大分県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 大分県大分県に所在する重要文化財。
大分県臼杵市野津町に佇む国指定重要文化財・九重塔。1267年造立の石造層塔は豊後の石造塔婆の基礎となった文化財です。四仏を刻む美しい姿と文化的価値をご紹介します。
大分県豊後大野市の標高730mに佇む神角寺本堂は、応安2年(1369年)建立の重要文化財。宝形造・檜皮葺の優美な建築、鎌倉時代の金剛力士像、500本のシャクナゲが織りなす「石楠花寺」の魅力をご紹介。豊後の三大古刹で静寂の巡礼体験を。
宇佐宮神領大鏡は、全国4万余社の八幡宮の総本宮・宇佐神宮の神領を記録した鎌倉時代前期の根本史料です。現存する唯一の鎌倉時代古写本として重要文化財に指定されています。
大分県の個人が守り伝える国指定重要文化財「紙本著色三十六歌仙切〈兼輔/佐竹家伝来〉」は、鎌倉時代13世紀に描かれた歌仙絵の最高傑作「佐竹本三十六歌仙絵巻」の断簡の一幅です。藤原信実筆と伝えられる似絵風の繊細な肖像表現と、後京極良経筆と伝わる気品ある書が一体となった、王朝美を今に伝える名品です。歌人・藤原兼輔(堤中納言)の姿と詠歌が描かれたこの一幅は、紫式部の曾祖父にあたる平安歌壇の中心人物の面影を伝えます。1919年の絵巻分割「絵巻切断」事件で全国に散った37幅のうちの一つで、その流転の物語と王朝文化の精華を訪ねる旅へ、大分の地から誘います。
大分県国東市に伝わる国指定重要文化財「三浦梅園遺稿」は、江戸時代の哲学者・三浦梅園(1723〜1789)の自筆稿本類30種212冊と器物4点からなるコレクションです。西洋の弁証法哲学を先取りした独自の「条理学」の全貌を伝える一次資料として、日本思想史上きわめて高い価値を持ちます。隣接する国指定史跡の旧宅とともに、三浦梅園資料館で公開されています。
大分県日田市前津江町に鎮座する大野老松天満社旧本殿は、長享2年(1488年)建立の三間社流造の建築で、九州では極めて稀な室町時代の本格的な神社建築として国の重要文化財に指定されています。太い木割の正統的な様式と独特の細部技法、河童の所作を模した大野楽の奉納でも知られる山深い名社です。
大分県竹田市の八幡山中腹に建つ願成院本堂(愛染堂)は、寛永12年(1635年)に岡藩二代藩主・中川久盛が飛騨の匠に造らせた竹田市最古の木造建築物です。禅宗様三手先の組物や扇垂木、軒下四隅の天の邪鬼彫刻など本格的な建築技法を備え、国の重要文化財に指定されています。本尊の愛染明王は恋愛成就のご利益で知られ、縁結びのパワースポットとしても人気を集めています。
大分県日田市大山町に移築復元された旧矢羽田家住宅は、18世紀前半に建てられた県内唯一のくど造り住宅です。国の重要文化財に指定された別棟形式の農家建築の魅力をご紹介します。
大分県日田市夜明に佇む行徳家住宅は、江戸時代後期に建てられた国指定重要文化財の民家建築です。久留米藩の御典医を代々務めた行徳家の旧宅で、大分県西部に特徴的な曲屋形式のL字型屋根と大庄屋階級の広い土間を備えています。借景の庭園や医療資料館とともに、無料で見学することができます。
大分県臼杵市と豊後大野市の境を流れる三重川の渓谷に架かる虹澗橋は、文政7年(1824年)に竣工した石造単アーチ橋です。完成当時は日本一の径間長を誇り、九州における大型石造アーチ橋建設の原点として国の重要文化財に指定されています。地元豪商3人が私財を投じて架けた歴史や、阿蘇溶結凝灰岩を用いた優美な構造美をご紹介します。