昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
長野県千曲市の善光寺街道沿いに建つ日本聖公会中部教区稲荷山諸聖徒教会は、1933年竣工の鉄筋コンクリート造教会で、2023年に国の登録有形文化財に登録されました。カナダ人宣教師J.G.ウォーラー師の伝道に始まる歴史と、バットレス風柱形や半円アーチ窓が特徴的な建築の魅力を紹介します。
長野県飯山市の寺町に佇む飯山復活教会は、1932年にカナダ人宣教師ウォーラー司祭が設計した木造教会堂。ゴシック風の尖塔アーチと畳敷きの内部が融合する登録有形文化財の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
長野県岡谷市にある国登録有形文化財、日本聖公会中部教区岡谷聖バルナバ教会をご紹介。1928年にカナダ聖公会の宣教師が製糸工場の工女たちのために建てた、畳敷きの礼拝堂や社寺風装飾が特徴の木造教会堂です。
長野県野沢温泉村に建つ野沢温泉ロッヂは、ル・コルビュジエの直弟子・吉阪隆正+U研究室の設計により1969年に竣工した木造3階建てのドーム型建築です。正六角形の平面を積み上げたどんぐり型の外観と緑の鉄板外壁が特徴で、中央にらせん階段を配し客室を放射状に配置する独創的な構造を持ちます。豪雪地帯に適応した自然落雪の形状や、登山家でもあった吉阪の思想が凝縮された名建築として、国登録有形文化財に登録答申されました。現在も宿泊施設として営業しており、文化財に泊まる貴重な体験ができます。
南渡廊下の西寄りから本館へ延びる昭和前期の渡り廊下。長さ22m・幅1mの木造・切妻・銅板葺で、丸太柱に梁を架け束立てする形式と、むくり梁に棟木を架ける形式を用いる。数寄屋風の簡素な造りである。
事務室棟から西へ延び大浴場に至る昭和前期の渡り廊下。長さ18m・幅1.8mの木造・切妻・鉄板葺で、面皮柱を使い桁を丸太とし、中央に束を立てて棟木を通す。側面を吹き放つ簡素な数寄屋風の意匠である。
中広間の南に建つ昭和25年頃の客室棟。桁行8間半・梁間4間半の木造平屋・寄棟桟瓦葺で、離れの形式に3室を設け、西に入母屋造の玄関を構える。敷居に黒柿を用いるなど、床の間を中心に良材を使う。
長野県諏訪市の旧甲州街道沿いに佇む「ブライダル染花みむら店舗」は、1929年竣工の国登録有形文化財です。洋風ファサードに幾何学意匠を施した看板建築の好例で、隣接する三村貴金属店とともに上諏訪の歴史的商店街景観を形成しています。
長野県塩尻市北小野にある古田晁記念館展示室は、筑摩書房創業者・古田晁の生家の土蔵を改修した文学館です。2009年に国の登録有形文化財に登録された展示室には、太宰治の掛軸や川端康成の書簡など約90点の文学資料が展示されています。海鼠壁の重厚な外観と開放的な2階座敷、数寄屋風の渡廊下など、昭和前期の建築美も見どころです。
長野県塩尻市の奈良井宿北端に位置する丸山漆器店大谷石蔵は、昭和36年に栃木県産の大谷石で建てられた三階建ての塗蔵です。木曽漆器の行商人が宇都宮で大谷石建築に着想を得て建造しましたが、粉塵や結露の問題から同種の建物は二度と建てられず、唯一の現存例として国の登録有形文化財に指定されています。
長野県塩尻市片丘に建つ南内田公民館は、戦後新築された県内最古の公民館建築として国登録有形文化財に登録。昭和22年、地域住民の労働奉仕によりわずか3カ月で完成した入母屋造の風格ある木造建築の歴史と魅力をご紹介します。
長野電鉄湯田中駅の旧駅舎は昭和2年(1927年)開業の山小屋風木造建築。アメリカ由来のスティックスタイルを取り入れたモダンな佇まいが評価され、平成17年に国の登録有形文化財に登録。現在は「楓の館」として無料開放され、湯田中渋温泉郷や志賀高原を訪れる旅人の最初の見どころとなっています。
長野県山ノ内町、湯田中渋温泉郷の山あいに据わる重力式コンクリート堰堤。昭和19年竣工、堤長39メートル・堤高3.8メートル。令和3年に登録有形文化財となった「赤木砂防」期の近代防災施設である。
長野県湯田中温泉の老舗旅館「よろづや」に、安土桃山時代の伽藍建築を範として昭和28年に完成した「桃山風呂」があります。釘を使わぬ木組みや折上格天井など、再現困難な伝統技法が随所に息づき、平成15年に国登録有形文化財に登録された名湯の魅力をご紹介します。
鳥取県米子市の日野川に架かる旧日野橋は、昭和4年(1929年)に完成した全長約366mの曲弦ワーレントラス橋。国登録有形文化財として、大山を背景とする白い6連アーチの美しい景観が地域の人々に愛されています。
鳥取市瓦町に佇む旧吉田医院は、民藝運動の指導者・吉田璋也が1952年の鳥取大火後に自ら設計した土蔵造の医院建築です。白漆喰の外壁に海鼠目地と虫籠窓を備えた伝統的な外観ながら、内部ではバロック風の階段や東洋風の窓桟など東西の意匠を融合させた民藝調の空間が広がります。2021年に国登録有形文化財に登録されたこの建物は、新作民藝運動の建築分野を代表する作品として高く評価されています。
鳥取県米子市に佇む旧米子角盤町郵便局舎は、昭和10年(1935年)築の木造洋館建築。国登録有形文化財に登録され、現在は地域交流拠点「YORAIYA角盤」として新たな歴史を刻んでいます。建築の見どころやアクセス情報をご紹介します。
鳥取県倉吉市の山あいを流れる清水川に昭和12年築かれた重力式砂防堰堤。堤高7メートルは五基のうち最も高く、水通し下部には約1メートル四方の大きな水抜き穴が開く。谷積と布積を組み合わせた石積の表情も見どころ。
鳥取県倉吉市の清水川最上流に立つ昭和14年築の重力式砂防堰堤。堤長63メートル、堤高4メートルで、越流を受ける副堰堤と護岸を備え、水通しの角は一割法で築く。侵食で裸地化した斜面に緑が戻り、石積がその森へ溶け込む。
鳥取県倉吉市の清水川に昭和13年築かれた群最長、堤長80メートルの重力式砂防堰堤。左袖には名称・竣工年度・内務省の略章を陰刻した石造銘板が嵌め込まれ、布積の副堰堤と石積護岸を良好に残す。誰がなぜ築いたかを石が記録する。