京都府の国 宝
National Treasures of 京都府京都府に所在する国宝。
醍醐寺五重塔は、京都市伏見区の醍醐寺の下醍醐にある平安時代中期の五重塔で、昭和26年に国宝に指定された。天暦年間に竣工した平安時代中期を代表する遺構で、京都府下最古の木造建造物である。
醍醐寺清滝宮拝殿は、京都市伏見区の醍醐寺の上醍醐にある永享6年立柱の拝殿で、昭和29年に国宝に指定された。急な崖に依る懸造の大規模な拝殿で、室町時代の拝殿の重要な遺構である。
醍醐寺薬師堂は、京都市伏見区の醍醐寺の上醍醐にある保安5年落慶の薬師堂で、昭和34年に国宝に指定された。簡素な意匠ながら平安時代の特色をよく表す、数少ない平安時代の遺構である。
大仙院本堂は、京都市北区の大徳寺塔頭大仙院にある永正10年建立の方丈で、昭和32年に国宝に指定された。6室からなる禅宗方丈の典型的な構成で、現存の少ない中世の方丈建築の貴重な実例である。
大徳寺唐門は、京都市北区の大徳寺にある桃山時代の四脚門で、昭和27年に国宝に指定された。聚楽第の一門と伝え、明智門の跡へ移築されて方丈の表門となった。豊麗な彫刻をもつ桃山時代を代表する建築である。
知恩院三門は、京都市東山区の知恩院にある江戸時代前期の三門で、平成14年に国宝に指定された。徳川秀忠が発意し元和7年に完成した五間三戸二階二重門で、現存する二階二重門のうち最大のものである。
知恩院本堂(御影堂)は、京都市東山区の知恩院にある江戸時代前期の本堂で、平成14年に国宝に指定された。徳川家光が寛永16年に建立した桁行十一間の壮大な堂で、江戸初期の徳川家による大造営の代表である。
本願寺阿弥陀堂は、京都市下京区の西本願寺にある宝暦10年再建の阿弥陀堂で、平成26年に国宝に指定された。真宗寺院の阿弥陀堂として日本最大級の規模をもち、真宗本堂の完成形とされる。
本願寺唐門は、京都市下京区の西本願寺にある桃山時代の四脚門で、昭和28年に国宝に指定された。精巧な彫刻と豊麗な彩色で飾られ、桃山時代の意匠の最も優れた唐門の代表的遺構で、「日暮らし門」とも呼ばれる。
本願寺北能舞台は、京都市下京区の西本願寺の書院の北にある桃山時代の能舞台で、昭和28年に国宝に指定された。天正9年(1581年)の墨書をもち、様式が固まる前の古式をよく伝える、現存最古の能舞台である。
京都・西本願寺にある本願寺黒書院及び伝廊は、明暦3年(1657年)建築の国宝。表向きの白書院に対する内向きの書院で、面皮柱や透彫の違棚、6畳の茶室など数寄屋の手法を加え、複廊の伝廊で白書院とつながる。
本願寺御影堂は、京都市下京区の西本願寺にある寛永13年上棟の御影堂で、平成26年に国宝に指定された。親鸞聖人の木像を安置し、江戸時代の建築として現存最大級の規模をもつ、真宗本堂の頂点に位置づけられる堂である。
本願寺書院(対面所及び白書院)は、京都市下京区の西本願寺にある江戸時代前期の書院で、昭和27年に国宝に指定された。162畳の対面所と白書院からなり、桃山時代の大広間の形式を表す最も大規模な書院造の遺構の一つである。
妙喜庵書院及び茶室(待庵)は、京都府大山崎町の妙喜庵にある桃山時代の書院と茶室で、昭和26年に国宝に指定された。待庵は千利休が唯一残した茶室といわれる二畳の茶室で、国宝三茶室の一つである。
京都市東山区の妙法院にある桃山時代の庫裏。豊臣秀吉が方広寺大仏殿で千僧供養を行った際の遺構と伝わる。桁行21.8メートル、梁間23.7メートルの入母屋造で、土間と板間の上に大規模な小屋組を現す。国宝。
竜吟庵方丈は、京都市東山区の東福寺塔頭竜吟庵にある嘉慶元年頃の方丈で、昭和38年に国宝に指定された。近世の標準的な方丈形式に達する前の古式を伝える、日本に現存する最古の方丈である。
龍光院書院は、京都市北区の大徳寺塔頭龍光院にある江戸時代前期の書院で、昭和36年に国宝に指定された。小堀遠州好みと伝える茶室「密庵席」を含み、江戸時代前期の茶室の代表的な遺構である。
京都市東山区にある蓮華王院の本堂。長寛2年(1164年)創建の堂が焼失し、文永3年(1266年)に再建。千体仏を納める桁行35間の細長い堂で、京都の鎌倉時代和様の代表的遺構として昭和27年(1952年)に国宝となった。
紙本著色華厳宗祖師絵伝(華厳縁起)は、京都の高山寺が所有する鎌倉時代の絵巻7巻で、昭和27年に国宝に指定された。新羅の華厳宗の祖師義湘と元暁の物語を描き、明恵が監修したと考えられる高僧伝絵の優品である。
京都・西本願寺が所蔵する国宝の書跡。浄土真宗の開祖・親鸞が阿弥陀経を自ら書写し、余白に善導や元照の注釈を細字で書き込んだ一巻。昭和18年に観無量寿経註とともに発見された、親鸞の学びの跡を示す貴重な遺品である。