岐阜県の史跡名勝天然記念物
岐阜県 · 史跡名勝天然記念物
令和6年に国史跡指定された姉小路氏城跡は、岐阜県飛驒市の古川盆地を囲む五つの中世山城跡。室町期に国司として土着した姉小路氏、戦国期の三木氏、織豊期の金森氏による三層の改修痕跡が石垣・畝状空堀群に残る。
岐阜県飛騨市神岡町に点在する国史跡・江馬氏城館跡。室町~戦国時代に北飛騨を治めた江馬氏の復元武家館と庭園、そして山城群の見どころやアクセス情報を紹介します。
岐阜市加納丸の内に位置する加納城跡は、関ヶ原合戦後に徳川家康が西国への押さえとして築いた天下普請の平城跡です。本丸正門に張り出した出枡形(でますがた)が「加納城型」と呼ばれる初期徳川城郭の典型として知られ、昭和58年(1983年)に国の史跡に指定されました。石垣・土塁・堀跡が良好に残り、岐阜城との歴史的対比を体感できる場所です。
岐阜県加茂郡七宗町の神淵神社境内にそびえる「神淵神社の大スギ」は、推定樹齢約850年、根元の幹周囲10メートル、樹高約43メートルの巨樹で、昭和5年(1930年)に国の天然記念物に指定されました。明治43年の土石流で根元が1メートル埋没しながらも今なお旺盛な樹勢を保ち、神話と歴史に彩られた御佩山の麓で訪れる人々を静かに迎えます。
岐阜県揖斐郡池田町の池田山麓に広がる霞間ヶ渓は、ヤマザクラ、シダレザクラ、エドヒガン、ソメイヨシノなど約1,500〜2,000本の桜が約2キロメートルの渓谷一帯に咲き誇る、国の名勝及び天然記念物。遠くから見ると山に薄桃色の霞がかかったように見えることから命名された景観美を堪能できます。
岐阜県高山市一之宮町・大幢寺境内にそびえる「臥竜のサクラ」。龍が臥した姿に似た樹形で知られる国指定天然記念物のエドヒガンザクラで、樹齢は1100年余。4月中旬〜下旬の桜まつりには多くの花見客が訪れます。
岐阜県下呂市萩原町の久津八幡宮境内にそびえる「夫婦スギ」は、樹齢およそ1,200年〜1,500年と推定される雄雌一対の巨樹です。雄スギは目通り幹周囲10.7m・樹高約25m、雌スギは目通り幹周囲約8.9m・樹高24.7mに達し、昭和3年(1928年)に国の天然記念物に指定されました。本殿(1412年建立)と拝殿(1581年建立)の重要文化財とともに、千年を超える時を見つめ続ける生きた歴史の証人です。
岐阜県恵那市の丘陵上に静かに残る正家廃寺跡は、奈良時代の8世紀前半に建立され、9世紀後半の火災で衰退した法隆寺式伽藍配置の古代寺院跡です。金堂の廂柱が放射状に広がる、現存遺構にも他の発掘例にもない極めて特異な構造を持ち、唯一の類例が法隆寺所蔵の玉虫厨子のみという、日本建築史上の貴重な遺跡です。奈良三彩や二彩浄瓶など中央政権との繋がりを示す出土品も豊富で、東海地方を代表する古代寺院として2001年に国史跡に指定されました。
岐阜県白川村、白山国立公園内の原生林深くに垂直に落下する落差67.4メートルの大瀑布、白水滝。約2200年前の白山の溶岩流が生んだ柱状節理の断崖を、乳白色に輝く水流が一気に駆け下ります。令和6年に国の名勝に指定された、岐阜県初の国名勝の滝の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
岐阜県美濃市の洲原神社の社叢は、青緑色の美しい夏鳥ブッポウソウの繁殖地として昭和10年に国の天然記念物に指定されました。古来「仏・法・僧」と鳴くと信じられた霊鳥の伝承、姿のブッポウソウと声のブッポウソウをめぐる歴史的発見、長良川のほとりに鎮まる白山信仰の名社、そして周辺の見どころを丁寧にご紹介します。
慶長5年(1600)、徳川家康と石田三成が天下をかけて激突した岐阜県関ヶ原町の国指定史跡。両軍の陣跡、大谷吉隆墓、東西首塚など9か所の指定地を巡り、日本の運命を決した戦場の今を訪ねます。
岐阜県高山市丹生川町、飛騨千光寺の参道に立つ国指定天然記念物「千光寺の五本スギ」。一つの根元から五本の幹が空へと伸びる樹齢千二百年以上の巨木の魅力、千光寺の歴史、円空仏との関わり、アクセス情報まで、海外からの訪問者に向けて丁寧に紹介します。
岐阜県下呂市萩原町の名刹・禅昌寺の境内にそびえる、樹齢約1,200年の国指定天然記念物。樹高約40メートル、幹周約10.3メートルを誇る飛騨地方屈指の巨樹で、雪舟筆と伝わる大達磨像や金森宗和作庭の名園「萬歳洞」とともに参拝できる、下呂温泉からも近い古刹のシンボルです。
岐阜県高山市にある高山陣屋跡は、江戸幕府の代官・郡代が飛騨を統治した役所の遺構で、主要建物が当時のまま残る全国唯一の貴重な史跡です。元禄8年(1695年)以来、277年にわたり役所として使われ続けた建物の歴史と見どころ、アクセス情報を詳しくご紹介します。
岐阜県本巣市の独立丘陵・船来山に約400年にわたって築かれた、約290基からなる東海最大級の古墳群。前方後円墳5号墳や、内部を赤色顔料で塗った赤彩古墳272号墳、出土品を集めた古墳と柿の館までを紹介します。
岐阜県可児市の古城山に築かれた標高276メートルの山城。1565年に織田信長の家臣・森可成が城主となり、嫡子長可、忠政、そして本能寺で散った蘭丸も生まれ育った森氏3代の居城。1601年の破城跡が今も残る国史跡。
岐阜県関市と美濃市にまたがる国指定史跡。長良川河岸段丘に、七世紀の方墳、白鳳期の弥勒寺跡、奈良~平安期の武義郡衙、寺院に瓦を供給した丸山古窯跡が重なり、地方豪族から律令制下の郡衙へと変貌する過程を一望できる稀少な遺跡群。