真岡小学校の講堂として建てられた木造2階建。設計はフランク・ロイド・ライトの高弟遠藤新で、左右の塔屋と一段低いバルコニーが特徴。平成9年、栃木県の建造物として初めて国の登録有形文化財となった。
山縣有朋記念館別館は栃木県矢板市上伊佐野の山縣有朋が拓いた農場に建つ昭和2年(1927年)ごろの木造2階建の洋館で、登録有形文化財。南正面にドーマー窓とパーゴラ付きのポーチを設け、内部のリビングは出窓や暖炉を備えた格式ある洋室。
栃木県日光市足尾町のわたらせ渓谷鐵道足尾駅手小荷物保管庫。昭和10年に建てられた桁行2.7メートルの切妻造の木造の小屋で、汽車で届いた荷物を持ち主が受け取りに来るまで保管した。内部に棚などの造作が残る。
日本聖公会奈良基督教会は奈良市登大路町にある昭和5年(1930年)の和風の教会堂で、会堂と親愛幼稚園舎の2棟が重要文化財。古社寺修理に通じた大木吉太郎が設計し、三廊式の教会に入母屋屋根や格天井を合わせた。
赤膚山元窯中型窯は奈良市赤膚町の赤膚焼窯元にある昭和26年頃の連房式登窯。大型窯の西隣に並び、奥行9.7mに5房の焼成室をもつ。古い煉瓦を再利用し、近世の大型窯と同じ構法で築かれている。2007年登録。
育成幼稚園園舎兼日本聖公会櫻井聖保羅教会礼拝堂は奈良県桜井市にある昭和5年(1930年)の木造2階建で、登録有形文化財。1階が幼稚園の園舎、2階が単廊の礼拝堂で、下見板張の外壁に矩形と尖塔アーチの窓を開く。
池川家住宅主屋は奈良市中町の富雄川沿いに建つ昭和42年の和風住宅。大小の入母屋屋根を重ねた外観で、中廊下の平面に網代天井など数寄屋の意匠と新建材を併せ持ち、昭和後期初頭の好例として2018年に登録有形文化財となった。
池川家住宅西蔵は奈良市中町の池川家住宅で敷地の北西隅に建つ昭和前期の土蔵造2階建の家財蔵。正面の腰を海鼠壁とし、扉口に掛子塗の観音扉を立てて上部に漆喰彫刻を施す。庭の景観を引き立てる蔵として2018年に登録された。
池川家住宅離れは奈良市中町の池川家住宅で主屋の背後に建つ昭和前期の平屋の座敷棟。東面を入母屋造とし軒先に銅板を回す。二室の続き間に床・床脇・付書院、欄間彫刻、花頭窓をそろえ、2018年に登録有形文化財となった。
池川家住宅東蔵は奈良市中町の池川家住宅で主屋の東に南面して建つ昭和前期の土蔵造2階建の蔵。正面の腰を人造石洗出しとし戸口を黒漆喰で縁取る。三段の鉢巻を廻し軒裏まで漆喰で塗り込めた丁寧な蔵で、2018年に登録された。
牛谷家住宅主屋は奈良県宇陀市榛原萩原の近鉄榛原駅北の斜面地に建つ昭和43年(1968年)の住宅で、登録有形文化財。坂倉準三建築研究所の設計で、正方形の平面に各室を時計回りに段差をつけて配し、放射状の垂木を見せ、屋根にドーマー窓を設ける。
奈良市紀寺町の路地に西面する内山家貸家は、昭和恐慌のころ貸家として建てられた木造平屋建。通り土間を持たず玄関の間を設ける間取りと鼠漆喰の外壁が、戦前の良質な借家の姿を残す。令和2年に登録有形文化財となった。
奈良市鵲町の岡田家住宅蔵は、昭和5年に敷地南東隅へ建てられた土蔵造平屋建の蔵。切石基礎に漆喰塗の外壁、両側面の腰は竪板張とし、西面中央の戸口に片引土戸と網入格子戸を建て込む。建築面積11平方メートルの家財蔵。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅新乾蔵は、昭和13年頃の土蔵造2階建。乾は北西を指し、蔵は敷地の北西に建つ。鉢巻2段と水切を廻し、内部は和小屋の隅を火打梁で固める。建築年が分かる棟では最も新しく、令和2年に登録された。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅長屋門は、桁行約30メートルの昭和前期の長屋門。出桁で軒を支え、東端の門口から西へ門番部屋・納戸・仲間部屋が並ぶ。庄屋の家の格式を示す表構で、令和2年に登録有形文化財となった。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅西納屋及び庭門は、離座敷の東に続く昭和前期の建物。1つの切妻屋根の下に庭門と納屋を並べ、腰壁の横板と縦板で両者を張り分ける。敷地を南北に仕切る列の一部で、令和2年に登録された。