埼玉県の登録有形文化財
埼玉県 · 登録有形文化財
恩田家住宅蔵は埼玉県八潮市にある明治30年建築の蔵で、令和4年に国の登録有形文化財となった。染色業を営んだ恩田家が建てたもので、西面の庇には染料を洗い、出水時の避難にも使う舟を吊る。個人所有で非公開のため見学はできない。
埼玉県ふじみ野市、新河岸川の福岡河岸に建つ明治中期の土蔵造二階建。安永2年に船問屋となった吉野屋の旧屋敷地に一棟だけ残る蔵で、平成10年に登録有形文化財となった。隣接地はふじみ野市立福岡河岸記念館である。
埼玉県比企郡小川町の割烹旅館二葉本店本館は昭和8年建築の木造2階建。東京から棟梁を招いたと伝わり、2階には床の間と舞台を向かい合わせに配した70畳の大広間が残る。平成16年に国の登録有形文化財に登録された。
埼玉県比企郡小川町の割烹旅館二葉本店六六亭は昭和8年建築の木造平屋建の離れ。逆Z字形の棟をもち、庭園の池上に張り出した8畳の茶室は船底天井と高欄付きの縁を備える。平成16年に国の登録有形文化財に登録された数寄屋風建築。
加藤家住宅主屋は、さいたま市岩槻区古ヶ場に残る安政6年頃の大規模農家。桁行十一間半の寄棟造で、東半を土間とし床上部は三室二列の六室。ブツマには打ちこわしに備えたと伝わる格子戸が四周に残る。平成29年登録、外観のみ公開。
金子家住宅主屋は、埼玉県越生町の通りに南面する幕末の店舗兼住宅。安政5年着工、出桁造の二階建で、一階前寄りをミセとし通土間が背面へ抜ける。慶応2年の武州一揆による刃物傷が家中に残る。平成26年登録、非公開。
埼玉県本庄市の賀美橋は、伊勢崎新道の開削に伴い大正15年(1926年)に架けられた鉄筋コンクリート造の単桁橋。橋長6.3メートルの小さな橋だが、白タイルで縁取った連続アーチの高欄や三角ペディメントの親柱で飾る。
川越商工会議所は、昭和3年に武州銀行川越支店として建てられた鉄筋コンクリート造の銀行建築。ドリス式の列柱と交差点側のバロック風出入口を備え、意匠はルネッサンス・リバイバル様式。設計は前田健二郎。平成10年に登録有形文化財となった。
埼玉県川越市田町の角地に建つ昭和2年の木造洋風建築。材木商の銘木展示場として建ち、昭和12年頃に六軒町郵便局となった。軒を角で突き上げて塔屋風に見せる屋根が目印で、平成9年に国の登録有形文化財となった。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、仁王門の南に東面して建つ江戸後期の閼伽井堂。井戸を据えた方3メートルの土間と水天宮を祀る一室からなり、虹梁や支輪に精緻な彫刻を施す。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、聖天堂背面の三社の中央に建つ天明3年(1783年)の社殿。桁行5間の切妻造で後方に五神を祀り、軸部を弁柄塗、妻を彩色の二重虹梁大瓶束とする。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、聖天堂の北東に建つ明治12年(1879年)の籠堂。祈願者のための木造2階建で、一・二階とも8畳6室を2列に並べ、二階に平書院と透彫欄間を備える。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、聖天堂背面の三社の北寄りに建つ天明7年(1787年)の小社。一間社流造の素木造で、虹梁・海老虹梁・蟇股などの彫刻が高い大工技術を示す。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、籠堂の西に建つ宝暦11年(1761年)の鐘楼。石造とコンクリート造の二重の基壇に載り、下層を板壁で囲み上層を吹放ちとする。改造で建ちの高い姿に。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、聖天堂背面の三社の南寄りに建つ天明5年(1785年)の小社。一間社流造の素木造で浜床に5段の木階を付け、2年後の三宝荒神社とほぼ同じ形をとる。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、参道の奥、聖天堂の正面に建つ明治27年(1894年)の仁王門。五間三戸の大きな門で左右に仁王像を安置し、中央間の虹梁に花鳥の彫刻を飾る。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、境内北方の小高い場所に建つ昭和33年(1958年)の多宝塔。戦没者の供養と恒久平和を祈る総欅造で、下層は出組、上層は三手先とする。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院で、仁王門の前に建つ明治中期の水屋。1間四方の切妻造で柱を内転びとし、石の水盤を据える。虹梁や大ぶりの蟇股に彫刻を施し、規模に比して重厚。平成29年(2017年)に登録された。
埼玉県幸手市の旧日光街道に西面する江戸時代末期の町家。正面切妻造、背面寄棟造という特異な屋根を持ち、屋号「上庄」で醤油醸造を営んだ商家である。平成21年に登録有形文化財となり、現在はカフェとして内部を利用できる。
埼玉県日高市、名主新井家の屋敷の南面から納屋東面へ矩折れに積まれた明治中期の石垣。野面積で延長62メートル、最大高さ2.8メートル。法面に緩い弛みをもたせ、隅を算木積風に組む。巾着田から見上げる屋敷構えの土台となる。