山形県・昭和
Shōwa山形県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
山形県山形市七日町の市島銃砲火薬店店舗。江戸時代から火薬を扱う商家が昭和2年に建てた鉄筋コンクリート造2階建の店舗で、山形で最初の鉄筋コンクリート造店舗建築。モルタル洗い出しで柱型や柱頭飾りをつくる石造風の外観。
山形県鶴岡市の羽前絹練株式会社検査棟は、昭和18年ごろ建てられた、仕上がった絹を目で検査し出荷用に分ける作業棟。かつて北窓の自然光で生地を検めた板間の一室で、簡素な外観が敷地の南辺をつくる。2024年に登録有形文化財となった。
羽前絹練株式会社事務所及び仕立棟は、鶴岡市新海町の絹織物精練工場の敷地北東に建つ昭和15年(1940年)の事務所と仕立棟。140畳の準備室で反物を木枠に巻き取る。切妻屋根を重ねた表構えが評価され2024年に登録された。
山形県鶴岡市の羽前絹練株式会社染色棟は、昭和4年の旧染色室に旧汽罐室を増築し、鉄板葺でつないだ作業棟。桟瓦とセメント瓦の屋根にそれぞれ越屋根を載せ、染料液から立つ蒸気を逃がす。2024年に登録有形文化財となった。
山形県上山市十日町の旧梅津歯科医院住居棟は、昭和2年建築の木造2階建和館で建築面積115平方メートル。同年の診療棟洋館の西側に接続し、二階は格天井の続き座敷を接客に用いる。令和4年に登録有形文化財となった。
山形県上山市十日町にある旧梅津歯科医院診療棟は、昭和2年建築の木造2階建洋館。ペディメント風のポーチと天井中心飾りを備えながら各階の待合は畳敷。一階に薬局、二階に診察室と技工室を置き、令和4年に登録有形文化財となった。
山形県米沢市門東町にある旧遠万織物(創匠庵)新蔵は、昭和前期建築の土蔵造2階建、瓦葺で、2020年に国の登録有形文化財となった。四隅に柱形を現して鉢巻を廻し、窓回りには雪囲いを設けてガラス窓を入れる。
山形県鶴岡市の銀座通りに建つ昭和9年竣工の鉄筋コンクリート造3階地下1階建。石造風の一階、タイル張りの上層、コーニス中央の恵比寿のメダイヨンを備え、県内初期のRC造ビルの好例として平成30年に登録された。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場表門及び塀は山形県新庄市にある昭和9年建造のコンクリート造の門と塀。総間口7.4メートルの門柱は胴にスクラッチタイルを貼り、両脇には総延長30メートルの袖塀が八の字に開いて続く。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場蚕種検査及び催青発蛾促進室は山形県新庄市にある昭和9年築の木造平屋建。寄棟造桟瓦葺で建築面積224平方メートル、東の小室と西の大室に分かれ、腰羽目や換気口など内装をよく保つ。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場蚕種冷蔵室及び蚕種保護室は山形県新庄市にある昭和9年築の平屋建。敷地で唯一の鉄筋コンクリート造で、二列各五室の冷蔵庫と西端の機械室を備え、瓦屋根の下に木造のトラスを架けている。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場宿直及び小使室は山形県新庄市にある昭和9年築の木造平屋建。建築面積93平方メートルは敷地の登録10件で最小で、外壁は鎧下見板張だが、北面のみ雪に備えて縦羽目板張に変えられている。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場第一蚕室は山形県新庄市にある昭和10年築の木造二階建。建築面積331平方メートルは4棟の蚕室のうち最大かつ最古で、屋根の棟には換気塔が載り、東端には地下貯桑室へ下りる階段が残る。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場第五蚕室は山形県新庄市にある昭和12年築の木造二階建。建築面積290平方メートルで、暖気を用いない夏蚕用の蚕室として使われ、二階は今も当時の姿をよく保持している。南面中央に出入口。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場第二蚕室は山形県新庄市にある昭和12年築の木造二階建。建築面積306平方メートルで、汽罐の暖気を送ることで春蚕と秋蚕の飼育に用いられ、西端には作業用の下屋が差し掛かっている。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場第四蚕室は山形県新庄市にある昭和12年築の木造二階建。建築面積306平方メートルで、一階には当初の間仕切や床が残る部分があり、東端の下屋からは地下の貯桑室へ階段が下りている。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場庁舎は山形県新庄市にある昭和9年築の木造平屋建の事務所建築。寄棟造桟瓦葺で建築面積259平方メートル、左右対称に四室を並べる。蚕の標本や飼育道具を置いた展示室が無料で公開されている。
旧農林省蚕糸試験場新庄支場渡廊下及び便所は山形県新庄市にある昭和9年築の平屋建。庁舎の北面から北へ延び、蚕室など各棟を結ぶ外壁付きの通路で、建築面積390平方メートルは敷地の登録10件のうち最大である。
旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎は、山形県新庄市石川町にある昭和12年建設の木造2階建ての庁舎で、平成26年に登録有形文化財となった。雪国の暮らしを研究した雪調の建物で、急勾配の屋根にドーマー窓を並べる。
山形県長井市の旧松岡家住宅馬屋は昭和7年(1932年)建築の馬屋。主屋の土間に接続し、内部に二つの馬房とマセ棒の穴を残す柱がある。つし二階建、元茅葺。令和4年(2022年)に国の登録有形文化財となった。