平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
岩手県奥州市江刺の浅井智福愛宕神社(藤里毘沙門堂)に伝わる重要文化財「木造兜跋毘沙門天立像」。像高175センチメートル、トチ材の一木造で、丸刀を横に使う独特の彫法により装飾的な刀痕を残す貴重な作例。平安期の貞観彫刻様式を伝える、東北に伝来した兜跋毘沙門天像の代表作です。
岩手県奥州市の古刹・黒石寺に伝わる木造薬師如来坐像は、像内に貞観4年(862年)の墨書銘を残し、明確な年紀をもつ木彫仏としては日本最古とされる国の重要文化財です。桂材の一木造で像高126cm、目尻の吊り上がった険しい表情と力強い体躯が特徴で、平安初期彫刻の編年研究における絶対的な基準作。古代東北の祈りと文化の融合を今に伝える、必見の一軀をご紹介します。
岩手県平泉・中尊寺の讃衡蔵に展示される国宝「螺鈿八角須弥壇」は、平安時代後期に制作された八角形の仏壇です。螺鈿細工・沃懸地・迦陵頻伽の金銅打出し板など、奥州藤原氏の仏教文化の粋を集めた至高の工芸品をご紹介します。
岩手県平泉・中尊寺大長寿院が所蔵する国宝「紺紙著色金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図」は、平安時代12世紀に奥州藤原氏のもとで制作された全10幀の仏教絵画です。紺紙の上に金泥で経文を宝塔の形に書写し、周囲に金銀泥と彩色で経典の内容を描いた、世界唯一の金光明経系宝塔曼荼羅の完本です。
宮城県角田市に佇む高蔵寺阿弥陀堂は、治承元年(1177年)に藤原秀衡の妻により建立された国指定重要文化財です。東北に現存する平安時代の建造物わずか3棟の一つであり、中尊寺金色堂・白水阿弥陀堂と並ぶ東北三大阿弥陀堂の素朴で力強い姿をご紹介します。
平安時代の延久5年(1073年)に大江家国が書写した『史記』孝文本紀第十は、年代の判明する世界最古の『史記』写本として国宝に指定されています。漢文訓読の貴重な訓点を残し、日本語史・学問伝承の第一級資料として東北大学附属図書館に所蔵されています。
仙台市の東北大学が所蔵する国宝「類聚国史巻第廿五」の魅力を紹介。菅原道真が勅命を受けて892年に完成させた六国史の分類編纂書で、平安時代後期の貴重な古写本です。
宇治川東岸に建つ国宝・宇治上神社本殿。2004年の年輪年代測定で1060年頃伐採の檜材と判明し、現存最古の神社建築とされる。一間社流造の内殿三棟を覆屋が包む特異な形式で、左殿の古風な蟇股が最古の証となる。
京都・東寺の講堂の北東に建つ宝蔵は、校倉造で三間四方の倉である。解体調査によって平安後期にさかのぼると確認され、五重塔や金堂よりも古い、境内で現存最古の建築とわかった。国宝・東寺百合文書もこの倉に伝来した。
京都府木津川市の当尾の里に佇む浄瑠璃寺三重塔は、治承2年(1178年)に京都から移築された国宝建築です。薬師如来を安置し、池を挟んで本堂と向き合う浄土式庭園の東の象徴として、平安時代の仏教世界観を体感できます。
京都府木津川市に佇む国宝・浄瑠璃寺本堂は、平安時代に数多く建立された九体阿弥陀堂のうち唯一現存する貴重な遺構です。浄土式庭園、三重塔、当尾の石仏めぐりなど、見どころを詳しくご紹介します。
天暦5年(951年)に完成した京都府最古の木造建造物・醍醐寺五重塔。国宝に指定された両界曼荼羅と真言八祖の壁画を有し、世界遺産の境内にそびえる平安時代の至宝をご紹介します。
京都・醍醐山の頂に建つ醍醐寺薬師堂は、保安二年(一一二一)に再建された平安期の貴重な遺構で国宝。蟇股や組物に古式を保つ。旧薬師三尊像は霊宝館へ遷り、堂へは女人堂から徒歩約一時間で至る。
京都・仁和寺に所蔵される国宝「医心方」(第一・第五・第七・第九・第十残巻)の歴史と魅力を紹介。984年に丹波康頼が編纂した日本最古の医学全書の価値、見どころ、拝観情報を詳しく解説します。
京都・陽明文庫に所蔵される国宝「歌合〈巻第六(十巻本)〉」は、藤原頼通が企画した日本最古の歌合集成の一巻です。平安時代中期の名筆による仮名書道の美と、約170年間に催された46度の歌合の記録を伝えるこの至宝の魅力、国宝指定の理由、見学方法、周辺の観光情報を詳しくご紹介します。
弘法大師空海が唐の恵果阿闍梨から授かり日本に持ち帰った国宝・横被。教王護国寺(東寺)所蔵、京都国立博物館に寄託される唐代染織の至宝の歴史と魅力をご紹介します。
京都・東寺が所蔵する国宝「海賦蒔絵袈裟箱」は、平安時代に制作された研出蒔絵の傑作です。弘法大師空海が唐から持ち帰ったと伝わる袈裟を納めた箱には、金銀で海の情景が描かれ、日本最古級の蒔絵として極めて高い歴史的・芸術的価値を持ちます。
京都・陽明文庫所蔵の国宝「神楽和琴秘譜」は、藤原道長の筆と伝わる日本最古の神楽歌譜面です。平安貴族が奏でた和琴の秘曲と宮中御神楽の世界をご紹介します。
京都・上賀茂神社に伝来する重要文化財「賀茂別雷神社文書」は、平安時代後期から江戸時代にかけての古文書13,639通からなる日本最大級の神社文書群です。源頼朝の下文や織田信長の禁制、約1,400通に及ぶ月次算用状など、日本史を動かした人物たちの足跡と神社運営の実態を伝える第一級の歴史資料を紹介します。
京都・神護寺が所蔵する国宝「潅頂歴名」は、弘法大師空海が弘仁3年(812年)に行った日本初の灌頂の記録。三筆の一人として名高い空海の自由闊達な書風を伝える貴重な真筆を紹介します。