重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
愛知県岡崎市に鎮座する六所神社は、徳川家康公の産土神として江戸幕府の厚い保護を受けた由緒ある神社です。三代将軍家光公の命で造営された本殿・幣殿・拝殿・神供所と楼門の五棟が国の重要文化財に指定されており、金箔と極彩色に彩られた権現造の社殿は日光東照宮にも通じる壮麗さを誇ります。安産の神様としても信仰を集める名社の歴史と見どころをご紹介します。
愛知県豊田市の豊田大塚古墳から出土した須恵器一括は、1995年に国の重要文化財に指定された装飾須恵器の最高水準の作例。脚付壺、四連坏付器台、子持壺付器台など造形豊かな祭祀器が一式そろい、高校日本史の教科書にも掲載されています。現在は2024年に開館した豊田市博物館で公開されています。
豊橋市美術博物館に収蔵される国の重要文化財「愛知県馬越長火塚古墳出土品」は、東海地方最大級の前方後円墳から出土した鉄地金銅装馬具・玉類・須恵器の一括資料です。棘葉形杏葉などヤマト王権との結びつきを示す華麗な副葬品から、6世紀末葉に穂の国を治めた大首長の姿が浮かび上がります。
愛知県蒲郡市に伝わる重要文化財「範永宅歌合・越中守頼家歌合」は、平安時代に開かれた二つの歌合の記録を一巻に収めた紙本墨書の貴重な古写本。『類聚歌合』二十巻本の一部をなし、平安貴族の和歌文化と地方歌壇の活動を今に伝える。
熱田神宮に伝わる重要文化財「鏡及鏡箱」は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて作られた青銅鏡と蒔絵漆芸の鏡箱の組合せです。松竹双鶴文の円鏡・八稜鏡、桐鳳凰や蓬莱を描いた華麗な蒔絵箱が、当時の宮廷美と奉納文化を今に伝えます。名古屋・熱田神宮宝物館でじっくり鑑賞できる、王朝美術の精華をご紹介します。
愛知県豊田市の三河国三宮・猿投神社に伝わる黒漆太刀〈刀身無銘〉は、鎌倉時代の作と認められ、昭和二十七年に重要文化財に指定された一振り。霊峰猿投山の麓に七百年以上守り継がれてきた本太刀の歴史と魅力、そして由緒深き猿投神社の見どころを詳しく紹介します。
名古屋市が所有する重要文化財「古瀬戸黄釉魚波文瓶」は、鎌倉時代後期、十四世紀前期に愛知県の瀬戸窯で焼かれた施釉陶器の傑作です。中国の梅瓶を手本とした堂々たる器形に、淡い黄緑色の灰釉、青海波文と三尾の魚を組み合わせた精緻な文様装飾が施され、中世日本において唯一施釉陶器を生産した瀬戸窯の頂点を示しています。萱刈窯跡出土の在銘陶片との比較から制作年代がほぼ確定されており、中世陶磁の編年研究における基準資料としても重要な位置を占めています。
名古屋市蓬左文庫が所蔵する重要文化財「宋版太平聖恵方(金沢文庫本)」は、北宋の太宗の勅命により王懐隠らが編纂した全100巻の医学百科の南宋刊本です。鎌倉幕府執権北条氏の金沢文庫から、豊臣秀次・徳川家康を経て尾張徳川家初代義直に伝わった本書は、現存24冊と慶長補写本27冊を併せ持ち、各巻首に「金沢文庫」墨印・「御本」朱印を留めます。世界的にも貴重な宋版書として、日中医学交流史を物語る一級史料です。
愛知県豊田市の猿投神社に伝わる重要文化財「猿投神社漢籍」をご紹介します。春秋経伝集解、論語集解、史記集解、文選、白氏文集など、鎌倉から南北朝時代に書写された中国古典の写本群は、神宮寺・白鳳寺で営まれた地方の漢学の高さを今に伝える、貴重な文化遺産です。
熱田神宮に伝わる重要文化財・太刀〈銘元弘三年六月一日実阿作/鎬地ニ文祿四年守勝ノ寄進銘アリ〉は、鎌倉幕府滅亡の年一三三三年に筑前の名工実阿が鍛え、二六二年後の文禄四年(一五九五)に松下小一郎守勝が諸願成就を祈って奉納した一振り。実阿の現存作は極めて少なく、刃長八三・七センチに腰反りの深い太刀姿、二箇所に刻まれた銘の対比など、刀剣史と神宮信仰を同時に語る貴重な国宝級の名刀です。
愛知県名古屋市の熱田神宮に伝わる重要文化財「太刀 銘真行」は、平安末期から鎌倉時代にかけて伯耆国で活躍した刀工・真行による太刀です。元亀二年(1571年)八月八日、戦国武士・大久保与九郎によって熱田大明神に奉納され、その奉納銘が刀身にそのまま切り付けられています。古伯耆鍛冶の優美な作風と、戦国期の信仰の息吹を一振りに宿した、稀有な名刀です。
愛知県稲沢市・亀翁寺に伝わる木造虚空蔵菩薩坐像は、康安元年(1361年)の銘を持つ重要文化財。25年に一度しか拝めない秘仏として、宝冠や持物まで当初の姿を残し、南北朝時代の祈りを静かに伝えています。
愛知県豊橋市の山あいに佇む古刹・普門寺に伝わる、平安時代後期の優雅な仏像。八角裳懸座の上に静かに鎮座する半丈六の坐像は、定朝様式の地方への展開を示す国指定重要文化財として、東海地方を代表する平安仏の名品です。
愛知県稲沢市船橋町の船橋安楽寺に伝わる重要文化財「木造十一面観音立像」をご紹介します。像高97.8cm、榧材の一木造で、童顔のやさしい面差しが特徴の平安時代後期の名作。三十三年に一度の御開帳で知られる秘仏です。
愛媛県松山市の石手寺境内、三重塔の奥に佇む訶梨帝母天堂は、鎌倉時代後期(1275〜1332年)建立の重要文化財。一間社流見世棚造・檜皮葺の小規模ながら洗練された堂宇で、愛媛県内最古級の神社建築の遺構として貴重な存在です。安産祈願の小石を持ち帰る古来の風習が今も息づき、国宝・二王門と意匠を共にする蟇股など、建築史的価値も高い名建築をご紹介します。
愛媛県松山市の石手寺鐘楼は、柱の墨書から元弘3年(1333年)建立と分かる重要文化財。和様で三手先の組物が回縁と組高欄を支え、楼上には建長3年(1251年)銘の県内最古の在銘銅鐘が吊られる一棟である。
愛媛県松山市の石手寺本堂は、鎌倉時代末期の和様建築の特徴をよく伝える国指定重要文化財。四国八十八ヶ所霊場第51番札所として知られ、道後温泉にも近く、国宝の二王門をはじめとする中世建築群とともに参拝・観光が楽しめる古刹の魅力と歴史、見どころ、アクセスを紹介します。
愛媛県久万高原町の山深く、屹立する礫岩峰を背に建つ岩屋寺大師堂。四国霊場第45番札所の堂宇として、大正9年(1920年)に河口庄一の設計で竣工しました。宝形造銅板葺の伝統的な仏堂に、エンタシスの柱、バラと組紐の柱頭装飾、フルーティングなど西洋建築の意匠を巧みに取り入れた近代仏堂の代表作で、平成19年に国の重要文化財に指定されました。本記事では、建築的見どころ、参拝の手引き、周辺の名勝を詳しくご紹介します。
愛媛県内子町に佇む内子座は、大正5年(1916年)に建てられた木造の伝統的芝居小屋です。回り舞台や花道、枡席を備え、今なお歌舞伎や文楽が上演される「生きた芝居小屋」として、2015年に国の重要文化財に指定されました。
愛媛県大洲市に残る大洲城三の丸南隅櫓は、明和3年(1766年)に再建された大洲城最古の現存建築物です。国の重要文化財に指定され、隠狭間や太鼓壁などの巧みな防御設備が良好に保存されています。城下町散策とあわせて江戸時代の城郭建築の真髄に触れることができます。