全国の登録有形文化財
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財間酒造場舟蔵及び百石蔵は津和野町中座の旧山陰道に面し、江戸後期の舟蔵と大正期の百石蔵が一続きになった土蔵造平屋の酒蔵。漆喰壁に竪板張の腰をまわし、窓を等間隔に開ける。建築面積423㎡、2012年に登録有形文化財。
島根県出雲市平田町の木綿街道に建つ酒持田本店土蔵は、建築面積31平方メートルの小さな蔵。背面を平田船川へ懸造状に張り出して地下室を備える。明治後期の建築で、2019年に登録有形文化財となった。現在は一棟貸しの宿として使われている。
酒持田本店向座敷は、島根県出雲市平田町の木綿街道で店舗兼主屋と正対して建つ昭和8年の商家建築。建ちの高い総二階で、中央をカケダシと呼ぶ通路が貫き、背面の平田船川へ抜ける。2019年に登録有形文化財となった。
敷地の西南に建つ土蔵造二階建。桁行六・七メートル、建築面積二四平方メートル。割石基礎に漆喰壁、東面の出入口には掛子塗の両開戸を吊り、上部の窓に銅製の片開戸を設ける。屋敷景観を整える一棟として二〇一〇年に登録された。
津和野の本町通りに面して建つ土蔵造二階建。桁行五・九メートル、建築面積二三平方メートル。腰を海鼠壁とし、各階の窓に銅製の開戸を吊り、上部に家紋を飾る。主屋と一体で街路景観をつくる一棟として、二〇一〇年に登録有形文化財となった。
主屋の西南に建つ土蔵造二階建。桁行五・八メートル、建築面積三二平方メートル。一階を六畳の座敷とし、東面から南面へ二段の縁を巡らせ、磨丸太の垂木を配する数寄屋風意匠。二〇一〇年登録の有形文化財だが、非公開である。
島根県津和野町の本町通りに東面する町家。間口約十四メートル、木造二階建、建築面積二〇七平方メートル。柱を塗り込めた大壁造で、両端にウダツを立て、庇に幕板を下げる。二〇一〇年登録の有形文化財で、一階は今も呉服店として営業している。
島根県津和野町の下森酒造場に立つ高さ19メートルの鉄筋コンクリート造煙突。昭和32年の築で、酒米を蒸す竈の排煙のために建てられた。石州赤瓦の屋根群の上に高く聳え、地域のランドマークとなっている。
津和野・下森酒造場の旧米蔵は明治期の土蔵造で、酒造の原料である米を収めた。東正面上部には、太平の世を象徴する諫鼓鶏の鏝細工が据えられ、白漆喰の妻を静かに飾っている。左官の技が光る一棟である。
津和野・下森酒造場の旧酒蔵は建築面積444平方メートル、群中最大の木造二階建である。中央の酒蔵庫を核に増築を重ね、麹室を突き出した複雑な屋根が形づくられた。酒造りの営みそのものを姿に留めている。
津和野・下森酒造場の旧精米所は昭和前期の木造平屋建で、酒造りの出発点である精米を担った。旧米蔵の西に一段低く連なる真壁造の建物で、通りに落ち着いた街路景観を形づくる控えめな一棟である。
津和野・下森酒造場の店舗兼主屋は明治前期の木造二階建で、西の土間を店舗、東を六間取の住まいとする。七棟で唯一「造形の規範」の基準で登録され、座敷のトコや違棚の良質な意匠が評価されている。
津和野・下森酒造場の土蔵は江戸末期の建築で、七棟のうち最も古い。桁行6.1メートルの小さな蔵ながら、石州赤瓦と白漆喰の壁が見せる強い対比が印象に残り、この地の材と美意識を今に伝えている。
津和野・下森酒造場の門は明治前期の棟門で、店舗兼主屋の正面に南面して建つ。棟を青海波で飾り、一材から削り出した男梁・女梁を架す。間口5.2メートルに家の格式を凝縮した重厚な門構えである。
島根県益田市乙吉町の島田家住宅酒蔵は、江戸後期に建てられ明治期に増築された土蔵造2階建、建築面積298平方メートルの酒蔵。平成29年に登録有形文化財となった。小屋組には二つの時代の差が残り、白漆喰の壁が街路をつくる。
島田家住宅主屋は島根県益田市乙吉町の小高い丘の南麓に建つ明治21年(1888年)の主屋で、登録有形文化財。かつて酒醸造も営んだ旧家の住まいで、三列八間取の大きな平面をもち、玄関の上に屋号「叶」の鏝絵を飾る。赤瓦の大屋根が印象的である。
島根県庁舎議事堂は松江市殿町にある昭和34年(1959年)の県議会の議事堂で、登録有形文化財。本庁舎の南に渡り廊下でつながり、議場を2階中央に置く。庇で水平線を強調し、バルコニー中央に縦のルーバーを入れる。本庁舎とともにモダニズムの好例。
島根県庁舎本庁舎は松江市殿町の松江城三の丸跡に建つ昭和34年(1959年)の県庁舎で、登録有形文化財。1階をピロティとし、打放しの柱と梁を表して各階に白い庇をめぐらせる。地方におけるモダニズムの庁舎建築の好例とされる。
島根県民会館は松江市殿町、松江城の大手前に建つ昭和43年(1968年)の総合文化施設で、登録有形文化財。大ホールを中心に低層の会議室などを配し、堀を挟んだ県庁舎のピロティとあわせて列柱を並べる。令和8年から改修のため休館。
島根県立図書館は松江市内中原町にある昭和43年(1968年)の菊竹清訓設計の図書館で、登録有形文化財。L字形の閲覧室のモジュールを敷地に合わせて配し、中央ロビーに鉄骨屋根を架ける。外部の壁柱を松江城山公園に向けてそろえ眺望を確保した。