北海道の登録有形文化財
北海道 · 登録有形文化財
旭川市の北海道護国神社境内に建つ昭和10年築の登録有形文化財。鉄筋コンクリート造の躯体に切妻屋根と鬼、破風の懸魚、石張りの腰を重ねる。旧陸軍第七師団の北鎮兵事記念館として建てられ、戦後は市立博物館にも使われた。
北海道大学構内に遺る旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室。明治34年築、設計は中條精一郎。ピラスターとペディメントで正面を強調した漆喰塗大壁造の木造平屋建で、登録有形文化財に登録されている。
北海道大学に残る旧札幌農学校図書館書庫。明治35年築、中條精一郎の設計。煉瓦造2階建の小規模な書庫だが、腰積の焼過煉瓦や隅石、階段状の妻笠石に細やかな造型が見られる登録有形文化財。
北海道大学に残る旧札幌農学校図書館読書室。明治35年築、中條精一郎の設計。T字型平面の木造平屋建で、二つの頂塔と三角・櫛形ペディメント付きの窓が交互に並ぶ。旧昆虫及養蚕学教室とともに現位置に遺る登録有形文化財。
空沼岳の万計沼畔に立つ北海道大学空沼小屋。昭和3年、秩父宮雍仁親王の発意によりスイス人建築家マックス・ヒンデルが設計した。丸太組構法の木造2階建で最大30名が泊まれる、令和4年登録の登録有形文化財。
北海道大学植物園内に立つバチェラー記念館。明治31年築、明治38年に現在地へ移築された。アイヌの伝道と研究で知られるジョン・バチェラー博士の旧宅で、全面下見板張、寄棟屋根の簡素で瀟洒な洋館。登録有形文化財。
北海道大学苫小牧地方演習林に立つ森林記念館。昭和10年築の旧標本貯蔵室で、バットレス付下見板張・切妻造の教会堂風の建物の背後に、駒形屋根の牧畜舎風の棟を連ねる。屋根窓や横長窓に時代の特徴が表れた登録有形文化財。
北海道大学植物園の庁舎は、旧札幌農学校の動植物講堂の東翼部を昭和17年に移築したもの。明治34年築、中條精一郎の設計。漆喰塗大壁の木造2階建で、ピラスターとモディリオンに支えられた三角ペディメントが入口を飾る登録有形文化財。
北海道大学の古河記念講堂は、旧東北帝国大学農科大学林学科教室として明治42年に建てられた。文部省技師の新山平四郎が設計したルネッサンス様式の木造2階建で、マンサード屋根と時鐘を載せた小塔を持つ。古河家の寄付にちなむ登録有形文化財。
平取町二風谷に立つ旧マンロー邸。アイヌ研究と診療で知られる人類学者マンローの旧自邸で、本人の設計と伝わる。マンサード屋根の木造3階建、下見板張の洋館で、大きな屋根窓と妻面の出窓が意匠に彩りを添える登録有形文化財。現在は北海道大学の研究施設。
札幌市中央区に建つ昭和11年築の登録有形文化財。三井札幌別邸の新館として建てられたハーフティンバーの洋館で、正面入口上部の四葉飾りの出窓が目を引く。館内と約5.6ヘクタールの庭園を無料で公開している。
中標津町桜ヶ丘に建つ昭和3年の木造2階建倉庫。地面から60センチの高さに床を張り、内部を東西二室に分ける。正面と背面に計4つの屋根窓を穿つ腰折屋根が外観を決める。平成21年に国の登録有形文化財に登録された。
中標津町桜ヶ丘に建つ昭和3年の木造平屋建倉庫。棟の中央に四面へ窓をまわす方形の塔屋を載せ、妻の上部だけを竪羽目板張とする。北海道第二期拓殖計画で開かれた根室支場の草創期建築で、平成21年に国の登録有形文化財となった。
北海道江別市の高台に建つ昭和2年築の登録有形文化財。1階を煉瓦組積造、2階をハーフティンバー風木造とし、外装はモルタル洗出で仕上げる。北方林業研究の拠点として使われ、現在は1階がカフェとして公開されている。
北海道えりも町の幌泉灯台記念塔は、昭和3年に灯台山の頂へ建てられた鉄筋コンクリート造の灯台。昭和53年の廃灯後に山が削られて公園となり、塔だけがほぼ元の位置に残った。持送付半円アーチやデンティル装飾が見どころ。
本行寺旧納骨堂は北海道釧路市の本行寺境内に建つ昭和6年築の納骨堂。本堂と渡廊下で結ばれ、重厚な外観が境内景観をつくる点が評価されて2025年3月に国の登録有形文化財となった。竣工以来一度も修復されていないと伝わる。
北海道釧路市の高台に建つ本行寺本堂は、大正14年築の浄土真宗寺院本堂。モルタルに目地を切って石造風に見せた外壁と、木彫ではなく左官で造形した木鼻が評価され、2025年3月に国の登録有形文化財となった。
北海道旭川市6条通の松岡家住宅は、大正14年建築の木造2階建で国の登録有形文化財。入母屋造の和館と切妻造の洋館がL字に接続し、押縁付の板張壁と粗い肌のドイツ壁が向かい合う。個人所有のため外観のみ見学できる。