全国の登録有形文化財
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都井岬灯台は、宮崎県串間市の都井岬に建つ昭和4年築の鉄筋コンクリート造の灯台で、平成31年に登録有形文化財となった。八角形の灯塔と屋上庭園をもち、内部を公開する九州で唯一の参観灯台として親しまれている。
花峯橋は宮崎県日南市園田の堀川運河の上流に架かる昭和4年(1929年)の木造方杖橋で、登録有形文化財。コンクリートの基礎からほぼ45度に開く木の橋脚で主桁を支える、現存する数少ない木造方杖形式の道路橋。
明治25年創業の古澤醸造の中核をなす一号蔵。切妻の土蔵造二階建で、小屋組にキングポストトラスを組む。厚い土壁が温度を保ち、大甕での焼酎の発酵を今も支える、宮崎県唯一の土蔵仕込みの蔵である。
古澤醸造の主屋南側に延びる表門及び塀。大正12年頃の建築で、切妻桟瓦葺の腕木門と、真壁漆喰塗に格子窓を並べた約18メートルの塀からなる。大堂津の街路沿いの歴史的景観を整える門構えである。
古澤醸造の敷地中央に建つ麹室・検定室及び作業場。土蔵造の麹室は板壁の裏に籾殻を詰めて断熱し、硝子窓と換気口で環境を調える。明治創業以来、手造りの麹づくりを支えてきた酒造りの起点である。
大堂津の街路に西面する古澤醸造の店舗兼主屋。大正2年頃の建築で、一階正面は黒漆喰塗の大壁とし、南に入母屋造の座敷棟が続く。醸造業で栄えた町の隆盛を伝える、敷地最大の大型町家である。
古澤醸造の敷地北辺に建つ小ぶりな二号蔵。明治後期の土蔵造二階建で、半間ごとの太柱を貫で固める。南隣の一号蔵と対をなし、厚い土壁の内側で八重桜の醪を甕でじっくり発酵させる焼酎蔵である。
主屋背面に建つ古澤醸造の瓶詰操作場。昭和前期の土蔵造平屋で、外壁は漆喰と腰モルタル、戸口上部にペディメントを掲げる。焼酎が樽から瓶へと移る近代化を映す、敷地内で最も小さな蔵である。
宮崎県日向市の細島商業港に建つ細島験潮場は、現存する日本最古の現役験潮場。陸軍参謀本部陸地測量部によって明治26年に改築された煉瓦造の建屋で、五光星の徽章や江戸時代の津口番所跡の石垣が今も残る。平成30年に登録有形文化財となった。
細島灯台は宮崎県日向市細島の細島半島東端の日向岬に建つ昭和16年(1941年)の灯台で、登録有形文化財。高さ11メートルの円筒形の鉄筋コンクリート造の塔身にバルコニーを廻し、ドーム屋根の灯室を載せる。出入口や持送りに昭和期の意匠をもつ。
宮崎県日南市油津の堀川運河護岸は、明治期から昭和前期にかけて築かれた砂岩の石積護岸です。総延長2058メートルに石段7所と斜路2所を備え、飫肥杉の貯木場として栄えた時代の運河の姿を今日に残しています。
宮崎県日南市油津の堀川橋、通称乙姫橋は、明治36年8月に竣工した石造単アーチ橋です。長さ21メートル、幅員5.7メートル。飫肥の石工石井文吉が4年の歳月をかけて架けたもので、吾平津神社の参道橋も兼ねています。
宮崎市柏原に建つ松浦家住宅石蔵は、明治38年の刻銘をもつ石造二階建。建築面積約25平方メートルの小さな蔵の壁に、軒下のロンバルド帯、浮き上がる隅石、唐草文の帯、錫杖彫が刻まれる。平成28年に国の登録有形文化財となった。
宮崎市柏原の松浦家住宅を東辺で画す石塀と二基の門柱。江戸切仕上の切石を整層積とし、総延長34メートル、高さ約1.7メートル。集落の景観への寄与を理由に、同じ敷地の石蔵とともに平成28年に国の登録有形文化財となった明治後期の工作物である。
宮崎県日南市油津に佇む満尾書店は、昭和4年(1929年)頃に建てられた木造瓦葺2階建の擬洋風建築(看板建築)です。関東・関西で流行した昭和初期の典型的な商家建築が九州南端にまで波及したことを示す貴重な遺構として、2006年に国の登録有形文化財に登録されました。堀川運河や油津赤レンガ館とともに、マグロ景気で栄えた港町の面影を伝えます。
宮崎県宮崎市の県庁敷地南辺に立つ宮崎県庁舎正門門柱は、昭和7年築の鉄筋コンクリート造石張仕上げ。間口8.1メートル、高さ3.2メートルの八角主柱と2.4メートルの脇柱から成り、柱頭は本館の意匠に揃う。平成29年登録。
宮崎県宮崎市の県庁敷地東面に立つ宮崎県庁舎東門門柱は、昭和7年築の鉄筋コンクリート造石張仕上げ。間口5.4メートル、高さ2.1メートルの四角主柱と北側の脇柱から成り、正門より格を下げた副門である。平成29年登録。
宮崎県庁舎本館は、昭和7年(1932年)に竣工した鉄筋コンクリート造3階地下1階建のネオ・ゴシック様式建築です。現役の都道府県庁舎本館としては全国で4番目に古く、九州では現存最古を誇ります。設計は置塩章、施工は大林組。広島県呉市倉橋島産の御影石「議院石」、宮崎県五ヶ瀬町産の化石入り大理石、矢羽模様の丸窓ステンドグラスなど、地元の資源と昭和初期建築の粋を集めた名建築で、平成29年に国の登録有形文化財に登録されました。毎月第1日曜日には無料の見学ツアーも開催されています。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮石柵は明治40年(1907)の工作物。玉垣から北へ延び神殿域を囲み、船塚古墳の石垣に至る総延長約235メートル。石に見せた人造石で築く、神社境界の早い一例として登録有形文化財に登録された。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮御料屋は明治40年(1907)の建築。幣殿の東方に渡廊で繋がり、西の神饌所と対をなす。切妻を正面に見せる二棟が左右対称の端正な正面をかたちづくる、伊東忠太設計の登録有形文化財である。