平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
高知県唯一の国宝・豊楽寺薬師堂は1151年建立の四国最古の建造物。3体の国宝仏像と平安時代の建築技術を今に伝える山間の古刹で、日本三大薬師の一つとして知られる聖地です。
平安時代末期から鎌倉時代の最高傑作、銀銅蛭巻太刀拵。螺旋状の銀と黒漆が織りなす美しさ、高野山近くの丹生都比売神社で出会える国宝の魅力を詳しくご紹介します。
平安時代後期の歴史物語『大鏡』。文徳天皇から後一条天皇までの宮廷史を、藤原道長の栄華を軸に紀伝体で語る。愛知県の個人が蔵する六巻本「東松本」は記事の少ない古本系の古写本で、昭和28年に重要文化財に指定された。
愛知県の個人が所蔵する『古今和歌集』の古筆「筋切」。金銀の揉箔や銀泥の界線で飾った料紙に、平安後期の能書藤原定実が和歌を書写したと推定される。もとは関戸家に伝わった上巻の一部で、1952年に重要文化財に指定された。
国宝「古今和歌集残巻(関戸本)」の魅力を徹底解説。11世紀の卓越した仮名書道、紫・藍・茶・緑の美しい染紙、藤原行成伝承の書風の特徴、断簡を鑑賞できる美術館情報まで、海外の方にも分かりやすくご紹介します。
愛知県にある重要文化財、寸松庵色紙(しらゆきの)。継色紙・升色紙とともに三色紙に数えられる平安仮名の古筆で、古今和歌集巻六・第324番、紀秋岑が雪を花に見立てて詠んだ冬の歌を唐紙に散らし書きにした一幅です。
京都府宮津市の籠神社に伝わる国宝「海部氏系図」は、9世紀に作成された日本最古の系図のひとつです。古代海人族・海部氏の歴史と、天橋立のほとりに佇む元伊勢の古社の魅力をご紹介します。
寛弘4年(1007年)に藤原道長が金峯山に埋納した日本最古の経筒(国宝)。京都国立博物館に寄託されるこの平安時代の金工芸の傑作の歴史的背景、見どころ、アクセス情報をご紹介します。
鎌倉時代の僧・慶政が南宋の泉州からもたらした日本最古のペルシア語文書「紙本墨書南番文字」。イランの著名な詩人の詩句が記された重要文化財の歴史的価値と、海のシルクロードが結んだ中世の国際交流の物語をご紹介します。
州浜鵜螺鈿硯箱(すはまうらでんすずりばこ)は、平安時代に制作された重要文化財の漆工芸品です。州浜(砂州)の風景と鵜の姿を螺鈿技法で表現したこの硯箱は、当時の漆工職人の卓越した技術と日本独自の美意識を今に伝える貴重な作品です。京都府の個人蔵として伝わるこの名品の魅力と、平安漆芸の世界をご紹介します。
京都府に個人所蔵として伝わる「石造浮彫三尊仏龕」は、唐の開元十二年(七二四年)の紀年銘を持つ重要文化財です。則天武后ゆかりの光宅寺七宝台を荘厳していた宝慶寺石仏群の一点で、インド・グプタ朝様式を消化した盛唐期仏教彫刻の精華を今に伝えています。
京都国立博物館に寄託される金峯山経塚出土品の国宝・経箱群や藤原道長ゆかりの出土品を紹介。平安貴族の深い信仰と卓越した金工技術が生んだ至宝の魅力に迫ります。
京都府の個人が所蔵する重要文化財『文筆眼心抄』は、平安時代初期の高僧・空海(弘法大師)が弘仁十一年(820年)に自著『文鏡秘府論』六巻の要点を抄録してまとめた一巻本の漢詩文作法書です。日本最古級の文学評論として、また宗教者・空海の文人としての側面を伝える貴重な典籍として、書跡・典籍の分野で国の重要文化財に指定されています。
京都府所在の国指定重要文化財「無爾可宣墨蹟〈与明知客偈/咸淳戊辰夏孟下澣〉」。南宋末の臨済禅高僧・無爾可宣(石橋可宣)が、咸淳四年(西暦1268年)の初夏下旬に、知客(来客の応対役の僧)であった「明」という弟子に与えた偈頌の一幅。茶の湯の世界でも最上格の掛物とされた禅林墨蹟の名品で、京都の禅文化の源流を伝える貴重な史料です。
京都府に伝わる指定文化財「木造十一面観音立像」を紹介。十一の顔で衆生を見守る観音菩薩の象徴性、木造仏像彫刻の見どころ、京都における観音信仰の系譜を、関連寺院や博物館の情報とあわせて詳しく解説します。
昭和十八年に重要文化財へ指定された平安時代の写本。中国で失われた陸善経注などを割注の形で残し、もと百二十巻あったとされる文選集注のうち現存する一巻として、漢学伝来の古い姿を今に残す京都府所在の貴重な残巻である。
京都国立博物館に伝わる『文選 弁命論』は、中国南北朝時代の梁の昭明太子・蕭統が編纂した中国最古の詩文総集『文選』のうち、巻第五十四に収められた劉孝標の哲学的名篇です。奈良時代に日本へ伝来し、平安貴族の必読書として愛読された『文選』の写本群は、東アジアの知の交流と日本独自の受容を物語る貴重な文化遺産。書の美と思想の奥行きをじっくり味わえる京都の古典散策の旅へ、あなたをお誘いします。
平安時代の歌合二百余度を集めた二十巻本類聚歌合の第七巻断簡。治暦年間の庚申の夜に催された歌合などを記す重要文化財で、ほかに記録の乏しい歌合を残す本文と、平安後期の流麗な書、その両面に価値をもつ一巻です。
山形市の山寺立石寺に伝わる国指定重要文化財「天養元年如法経所碑」。1144年に真語僧入阿らが法華経を書写し霊窟のほとりに納めた尊い営みを記す、高さ107.5センチの安山岩製石碑です。平安仏教の息遣いを今に伝える名碑の歴史と魅力、見どころやアクセス情報を詳しくご紹介します。
千葉県内に個人蔵として伝わる平安時代の太刀。茎に銘はないものの、三条宗近の弟子であり山城国五条派の祖と伝わる刀工・兼永の作と鑑定され、昭和三十年(一九五五年)に国の重要文化財に指定されました。直刀から湾刀へと日本刀が姿を整えていった平安後期の貴重な現存例であり、平安京の貴族文化が育んだ静かで気品ある美意識を今に伝えています。