静岡県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 静岡県静岡県に所在する重要文化財。
鎌倉時代の卓越した漆工技術を今に伝える黒漆螺鈿礼盤。東寺旧蔵の仏教礼拝台に施された蓮華唐草文様の螺鈿細工の魅力と、熱海MOA美術館でのご鑑賞情報をご紹介します。
徳川秀忠が母西郷局の菩提寺・宝台院の表門として寛永5年に建立した朱塗りの門。大正7年に応声教院へ移築され、昭和15年の静岡大火を免れた。奥行が一間しかない珍しい八脚門で、現在は解体を伴う保存修理工事中。
嘉永7年の地震で倒壊した後、安政2年から文久元年にかけて城主太田資功が再建した掛川城二の丸の御殿。城内に御殿が残るのは全国で四例のみ。表の座敷から城主の私邸、役人の執務室までほぼ全体が現存する重要文化財です。
静岡県掛川市に佇む国指定重要文化財・旧遠江国報徳社公会堂(大日本報徳社大講堂)の歴史と見どころを紹介。1903年竣工の和洋折衷建築は、二宮尊徳の報徳思想を今に伝える貴重な文化遺産です。
静岡県三島市の三嶋大社本殿、幣殿及び拝殿は、安政元年の東海大地震後に総欅の素木造りで再建された複合社殿。慶応期に小沢半兵衛・希道一派が手がけた精緻な彫刻が見どころで、平成12年に国の重要文化財に指定された。
静岡県袋井市、目の霊山として知られる油山寺の中腹に建つ朱塗りの三重塔。天正2年に再建が始まり慶長16年に完成した桃山期の建築で、和様と禅宗様・大仏様を一棟に併せ持ち、長命寺・宝積寺と並ぶ三名塔の一つに数えられる。
油山寺山門は万治2年(1659)に掛川城の大手二之門として建てられ、明治6年に油山寺へ移築された櫓門です。種別は城郭で、静岡県内に残るこの時期唯一の城門遺構。節のないクスの一枚板の門扉が用いられています。
静岡県袋井市の油山寺で重要文化財に指定された一基の厨子。本尊の薬師如来を納める金色の宮殿形で、天正16年(1588)頃の桃山時代の作とされ、和様三手先の組物を用いた、小規模ながら精緻な堂内建築である。
静岡市葵区の臨済寺本堂は、桁行22.7メートルに及ぶ大型の方丈形式の禅堂で、昭和58年に国の重要文化財に指定された。今川氏の菩提寺として築かれ、人質時代の幼い徳川家康が太原雪斎に学んだ寺としても知られる。
静岡市清水区の大内山中腹に立つ霊山寺仁王門は、永正13年(1516)建立の三間一戸八脚門。寄棟造の茅葺屋根で、静岡県内では方広寺七尊菩薩堂に次ぐ古い建築として知られる。内側の仁王像は2026年に修復を終えて山上へ戻った。
静岡県磐田市の明ヶ島古墳群から出土した1,064点の土製品は、古墳時代の祭祀の実態を伝える国指定重要文化財です。人形・武器形・楽器形など多彩な土製模造品の魅力と見どころをご紹介します。
静岡県熱海市のMOA美術館に所蔵される重要文化財「十字卍字唐草螺鈿箱」は、桃山時代の異文化交流を象徴する黒漆螺鈿の名品。卍、十字、七曜文、花唐草が同居する独特の文様美と、その歴史的価値を、見どころ・基本情報・周辺観光と合わせてご紹介します。
静岡県立美術館が所蔵する重要文化財「山背国愛宕郡天平四年計帳残巻」は、天平四年(七三二)に現在の京都市北部にあたる山背国愛宕郡で作成された律令国家の年次徴税台帳の断簡です。現存五十九行を保ち、正倉院以外に伝わる計帳としては最もまとまった一巻として、奈良時代の社会と行政を伝える貴重な一次史料となっています。
静岡県沼津市の日枝神社に伝わる「紙本著色山王霊験記」は、弘安11年(1288年)の奥書を持つ国指定重要文化財。山王霊験記絵巻として現存最古の遺品で、神社創建の縁起と山王信仰の展開を物語る貴重な鎌倉時代の絵巻です。