全国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
全国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
沖縄県浦添市勢理客に伝わる獅子舞。梯梧の木彫りの頭と毛皮状の胴を持ち、毬遊びやシラミかきなど十一の芸種を精度高く演じる。昭和48年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財に選択。旧暦八月の十五夜祭で見られる。
沖縄・竹富島で旧暦九月から十日間営まれる種子取(タナドゥイ)。約六百年続く播種の農耕儀礼で、七・八日目には玻座間と仲筋の両集落が世持御嶽前で約八十の演目を奉納する。一九七七年国指定の重要無形民俗文化財。
沖縄県多良間島で旧暦八月の三日間続く奉納芸能、八月踊。人頭税の皆納を祝う祈りに始まり、獅子舞や棒踊、明治期に伝わった組踊までが仲筋と塩川の両字で演じられる。一九七五年に国の選択無形民俗文化財となった芸能である。
那覇市安里に伝わるフェーヌシマは、南方系の棒踊りと大和の念仏踊りが融合した沖縄独自の民俗芸能です。1979年に国の記録選択無形民俗文化財に選択され、赤毛のかつらと腰蓑をまとった踊り手による勇壮な棒打ちと瓢箪踊りが見どころです。
沖縄県宮古島市上野・野原に三百年続く豊年行事。旧暦八月十五夜、ツカサが十一の御嶽をめぐって祈り、夜は青年の勇壮な棒踊と女性の哀調を帯びた舞、巻踊、そしてクイチャーへと続く。一九八〇年に国の選択を受けた民俗芸能です。
日本最南端の有人島・波照間島で旧暦7月14日に行われる島最大の伝統行事「ムシャーマ」。弥勒(ミルク)を先頭にした仮装行列、太鼓・棒術・獅子舞・念仏踊りなど多彩な民俗芸能が奉納される、先祖供養と五穀豊穣を祈る壮大な盆行事の魅力をご紹介します。
沖縄・宮古諸島に伝わる集団の歌と踊り、クイチャー。広場で輪をつくり、声を合わせて手を打ち、大地を踏んで躍り上がる。豊年祭や雨乞いに踊られ、人頭税廃止を喜ぶ漲水のクイチャーでも知られる。二〇〇二年に国の選択無形民俗文化財となった。
沖縄県宮古島市に伝わる「宮古島のパーントゥ」は、全身にツル草と神聖な泥をまとった異形の来訪神が集落を巡り、人々に泥を塗りつけて厄を払う伝統行事です。1993年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2018年にはユネスコ無形文化遺産にも登録。島尻のパーントゥ・プナハと野原のサティパライの2つの形態を持ち、日本の来訪神信仰の典型として世界的に高く評価されています。
岩手県奥州市江刺に伝わる獅子神楽。早池峰神楽の流れをくむ大償内斎部流の流儀で、明治のはじめに鴨沢へ伝わった。式六番や女舞など三十六番の演目を保ち、明治五年以来、火防せの門打ちを毎年欠かさず続けてきた県指定無形民俗文化財。
毎年5月と11月、岩手県平泉の中尊寺に奉納される川西の念仏剣舞。前九年・後三年合戦の死者をしずめるため、忿怒面に鳥ザイをつけた踊り手が太鼓と笛に合わせて舞う。奥州藤原氏ゆかりの鬼剣舞で、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」の一部。
岩手県北上市和賀町煤孫に伝わる大乗神楽。鈴ではなく錫杖を採り物とし、一曲ごとに法螺貝を吹く修験色の濃い山伏神楽である。本地垂迹にもとづく三十三演目を継承し、昭和五十三年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財に選定された。
毎年六月第二土曜日、約七十頭の農用馬が一頭七百個の鈴を響かせ、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで約十四キロを行進する。昭和五十三年に国の選択無形民俗文化財となった、岩手に根づく愛馬の祭である。
1982年に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択された「南部のオガミサマの習俗」は、岩手県南部から宮城県北部にかけて、盲目の女性宗教者「オガミサマ」が口寄せ・加持祈祷・卜占を担い、神像オシラサマを祀って継承してきた民間信仰の伝統です。一関市の大乗寺と周辺の博物館で、その世界に触れることができます。
岩手県二戸市の似鳥八幡神社で旧暦1月6日に行われる年占の神事。井桁に組んだ高さ9尺超の木櫓を燃やし、火の粉が舞う方角と、五穀を凍らせたオコモリの崩れ具合で、その年の作柄と天候を占う。四百年以上続く小正月の火祭りである。
岩手県花巻市大迫町に伝わる早池峰神楽は、霊峰早池峰山の山伏修験者によって舞い継がれてきた神楽です。岳神楽と大償神楽の二座から成り、室町時代以前の芸能の姿を今に伝える稀有な民俗芸能として、昭和51年に国の重要無形民俗文化財、平成21年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。観覧情報、見どころ、歴史的背景を詳しく紹介します。
岩手県紫波町山屋地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財「山屋の田植踊」。小正月の頃、座敷で稲作の一年を歌と踊りで演じ豊作を予祝する伝統芸能で、早乙女の華麗な「笠ふり」と道化役一八の滑稽な掛け合いが見どころです。
岩手県三陸沿岸に伝わる神子舞は、黒森神楽の囃子と掛け合いながら女性祈祷者が神を降ろし、漁の吉凶や年回りを託宣する独特の習俗。笹の舞・水神の舞などを舞う。1993年文化庁選択。今や舞える伝承者は数人のみ。
岐阜県美濃市に伝わる美濃流しにわかは、江戸時代後期から200年以上続く即興風刺劇です。毎年4月の美濃まつりで、にわか車とともに旧市街を練り歩きながら時事風刺を演じるこの芸能は、岐阜県指定無形民俗文化財であり国選択無形民俗文化財。うだつの上がる町並みとともに楽しめる貴重な文化体験です。
宮崎県高千穂町に伝わる国指定重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」。天岩戸神話に起源を持つ三十三番の神楽が、毎年冬に各集落で夜通し奉納されます。高千穂神社では毎晩代表的な4番を公開。2025年にはユネスコ無形文化遺産への提案候補にも選定されました。
宮崎県高原町に伝わる祓川の神舞(祓川神楽)は、霧島東神社の奉納行事として400年以上継承される夜通しの神楽です。真剣の刃を握って舞う勇壮な所作や、12人が一斉に剣を振るう「十二人剱」など、他に類を見ない特色を持ち、2010年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。